市塔承のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
化学専攻の院生である主人公は部分的に記憶を失った状態で目覚める。気晴らしにと渡されたのは『女王陛下に捧ぐ、王家の宝の在処』という五つの作中作が入れ子構造になった本だった。王家の宝の在処を隠した暗号書として存在する本から溢れ出すのは、消されてきた歴史と人々の想いであった─
メフィスト賞受賞作。
五つの入れ子構造、という点に惹かれて買ったけど"いま"が描かれていて重い気持ちに。
信仰を利用した宗教組織の侵略戦争、殺傷武器を作り出すこと、殺される者たちの苦しみ。科学と宗教は善きことを成して欲しいという作者の叫びが聞こえるようである。
月の神を信仰する拝月教を国教とする共和国。 -
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Posted by ブクログ
複雑な階層から真実を導き出す…という発想自体は面白いと思った。
しかしそれを肉付けする人物描写が非常に拙く、やりたい展開のために無理やり人が動いているようにしか見えなくて終始ご都合展開が続いているように見えた。
ラストにかけて一番人物の動きを繊細に描かなければいけないのに、やっとでてきた一族の末裔の顛末すら曖昧で謎解きが終わったらフェードアウト…というあまりにも酷い扱い。主人公を含めすべての人物がアイディアを成り立たせるためのコマでしかなく、小説としてはかなり稚拙な部類に入る。
二部に入ってからの謎解きも雑だなと思う箇所が散見された。
叙述トリックを使ってはいるが、全体的に文章が拙いせいで爽 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「最後の一行 white」よりもこちらの方が最後の一行のインパクトが強かった。
◆市塔承「プカプカ塔」
伝染病を治す特効薬として、鳥の卵を求めにとある島に辿り着いた3人の男。
島には先住民がいて、捉えられてしまったが、先住民の話す言葉がオノマトペで構築されているのは、新逸だった。全くわからない言葉ではないから、考えたら分かりそうなもどかしさがあった。
結局、完璧に意思疎通はできず、最終的には自分たちの行いのせいで目的は達成できず、言葉の意味を取り違えたせいでバッドエンドになったが、「なるほどそういうことか!」とページを戻ってしまった。
ネタバレしない範囲で、知ってても問題ない単語
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Posted by ブクログ
タイトル通り「最後の一行」に慄け! 脂がのってるミステリー作家陣が織りなすミステリー作品集。
■きっと読みたくなるレビュー
今年1月に発売された『最後の一行 white』に続く『black』バージョン。脂がのってるミステリー作家陣が織りなす作品集で、タイトル通り「最後の一行」が強烈。
まぁ皆さん挑戦的で、何でもありな作風。オリジナリティが強すぎてぶっ飛びます。
イチ推しは東川篤哉先生。キャラクター、会話劇は超一流ですよね。わちゃわちゃ感は天下一品、ミステリー愛もめっちゃ伝わってくるし、大好きですね。みなさん、今後の作品にも期待しています!
●プカプカ島/市塔承
疫病の特効薬を追い求め、 -
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