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Posted by ブクログ
タイトル通り「最後の一行」に慄け! 脂がのってるミステリー作家陣が織りなすミステリー作品集。
■きっと読みたくなるレビュー
今年1月に発売された『最後の一行 white』に続く『black』バージョン。脂がのってるミステリー作家陣が織りなす作品集で、タイトル通り「最後の一行」が強烈。
まぁ皆さん挑戦的で、何でもありな作風。オリジナリティが強すぎてぶっ飛びます。
イチ推しは東川篤哉先生。キャラクター、会話劇は超一流ですよね。わちゃわちゃ感は天下一品、ミステリー愛もめっちゃ伝わってくるし、大好きですね。みなさん、今後の作品にも期待しています!
●プカプカ島/市塔承
疫病の特効薬を追い求め、とある島に行き着く医者と船員の物語。島民との言語のやりとりが奇妙で…
挑戦的ですね~! こんなの思いついてもやらねぇだろうって作品。物語自体は冒険小説なんですが、島についてからはヘンテコな会話劇になる。読み進めていくと、日常の嫌なことや悩みを忘れさせてくれる楽しさがありました。
●邪魔者/歌野晶午
とある出会いからお付き合いを始めた男女、女性の母親に悲劇が訪れ…
シチュエーション、会話劇で物語が進行していくのですが、ひとつひとつの解像度が高いんよ。仲良しの母と娘の距離感もお上手に描いてるんすよね。終盤にかけて訪れる急展開、ラストもスパっと切れ味鋭かったです。
●雷鳴と稲妻/麻耶雄嵩
山間のペンションに怪しげな奴らが集う、銘探偵メルカトル鮎の犯人当て。
全体的に若干怖くて不気味。なんつーか、事件が起きてロジカルに解答編が展開されたと思うんだけど、結局何を読まされたのかよくわからんという(爆
●そして世界がひっくり返る/東川篤哉
別荘で殺人事件が起こる、犯人を捜すも条件にあう者はひとりもおらず…
最初から最後まで本格ミステリーを真剣に愛して、真剣にふざけてる。ラスト数ページで茫然とし、ラスト1ページの強引さに震え、ラスト1行で投げ捨てたくなる作品でした。
Posted by ブクログ
whiteのときも思ったけど、最後の一行というタイトルでまとめるほどの驚きは別にない。
普通にミステリーのアンソロジーだったら最後に期待しない分もう少しおもしろく感じられそうだけど…
『プカプカ島』は初読みの作家さんだったし、オノマトペに気を取られすぎでいたから、最後の黒い卵の正体に「わー!そうだったか!そう言われればそうだよ」と楽しい驚きだった。
結果、一番おもしろい作品だった。
『雷鳴と稲妻』はこの夏メルカトル鮎シリーズに手を出そうかと考えていたので、様子見にちょうどいいと思ったけど…なにこれ?
ストーリーもおもしろい、ミステリーの世界観も好み、なのに最後ちょっとよくわからん。
本当にそんな動機で殺人するの?メルカトルってそういう人なの?それでシリーズ成り立つの?
???
とりあえずこの夏手を出すのは見送ろう。
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