市塔承のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ良かった…
どう表現したらいいのかわからないが、
読んでよかったと思える本。
2/3くらいまでは、
ふーーん、とか、へーーと読んでいたら
最後の方になって急に展開が早くなり、
一気に読んでしまった!
入れ子構造が複雑だが、
それも含め、わたしは興味深く面白く読んだ。
こんな本は読んだことがなかったから。
狂気の沙汰のレベルの入れ子。笑
マトリョーシカかな?笑
p402の
"この世界は何かを信じていることを美徳としている。〜
無条件でそれを全面的に信頼するということは、とても美しく綺麗なものに見える。
でもその美しさは、同じものを信じる人同士でしか共有されない。
そこから外れた者に -
Posted by ブクログ
ネタバレメフィスト賞受賞作であることと装丁に惹かれて手に取った。分厚くて読み切れるか不安だったけど問題なかった。
この本を今から読む人は何のネタバレも踏まずに読んで欲しい。(私に才能があればネタバレせずに面白さを書き残せただろうに...)
↓ネタバレあり感想
この本の特徴はなんといっても、複数の入れ子構造になっているところで、著者は書きながらよくこんがらがらなかったなと感嘆する。
ミレイがダルがってる部分が少しノイズに感じたり、複層構造であるが故に物語の進むテンポが悪いと感じる箇所もあったが、ミレイがヒアヌビレにツッコミを入れる場面で私自身もミレイにツッコんでいる様はメタ的な複層構造の効果を体 -
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Posted by ブクログ
タイトル『それはそれはよく燃えた』の1文から始まるショートショート集。
ネットの炎上、恋心、火事など、こんなものまで「燃える」のかと思える作家25人の25作を1冊の本で読めるのはとても贅沢。
でも後味は25作25様で、ほっこり甘いものもあれば苦々しいもの、ざらっと心地悪いものなど本当にさまざま。
クイズノックのファンなので河村拓哉さん目当てでこのシリーズを読み始めたが、矢樹純さん、三津田信三さんなど、このシリーズは毎回新しい作家さんと出会えて、読書の幅が広がって嬉しい
私は総じてホラーが好きなので、今回の『それはそれはよく燃えた』はぞくっとする話が多くて、とても好み。不穏で悲しくて残酷 -
Posted by ブクログ
メフィスト賞受賞作。471ページとなかなかのボリューム。エリメという大学で化学の研究している男性が部分的な記憶喪失となって目覚めるところから始まるお話。療養のためしばらく自宅ですごし、本を読み漁り、大学に戻る時に読む本で表題の本に取りかかるのだが、これが本の中に本が語られという4層入れ子状態になり、はっきり言って読むのが辛いです。ただ、あとで主人公らが振り返りしてくれるので、完璧に理解しなくても、大丈夫。あと、詩の表記が多く、ページ数ほど重くありません。最終記憶戻って一気の謎解きらへんがクライマックスなので、前半は頑張って読みましょう。
小学生でも凄くダメじゃないけど、戦争や殺しも出てくるのと -
Posted by ブクログ
千夜一夜物語のような入れ子構造で王国(宗教)の成り立ちと隠された秘宝。
この手の入れ子構造物語ってただただカオスになりがちなんだけど物語としてうまいこと成り立てていけてるのがすごい。
面白かったです。月をあがめたり聖戦とかいろいろ現実の何かを想起しないでもないけどあくまでもフィクションで。全体的にあんまり救いがないような暗さもあるし、最終章前は「玄関開けて入ってくるのが軍」みたいなバッドエンドも想像しましたが。というかフィクション色の強い宝探しものくらいのゆるい気持ちで読んだので最後の放射性物質うんぬんはちょっと逆に興ざめではあった。
いやしかし、デビュー作なんですね。しかもかなりお若い作者 -
Posted by ブクログ
ネタバレwhiteのときも思ったけど、最後の一行というタイトルでまとめるほどの驚きは別にない。
普通にミステリーのアンソロジーだったら最後に期待しない分もう少しおもしろく感じられそうだけど…
『プカプカ島』は初読みの作家さんだったし、オノマトペに気を取られすぎでいたから、最後の黒い卵の正体に「わー!そうだったか!そう言われればそうだよ」と楽しい驚きだった。
結果、一番おもしろい作品だった。
『雷鳴と稲妻』はこの夏メルカトル鮎シリーズに手を出そうかと考えていたので、様子見にちょうどいいと思ったけど…なにこれ?
ストーリーもおもしろい、ミステリーの世界観も好み、なのに最後ちょっとよくわからん。
本当に -
Posted by ブクログ
ネタバレこういう構成の小説は初めて読んだ。最初に登場したエリメという人物が読んでいる本があり、その本の登場人物が本を読み、またその本の人物が本を読んだり、別の本を見つけたり‥‥。毎日途中、途中まで読んでいくと今読んでいるページの【本】はどの人物が読んでいる【本】何だっけ?と分からなくなって、パラパラと前のページを毎回めくりながら読み進めた。
序章がこんな感じだったのだが、1章からが怒涛の展開だった。宝探しの物語が歴史探求の物語へ。それから自身と身内の罪の話へと変わって惹きつけられた。
宗教も化学もエネルギー資源も、それ自体が悪いのではなく、それを利用しようとする人間が悪なのであると。深く刺さった。
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Posted by ブクログ
架空の国を舞台にした歴史ファンタジーであり、ミステリー要素もある作品。
大学院で化学の研究に勤しむ主人公エリメは、ある日強い精神的ショックで意識を失ってしまった。数ヶ月の昏睡を経て自宅で目を覚ますが、倒れた頃の記憶を失っている。どうやら恋人であったジアネの交通事故死が関わっているようだが…。
健康を回復し大学に戻るにあたり、旅の道連れに自宅から一冊の本を持っていくことにした。その本『女王陛下に捧ぐ、王家の宝の在処』には予想もしていなかったこの国の過去が書かれていた…
第66回メフィスト賞受賞作、著者は若干二十歳の大学生、「5つの作中作が入れ子構造になった」作品、そして美しい装丁に惹かれて手