竹内薫のレビュー一覧
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「書評本の書評」みたいで変な感じだけど、このところ“理系への憧憬”みたいなものがあって、読むべき本探しの目的で手に取った。『プリンンキピア』『種の起源』みたいな超古典から、現代数学の良書まで、紹介される科学本はどれも魅力的にうつる(宇宙だけは興味の範囲外だけど…)。既読は、たぶん『統計でウソをつく方法』(名著‼)くらい。
「基本的に『ガリ勉』は天才にはならない」「(明治の日本で)実験などが必要でお金がかかる学問を『理系』と呼んで、特にお金がかからないものを『文系』と呼んだ」……、ちょいちょい挟み込まれる小ネタも味わい深い。
「そうそう!」と妙に納得感があったのが、大学の数学科について触れた -
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良かったことは、相対性理論に初めて面と向かったこと。残念だったことは、本書の主題はループ量子重力理論であって、相対性理論ではなかったこと。つまり、これはワタシが本書の序盤戦(に出てくる相対性理論)で苦戦し、本丸(ループ量子重力理論)までたどり着けなかったということ。
それでも、投げ出さずに最後まで読めたのは、物理学と哲学には共通するものがあるという著者の指摘に共感できたから。時間と空間に関する議論は物理学のものだけではなく、古くから哲学者が取り上げてきた。その事実をデモクリトス、ダンテからプルーストまで引用して語っている。
第9章には「科学とは、「技術」を提示するより前に、まずもって「見方」を -
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ネタバレ湯川秀樹:日々生きる事は、一歩進むことでありたい
朝永振一郎:何日も何日も考え続けて、難しい問題が解けたときの喜びは、たとい答の出ている練習問題であったでも、それは純粋に学問的な創造の喜びに近い
江崎玲於奈:人生の生きがいとは何であろうか。それは、自分の才能の限界に挑戦することではないであろうか
小柴昌俊:人間の進化は大学の中ではなく、社会に出たときに問われるものですから
益川俊英:学ぶとは新しい価値観を身に付けること、僕はそんなふうに考えています
小林誠:わからない時は諦める。そしてまたやりたくなるまで待つ
赤﨑勇:読書と言うのは自分と対話をすること。研究に直接プラスになるかと考える以前の問 -
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長い期間、本書を読んでいた。
12の未解決問題について書かれているが、最も注目したのは心脳問題である。
茂木健一郎の研究テーマであるクオリアは心脳問題の一種であり、養老孟司は「心は脳の構造が可能にする機能であり、構造と機能は同じものについての異なる見方にすぎない」と言っている。
そんなことから、このテーマに注目したのだろう。
心脳問題は最も古いテーマの一つと言える。
古くはデカルトがこの問題について考えている。
心と体という二元論の考え方であるが、二元論で捉えにくいところに心脳問題の難しさがある。
著者はその解決の糸口が、マイケル・ポランニーの「暗黙知の理論」にあるのではないかと主張する。
つ -
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ウィトゲンシュタイン
私の言語の限界は、私の世界の限界を意味する
実存主義
自らの責任で自らを将来に向けてプロジェ(投企)すること。それが人間の形成である。
いつから人間が動物の主人になったのか?
人間が飼ってる動物しか生きる権利はないのか?
ただの人間じゃないか!
文化的免疫力
サリンは、純粋培養された科学者が宗教に傾倒してしまった説。小さい頃から「良いこと」しか学ばなかった人たち?
フッサール
エポケー(カッコ入れ)
セザンヌ
小林秀雄
徒然なる心がどんなに沢山のことを感じ、どんなに沢山な事を言わずに我慢したか
文理の垣根を超える事。どちらかしか知らないのは世界の半分しか知ら -
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