竹内薫のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ湯川秀樹:日々生きる事は、一歩進むことでありたい
朝永振一郎:何日も何日も考え続けて、難しい問題が解けたときの喜びは、たとい答の出ている練習問題であったでも、それは純粋に学問的な創造の喜びに近い
江崎玲於奈:人生の生きがいとは何であろうか。それは、自分の才能の限界に挑戦することではないであろうか
小柴昌俊:人間の進化は大学の中ではなく、社会に出たときに問われるものですから
益川俊英:学ぶとは新しい価値観を身に付けること、僕はそんなふうに考えています
小林誠:わからない時は諦める。そしてまたやりたくなるまで待つ
赤﨑勇:読書と言うのは自分と対話をすること。研究に直接プラスになるかと考える以前の問 -
Posted by ブクログ
長い期間、本書を読んでいた。
12の未解決問題について書かれているが、最も注目したのは心脳問題である。
茂木健一郎の研究テーマであるクオリアは心脳問題の一種であり、養老孟司は「心は脳の構造が可能にする機能であり、構造と機能は同じものについての異なる見方にすぎない」と言っている。
そんなことから、このテーマに注目したのだろう。
心脳問題は最も古いテーマの一つと言える。
古くはデカルトがこの問題について考えている。
心と体という二元論の考え方であるが、二元論で捉えにくいところに心脳問題の難しさがある。
著者はその解決の糸口が、マイケル・ポランニーの「暗黙知の理論」にあるのではないかと主張する。
つ -
Posted by ブクログ
ウィトゲンシュタイン
私の言語の限界は、私の世界の限界を意味する
実存主義
自らの責任で自らを将来に向けてプロジェ(投企)すること。それが人間の形成である。
いつから人間が動物の主人になったのか?
人間が飼ってる動物しか生きる権利はないのか?
ただの人間じゃないか!
文化的免疫力
サリンは、純粋培養された科学者が宗教に傾倒してしまった説。小さい頃から「良いこと」しか学ばなかった人たち?
フッサール
エポケー(カッコ入れ)
セザンヌ
小林秀雄
徒然なる心がどんなに沢山のことを感じ、どんなに沢山な事を言わずに我慢したか
文理の垣根を超える事。どちらかしか知らないのは世界の半分しか知ら -
-
-
Posted by ブクログ
サイエンス作家竹内薫さんによる主に文系の方に向けた1冊です。
私は俗にいう理系なのですが、理系的な発想の特徴として挙げられてい4つの特徴は確かにその通りとおもわず感じてしまいました。
また、近年話題になったサイエンスに関わる時事ネタ(STAP捏造やips細胞、ヒッグス粒子など)も多々取り上げられており、なじみのない方には勉強になるかと思います。
数学や科学が好きな方よりは、そうでない方の方が読んでためになるのではないでしょうか。
************************
************************
************************
余談 -
-
購入済み
忘れているものだと気付いた!
まだ読み始めたばかりだが、最初のページから『うーん』と唸ってしまった。多少勉強して居た心算の頃から五十七年、書いて在る事をじっくり咀嚼しないと、老眼鏡を掛けないで観ている様な感覚に陥って仕舞った気がした。解って居る心算でも今一つ自信が持てないと言うか一つ一つ書いて確認しないと、頭の中だけでは何か不安でならない気持ちでした。頭の中の知識の引き出しを『見出しを付け乍ら』整理する楽しみを感じて居ます。そしてもう一人の自分に教えている様な楽しさも味わっています。
-
Posted by ブクログ
年末年始に読む本は、出来るだけ仕事から遠そうな本にしたいと思う。
という観点から、年末年始には自然科学系の本をよく読みます。とくに、日常から遠いという観点からは、宇宙論とか、量子力学とか、「何世紀も分からなかった◯◯予測がついに証明された」みたいな数学ものとか、読みます。
(複雑系とか、ネットワーク理論とか、生命システム論とかも、好きでよく読むのだけど、やはり、これは、仕事に使えそう、とか考えてしまうので、年末年始にはあまり読みません。)
というわけで、超ひも理論のブライアン・グリーンの「隠されていた宇宙」上下2冊を2日間で一気読み。
物理学のさまざまな理論、相対性理論、インフレーション