竹内薫のレビュー一覧
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優れた科学啓蒙書だな、と思った。こういう本を読む楽しさを引き出す巧みな文体で訳されてもいる。こんな大それたタイトルの本を書ける人になるのは奇跡だけど、読む人が著者と同じように生命とは何かについて考えるのを楽しむことはできる。素朴な問題ほど、偉大な科学者も普通の人と同じようなことに思いを巡らせている。...続きを読むPosted by ブクログ
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竹内薫は嫌いだが、内容はわかりやすく面白い。
ただ、古い時代の人を馬鹿にするような書き方は全く賛同できない。我々は『知っている』だけで、
当時と同じ知識、教育では彼らを超える成果は上げられないだろうに、それを馬鹿にするのは愚か。
考えとデータを積み重ねて、データを説明するのによりもっともらしい答え...続きを読むPosted by ブクログ -
子供への期待や願望を押し付けている親が多いような気がする。いつも怒っているゆとりのない親に子供の幸せを願うことはできても寄り添うのは難しいのかなと思う。子供の特徴を理解する前にまずは自身の特徴に気が付いてから、自身の特徴と子供の特徴に合わせた環境作りを整えないといけないなと思った。Posted by ブクログ
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「育て方が悪い」と親が責められることがあるけど、子どもの性質は9割が遺伝と聞くと、ちょっと気が楽になる。確かに、上の子と下の子で、全然性格が違うし、同じ対応をしていても、とらえられ方が全く違う。
子どもの遺伝による性質を知って、より良い方に向いていくようにできたらいいなと思った。Posted by ブクログ -
面白かった。筆者の考えでは、自分自身のキャラは左脳的なキャラと右脳的なキャラだけでなく、左右それぞれを皮質と辺縁系のあたりを境として上下に分割することで、上下と左右の組み合わせから成る4つのキャラに分けられるのだという。これらのキャラは、解離性同一性障害のような精神疾患ではなく、誰もが実感できるもの...続きを読むPosted by ブクログ
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題名に心が惹かれたので、この本を選びました。
字が汚いと損をすることがわかりました。
今度からは書いていたことを活かしたいです。Posted by ブクログ -
WHOLE BRAIN. ジル テイラー NHK
脳には左脳と右脳それぞれに思考と感情を司る四つのキャラが潜み
それを読み解いた稀有な体験を持つ
ジルテイラーは実に幸運な人である
神経解剖学を通して人間の何たるかを
見つめていた彼女は
釈迦に次ぐ大冒険の快挙を
意図せずして楽しく成し遂げ
無限大の...続きを読むPosted by ブクログ -
「ChatGPT革命」なので書かれている内容はAI全般についてのこと。数式は無関係、一切無し。
昨今のAIの進化へのAIが一つの専門分野でもある著者の「驚き」をわかり良く表現している。
AIを理解する必要、使う必要について説得力ある記述となっている。(150ページ程度、イラストページも少なくない、文...続きを読むPosted by ブクログ -
711
7個のリンゴとか7人の侍は見せること できても、そこから抽出された「7」という数字は、モノでも人でも から、7そのものを見ることなどできないのです。 だとしたら、リアルに思われる実数にしても、しょせんは、具体的なモノや人に 付随して使われる抽象概念であり、虚数だけを不審者扱いするのはかわい...続きを読むPosted by ブクログ -
おもしろくて一気読み!
TEDをみて購入。
自分の脳を内側から観察できるなんて。
右脳、左脳が本当にぱっくりと
綺麗にわからているのはTEDを見て知った。
そしてこの本を読むと
右と左で全く違う処理をしていることが
よくわかる。
頭の中の4人の自分。
この本を読むと
どんな話をしてるのか、
俯瞰的に...続きを読むPosted by ブクログ -
古来の東洋思想と量子力学など最新科学が交わるところが、「この世界が仮想現実である」ということが疑いの余地がないと思わせる興味深い一冊。
・著者はビデオゲームデザイナー
・シュミレーシュン仮説は、この世界をビデオゲームだと考える。
・相対性理論は光や高速移動から同時性ははいと証明。私たちは絶対的な共...続きを読むPosted by ブクログ -
トップスリーに入る、すごく好きな本。
私が想像できないものもたしかにどこかに存在しているんだと思わされた。Posted by ブクログ -
知人に勧められて読みましたがとても面白いと思いました。本書はもしかすると賛否がかなり分かれる本かもしれませんが、それは著者の主張の真偽にどこまでこだわるのかによるのかもしれません。逆に言うと私は、著者の主張であるシミュレーション仮説自体の真偽はどちらでもよく、この仮説自体が純粋に面白いので、自身の想...続きを読むPosted by ブクログ
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地球に38億年前に生命が誕生して以来、数多くの名前も知らぬ生物が生まれ繁殖し、環境の変化に適応出来ずに絶滅して行った。我々人類もその中の一種類にしか過ぎないと言うことを痛いほどガツーンと思い知らせてくれる。SDGsの議論など空しく思えてくる。我々はもっと謙虚であるべきなのだ。Posted by ブクログ
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たまたま書店で手に取り購入。感銘を受ける。
細胞、遺伝子、進化などのわかりやすい解説、ノーベル賞受賞学者の地道な研究の積み重ねや成果が出た時の喜びなどがよく伝わる。後半では科学によって生み出される生命の知識の深化がもたらす我々の未来を展望し、生物とは何かについて自論を展開する。一文一文が深い頷きをも...続きを読むPosted by ブクログ -
まずタイトルと表紙がとても素敵だと思いませんか。注釈のページが薄灰色なのも良いですね。読む時はしおりを2つ用意しましょう。頻繁に本編と注釈を行き来する事になります。画像検索しながらちびちび読みましょう。楽しいです!Posted by ブクログ
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サピエンス全史以上の読書体験。タイムマシンで地球誕生から滅亡までの生物の趨勢を眺めた気分。とても壮大なのに全く飽きない。『かつてこの星には人類という生き物がいた…』そんな火の鳥の呟きが聞こえてきそう。Posted by ブクログ