竹内薫のレビュー一覧

  • 超圧縮 地球生物全史

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    サピエンス全史以上の読書体験。タイムマシンで地球誕生から滅亡までの生物の趨勢を眺めた気分。とても壮大なのに全く飽きない。『かつてこの星には人類という生き物がいた…』そんな火の鳥の呟きが聞こえてきそう。

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    2022年10月16日
  • フラットランド たくさんの次元のものがたり

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    パズルぽいファンタジー

    ちょっと奇妙な異世界物語。語り部はいるけどヒーローはいない。モノの見え方を想像しながら読んでいくのがとても新鮮に感じました。

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    2022年08月07日
  • フラットランド たくさんの次元のものがたり

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    二次元界(フラットランド)に住む四角形が主人公の物語。

    ある日、主人公の四角形氏はほかの次元に行って帰ってくる。数学者である彼は次元の違いを理解する。お話としてはそれだけだが、二次元の世界の歴史や文化、そこに住む図形たちの生活を四角形氏が丁寧に説明してくれ、異世界を描くファンタジー作品として読みごたえがある。
    ほかのファンタジーと一線を画すのが、この世界の「認識」の仕方について多くを割いているところだろう。二次元界の住人は四角形も三角形も円もそのまま見ることはできない。見えるのは線と点である。何角形かで身分の決まるフラットランドで、図形の彼らがどう図形を認識するのかということが説明される。この説明を通して、読者はふと三次元に住む自分の視界は二次元でしかないことに思い至る。そういう仕掛けの本なのだ。

    感覚では捉えられない高次元を四角形氏はアナロジーにより理解した。それを追体験した読者も理性によって、三次元の世界から飛び出すことができるようになるだろう。目の前の世界が広がるような壮大な読書体験ができた。

    また、フラットランドは文化的にかなりのディストピアである。19世紀に書かれた本で、著者が風刺としてそう書いているのか、何の気なしにそういう世界を作ったのかは分かりかねたが、風刺と思って面白く読んだ。

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    2022年06月25日
  • すごい物理学入門

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    こんなにコンパクトにまとまった一冊に物理学の概要が学べる。しかも、読んでいて理解した気分になれるほどにわかりやすい。訳者後書き含めても150ページに、広大な宇宙全体の法則を謎とく旅に連れて行ってくれる素晴らしい本。
    一般相対性理論、量子論、宇宙の構造、素粒子、量子重力理論、ブラックホールをめぐる確率と熱について、これら6つの講義と最終講義で自然界における人間とは何者か?について学べる。
    繰り返し読んで、暗記したい。そして、何かの折に、この本の一節を交えた会話をしてみたい(気が早いか・・・)。
    イタリアの経済紙『イル・ソーレ・24オーレ』の日曜特別紙面「ドメニカ」で連載した記事に手を加えたものとある。新聞の日曜版での連載と言われれば納得のボリューム。
    本書を読んでから、量子論や量子重力理論に関する書籍を手に取りたい。帯に書いてある通り、「誰もが感動する究極の入門書」であるからだ。

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    2022年03月28日
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か

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    本人によると、生命とは自然淘汰を通じて進化する能力、としている。細胞、遺伝子、自然淘汰による進化、化学としての生命、情報としての生命の5つに分けて説明している。非常に分かりやすいので、生命のついて語る際には必需品であろう。

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    2022年03月20日
  • 科学嫌いが日本を滅ぼす―「ネイチャー」「サイエンス」に何を学ぶか―

    mac

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    国力に直結する科学力

    ・人や組織が、世界に通用する仕事をするために必要なのは、第一に使っている言語での「流暢さ」であろう。
    言語を自由に使いこなせないと、アイディアは枯渇し、コミュニケーションもうまくいかず、
    多大なストレスが生じ、大きな成果が生まれることはない。
    ・社内英語公用化の弊害は、(英語で思考することが普通でない場合)
    常に頭の中で、日本語と英語の直訳作業を強いられることにある。
    ハンデが大きすぎて、本領発揮とはいかないのだ。
    人間の脳がいくらマルチタスクに向いているといっても、
    直訳という、常に余計な作計な作業をすることに何の意味があるだろう。人間の論理的思考の大部分を司る言語は、
    付け焼刃でこなせるほど甘いものではない。
    ・流暢な日本語できっちりと発音し、それを一流の通訳が、
    世界向けに流暢な英語で発信した方が、よほど格好いいし、実益にも繋がる。
    ・今の日本で、科学が人気がない理由は、あまりにも周囲の評価を気にしすぎていて、
    科学の原点である、素朴な疑問の追及や、わくわくドキドキ感をどこかに置き忘れてしまったからかもしれない。
    ・エネルギー問題は根が深い。日本人の多くが再生可能エネルギーに対して幻想を抱いている。
    だが、科学者やエンジニアの間では、再生可能エネルギーの「限界」が常識となっている。
    火力発電や原子力発電は「濃い」エネルギーである。
    それに対し、太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギーは「薄い」エネルギーなのだ。
    原子力発電が金脈であるとすれば、太陽光発電は川で砂金を掬うようなものだろう。
    ・太陽光発電の場合、夜間や雨の日に備えた充電設備が必要だ。
    風力発電なら、風のない日をどうするか考えなくてはならない。
    家庭も工場も、再生可能エネルギーで電力を賄うためには、これからの研究開発を待つ必要がある。
    ・人間のすることにはミスや失敗がつきものである。
    問題は、そこからいかに次を導き出すかだ。
    結局、どんなことが起きても、自分の仕事を見つけて一生懸命やるしかないのである。

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    2022年09月30日
  • 99・9%は仮説~思いこみで判断しないための考え方~

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    今、なぜこんなにもヒトは信じるのだろう?と疑問が湧く。まあまあつっこめる。ただ、突っ込むと怒りだしたりするし、水を差して嫌われるってもの。だいたいヒトってのは自分も含むわけだし、程度差はあれ、なにかそうじゃないなって心はどこにも向くものだ。

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    2022年02月11日
  • すごい物理学講義

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     この本は最高だった。やはり本物の物理学者の本を読むことが重要だとしみじみ思った。

    2022/02/17再読した。
    まだ完全に理解できないが、やっと一般相対性理論や量子力学が少し理解できた。
    器としての空っぽの空間は存在しないこと、
    時間と空間は切り離すことはできず、時空間は量子的であること

    小さなものの限界があるし、無限も限界があること
    これらのことを理解せずに私たちは日常生活を送り、何かを信じて思考停止するのだ。
    だからいつも感覚で扇動されるのだ。

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    2022年02月17日
  • すごい物理学入門

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    文系でも理解できるように書かれているので是非物理が苦手な人にもおすすめ。

    機械学習に必要な数学の勉強のためヨビノリのYouTubeの動画を見始め、なんとなく気になった相対性理論の授業も閲覧。

    「直感に反する事柄を、論理的に理解するのが物理」とヨビノリが話していて、なんだかおもしろくて物理に興味をもったので買って読んでみた。

    それまで全く物理に興味はなかったものの(というか苦手意識が強かった)、物理学者の発明まで至る考え方は、イノベーション的な考え方と繋がるもんだな、、、と感じ、改めて色んな分野の本を読むことの大切さに気付かされた本。

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    2021年10月03日
  • 99・9%は仮説~思いこみで判断しないための考え方~

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    科学哲学に関して、例えを多く用いてとてもわかりやすく書かれていた。
    学問的なことよりも、一般人の身の回りに起こることに関連づけた内容が主となっているため簡単に理解できる内容が続いている。
    反面、文章の量に対して質量が他の本と比較して劣るので学問的な知識を深めたい人には向かず、初学者や教養を身につけたい人向けなのかなと感じた。
    大学の講義の第1回目に出席した気分になる。

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    2021年06月09日
  • すごい物理学講義

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    物理の歴史を知るのは面白い。

    現代に至るまでに過去の人々がどのような思考で、自然を論理的に説明しようとしてきたのか。

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    2021年05月31日
  • すごい物理学入門

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    入門編なのでページ数も少なく、
    数時間で読み終えることが出来た。

    宇宙物理は興味あるテーマだが、
    素人の自分には難解な理論が飛び交い理解が困難だが、少しずつ学んでいきたい。

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    2021年05月30日
  • 99・9%は仮説~思いこみで判断しないための考え方~

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     日本人は科学と言えば、客観的で正しいことを教えると考えがちだが、実は科学といえども仮説の集まりにすぎないことを説いてくれる啓蒙書である。すなわち、まだ反証されていない仮説の集まりが科学という訳だ。なので「99.9%は仮説」というタイトルになったのである。
     唯一の真理と思われていたことが実は違っていた、というような話は天動説、エーテル(光や磁力などを通す媒体)の存在などなど、たくさんある。前頭葉を切除するロボトミー手術を開発したポルトガルの医師エガス・モニスはノーベル賞まで受賞していたのである。主流の考え方が後に否定される例は山ほどあるようだ。つまり、科学も不確実なのである。
     かのノーベル賞物理学者ファインマン先生も「科学はすべて近似である」と喝破したと本書に紹介されている。
     仮説という言葉は少しミスリーディングかもしれない。理論とか考え方、と言っても良いかもしれない。未来永劫にわたって正しい理論とか考え方というようなものはほぼ存在しない、と考えた方が良いと言えそうだ。

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    2021年01月28日
  • 中高生の悩みを「理系センス」で解決する40のヒント

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    面白いです。
    中高生というより大人にも通用しそうな悩み解決法です。
    特にリスクゼロへのアプローチ。現実社会でリスクゼロなんてありえません。それを知っているか知らないかでだいぶ違うと思います。

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    2020年11月09日
  • すごい物理学入門

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    この手の本はわかっていない事もわかっているように書くのが多いのに、この本はわかっていない事はわかっていないとそのまま書いていて、さらに例もわかりやすく書かれているので、とてもわかりやすくて理解でき面白かった。どうもイタリアでベストセラーになったらしいが、それも頷ける。

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    2020年11月11日
  • 99・9%は仮説~思いこみで判断しないための考え方~

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    飛行機の飛ぶ原理はわかっていない。うまく飛ぶから飛ばしているのが現状である。このことからもあらゆる物事が実は仮説で進んでいるということに驚かされる。天動説から地動説しかり、今の常識は未来の常識と必ずしも一致しない。この常識を疑うことを踏まえて生活することが大事である。

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    2020年10月22日
  • すごい物理学入門

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    物理と哲学はとても近いものと思っている自分としてはとても良い本でした。
    ホーキンス然り、こういう物理本は入門ぽい感じでも途中から結構難しくなると思っていて、この本も同様でした。

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    2020年10月18日
  • すごい物理学入門

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    相対性理論に量子力学、宇宙のかたち、はじまり、そしてブラックホールなど、物理学のほぼ最前線を、中学生くらいにもわかるように解説してくれている(たぶん小学校高学年くらいだったらok)。大人の教養として役立つと思う。夜空とかも違って見えるし、ものが存在すること、動いていることのメカニズムを考えるとこの世界が成り立っていることの不思議さを思う。これ読んで物理学目指してくれる若者が出てくれるといいなぁ。

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    2020年10月13日
  • 99・9%は仮説~思いこみで判断しないための考え方~

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    もう一度読みたいと思った近年のベスト。
    無人島に持って行きたい本は?と聞かれることがあれば今はこの本をあげたい。
    それくらいすごく面白い本だった。

    著者はとても分かりやすく噛み砕いて書いてくれているのだが、初めのうちはいわゆる「理科」な話が難しく、めげそうにもなった。それはもちろん、私自身がその背景である基礎知識を知らないことが原因であるのだから著者に非はない。

    それでも読み進めていき、だんだんと著者の言わんとすることがわかってくると、ページをめくる手を止められなくなった。

    シチュエーション依存の話などは日常でも大いにある話である。
    人がいがみ合う原因の多くはこのシチュエーションのズレだと常々思ってきたが、まさか相対性理論とつながるなんて思いもよらなかった。

    昨今の日本では「非常識」という攻撃が盛んである。が、それは自分の常識を他人に押し付けているだけなのだということは常々感じている。もちろん自分も忘れないように肝に銘じておかねばならない。
    ガリレオはガッカリするだけで済んだが、今の日本では命を落とす人も多い。
    そういう意味では「自分の考える常識はあてにならない」と個人に促すことで、皆がはっと気がつくきっかけになればいいな、と思う1冊だった。
    とても分かりやすく読みやすいので、老若男女いろんな人に読んでみてほしいと思う。

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    2020年10月03日
  • すごい物理学入門

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    3時間ぐらいで読める。しかも、流し読みでなくてちゃんと体に染み込んでくる感じ。物理学というと何やら難しい表現や数式が出てきて、読んでもなんだかわからないことが正直多かった。
    しかし、本書は正真正銘、物理学を全く習わなかった読者も高資金を引き出す魅力を持っている。今でも学校の物理(高校ぐらいまで?)は古典物理学ぐらいまでで終わっていると思うが、ここでロヴェッリがいざなってくれる世界の見方は大きく異なり、刺激に満ちている。
    訳者あとがきに「高校、大学と物理を勉強してもわからなかったことが、3時間で理解できた」「高校の物理の先生がろヴェっ理だったら、僕には別の人生が開けていただろう」といった感想が紹介されているが、そのとおりだと思う。
    教育関係本(になるのかな)では、
    今年これまでで読んだ本の中でダントツNo.1。
    高校生、大学生だけでなく学校の先生も読むことを強く、強くすすめる。

    自分の中では、学びや好奇心に刺激を与える本というククリで、カーネマンの「ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか?」と、 ヘンライの「アート・スピリット」と3強。

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    2020年09月20日