竹内薫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
サイエンス作家竹内薫さんによる主に文系の方に向けた1冊です。
私は俗にいう理系なのですが、理系的な発想の特徴として挙げられてい4つの特徴は確かにその通りとおもわず感じてしまいました。
また、近年話題になったサイエンスに関わる時事ネタ(STAP捏造やips細胞、ヒッグス粒子など)も多々取り上げられており、なじみのない方には勉強になるかと思います。
数学や科学が好きな方よりは、そうでない方の方が読んでためになるのではないでしょうか。
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余談ですが、この本の冒頭には文系理系というくくりに関する話が出てきます。個人的には文系理系というくくりはもったいないと思いますし、レッテルを張っているようで嫌いです。
どちらの科目も学ぶと面白いですし、生活していく上ではどちらの能力・素養も必要です。にもかかわらず文系・理系とレッテルを張り、遠ざけるのは非常にもったいないことだと感じています。 -
購入済み
忘れているものだと気付いた!
まだ読み始めたばかりだが、最初のページから『うーん』と唸ってしまった。多少勉強して居た心算の頃から五十七年、書いて在る事をじっくり咀嚼しないと、老眼鏡を掛けないで観ている様な感覚に陥って仕舞った気がした。解って居る心算でも今一つ自信が持てないと言うか一つ一つ書いて確認しないと、頭の中だけでは何か不安でならない気持ちでした。頭の中の知識の引き出しを『見出しを付け乍ら』整理する楽しみを感じて居ます。そしてもう一人の自分に教えている様な楽しさも味わっています。
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Posted by ブクログ
年末年始に読む本は、出来るだけ仕事から遠そうな本にしたいと思う。
という観点から、年末年始には自然科学系の本をよく読みます。とくに、日常から遠いという観点からは、宇宙論とか、量子力学とか、「何世紀も分からなかった◯◯予測がついに証明された」みたいな数学ものとか、読みます。
(複雑系とか、ネットワーク理論とか、生命システム論とかも、好きでよく読むのだけど、やはり、これは、仕事に使えそう、とか考えてしまうので、年末年始にはあまり読みません。)
というわけで、超ひも理論のブライアン・グリーンの「隠されていた宇宙」上下2冊を2日間で一気読み。
物理学のさまざまな理論、相対性理論、インフレーション理論、量子力学、超ひも理論、情報理論などを突き詰めて考えていくと、結果として、宇宙は複数(というか、無限個)あると考えないと、つじつまがあわなくなる、ということになっている、という話し。
たしかに、最近、多宇宙(ユニバース⇒マルチバース)の本はかなりでている。が、さまざまなマルチバース論をまとめて、一つ一つの背景にある理論からどうして多宇宙になるのかを、ここまで親切に比較検討した本は、なかったと思う。
グリーンの本は分かりやすいことで定評があるので、マルチバースの入門書として、おすすめです。
とくに専門知識を必要としない、一般の読者を対象とした本ですが、マルチバースの話しが中心なので、ベースとなる相対性理論、量子力学、超ひも理論の入門書は、1〜2冊読んだあとのほうがいいかもしれません?
思えば,グリーンの「エレガントな宇宙」を6〜7年前に読んだのが、私が、自然科学系のポピュラーサイエンスにハマったキッカケだったな〜〜〜。「エレガントな宇宙」を読んだときには、「多宇宙論」への展開の可能性について言及はあるものの、そこのところは控えめで、超ひも理論から、いかにして実験で検証可能な予測をつくるか、ということを重視する堅実な科学者という印象だった。
が、グリーンさんも「エレガントな宇宙」を書いてから10年以上たって、かなり「実証可能性」は後退して、多宇宙派、なんでもあり派になった感じです。
この宇宙にいる私たちにとって、他の宇宙があるかどうか、は分かるわけないと思う訳だけど、実証出来るか、どうかは別にして、これだけ物理学のさまざまな理論が多宇宙を暗示しているなら、それでいいんじゃない?という気分ですね。
かぎりなく大きい宇宙があって、その宇宙は一つではなく、無数に、つぎからつぎに生まれ続けている。
と考えると、日常のいろいろな悩みは、相対的にどうでもよくなりません? -
Posted by ブクログ
ネタバレ<目次>
はじめに
第1章 教養人の話し方は、なぜわかりやすいのか
第2章 教養人が使っている「わかりやすさ」10の技術
第3章 あなたの周りの「教養バカ」7つのタイプ
第4章 語彙力こそが「わかりやすさ」である
第5章 【脱・思考停止】「わかりやすさ」にダマされるな
第6章 心に刺さるフレーズのつくり方
<内容>
タイトルからは「教養バカ」をディスる本かと思ったが、内容的には「わかりやすく」伝えるためにはどうすればいいかを書いた本だ。
では、その秘訣とは
①自分のアタマの中の「絵」を相手のアタマの中の「絵」に近づける
②専門用語や抽象表現などは避け、相手の世界に近づける言葉を選んで話す
③一文を短くして、つなぎの言葉(つまりは接続詞など)をうまく使う
④相手に興味を惹かせるフレーズをはさむ
⑤「3」にこだわる
⑥結論を先に言う
⑦伝えるためには準備が必要。その際に「カンペ」は用意すべし(ただし、できれば自分のアタマの中の「絵」を表現したものを
⑧表現技法として、語彙力を増やせ
また後半では、「わかりやすさ」に惑わされるな!ということで、そういうフレーズの裏を指摘。最終章では、トレーニング例も載っている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレサイエンスライター竹内薫によるルネッサンス人のすすめ的な4章に加え、竹内と茂木健一郎との対談2コマ。
最終的には、世間の常識や価値観を知りつつも、それに流されることなく自分の基準をもって興味の持てることに邁進すればよいという合意が踏まえられているのだが、竹内のいう「境界人」(ルネッサンス期の人々のように様々なものに興味を抱いて生きるクロスオーバー型の人間)も、自覚の仕方によってはメインストリームを流される人と変わりがないといった茂木による主張の反転の対談がセットになって、深みが与えられているように感じた。
ニュースはくだらない、繰り返し読み返す愛読書をもつなどが個人的にツボにきた。
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Posted by ブクログ
ネタバレ今現在、地球以外で人類が長期に渡って住める可能性が最も高いとされているのが火星だ。しかし、今の状態では人は住むことができない。火星を住める星にするには、火星を地球に似た星にテラフォーミングする必要がある。課題はいくつかある。
①太陽光の照射量が不十分で、気温が低すぎること
②大気が薄く、必要な量の酸素や窒素がないこと
③生命維持のための水が得られないこと
④火星の土に栄養がなく、植物が育たないこと
以上の問題を解決するために色々な案がある。火星に適応可能な植物やバクテリアを送り込んで長期間(数万年を要するそうだ)かけて火星環境を変えていくというもの。他には、巨大ミラーを使って火星への太陽光照射量を増やし、極地の氷を溶かすという案や、核爆薬を用いて地中のCO2など埋もれた大気を放出させる案、土星の衛星である氷の星ハイペリオンを火星と衝突させ(!)、火星を水で満たすという案まであるらしい。
植物や微生物を用いて、地球と同じように年月をかけて環境を変えていく方法は、恐らく取られないのではないかと思う。数万年などという期間を、人類はとても待てないだろう。(それに、その間に技術開発も進んでいるだろう)
恐らく先端技術を用いて、火星を半ば強引に住めるようにテラフォーミングするのが現実的に今後起こりうる天界だと思う。
今現在火星への有人着陸は実現していないし、オバマ大統領は2035年を目標にと発言していた。個人的には、アポロ計画を成功させたアメリカにしては随分控えめな目標だと感じた。
NASAの予算も縮小傾向にあるというし、今後は民間による宇宙開発が進んでいくのではないか。宇宙ビジネスには色々とアイデアがありそうだが、核になるのはやはり輸送ビジネスだと思う。
現状、有人で火星まで行くのに半年以上はかかるという。月と比べて距離が遠いため、仕方ない面もあるが、これほど時間がかかるようでは、移住どころではない。
せいぜい片道一ヶ月程度で行けるようにならないと、火星に関して本格的な実地調査や研究もできない。本格的な移住計画はそれからだろう。
核融合については世界中で研究が進んでいるそうだが、民間でもアメリカのロッキード・マーチン社などが開発を進めているそうだ。核融合ロケットが実用化されたとしても、1台当たり巨額のコストがかかるのでは、やはり宇宙開発にはつながらない。やがてはそれを低コスト化していかなければならない。そうした動きはやはり国ではなく民間が中心になっていくだろう。今後も動向を見守っていきたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白そうな題名だと思ったら、竹内薫の本。期待通り面白かった。
フォトリーディング&高速リーディング。高速を交えて熟読。
どちらかというと、文系の人に対する理系への招待のような本。そもそも本書に載っているような「理系バカ」は本書を読まない。「文系バカ」は読むと思う。
著者が「グーグルの非公式入社試験」を徹底的に考えたエピソードは、著者としては理系的考え方の紹介のつもりであったろうが、私としてはそのまんま「理系バカ」に思えて滑稽だった。
下記に付箋を貼った箇所の要約をのせる:
42:文系バカは話せば誠意が伝わると思っている。ややもすると中身のないのに押しつけをすることにもなる。知ってる不利も文系バカのコミュニケーションを優先した結果。
60:統計には平均値のほかにも中央値がある。平均値で判断するのは「文系バカ」(と著者が言うが、じっさんは単なる「バカ」だと思った)。
89:比喩ができないのは「理系バカ」。
95:「理系バカ」の自己優越的弊害から逃れる方法・・・そんなバカには近付かないこと。
199-200:たけしが算数を英語で勉強している話。暇を見つけてイギリスの小学校の算数の教科書を読んでいるとのこと。成功する人の影の努力を知って刺激をもらった。