竹内薫のレビュー一覧
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ネタバレ今現在、地球以外で人類が長期に渡って住める可能性が最も高いとされているのが火星だ。しかし、今の状態では人は住むことができない。火星を住める星にするには、火星を地球に似た星にテラフォーミングする必要がある。課題はいくつかある。
①太陽光の照射量が不十分で、気温が低すぎること
②大気が薄く、必要な量の酸素や窒素がないこと
③生命維持のための水が得られないこと
④火星の土に栄養がなく、植物が育たないこと
以上の問題を解決するために色々な案がある。火星に適応可能な植物やバクテリアを送り込んで長期間(数万年を要するそうだ)かけて火星環境を変えていくというもの。他には、巨大ミラーを使って火星への太陽光 -
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ネタバレ面白そうな題名だと思ったら、竹内薫の本。期待通り面白かった。
フォトリーディング&高速リーディング。高速を交えて熟読。
どちらかというと、文系の人に対する理系への招待のような本。そもそも本書に載っているような「理系バカ」は本書を読まない。「文系バカ」は読むと思う。
著者が「グーグルの非公式入社試験」を徹底的に考えたエピソードは、著者としては理系的考え方の紹介のつもりであったろうが、私としてはそのまんま「理系バカ」に思えて滑稽だった。
下記に付箋を貼った箇所の要約をのせる:
42:文系バカは話せば誠意が伝わると思っている。ややもすると中身のないのに押しつけをすることにもなる。知ってる不 -
Posted by ブクログ
数論の読み物は好きで、いろんなものを手にしてきた。
なるべく数式の少ないものを選んでいる。本書にあっては「数式は見るだけでいいんです」とまで著者が言ってくれている。でもある段階で決定的についていけなくなる。そこが悲しい。
原子核のエネルギー準位とゼータ関数の零点分布が同じかもってのも凄い発見だけど、まえがきにあった、著者の知人の息子さんのエピソードはそれ以上だ。彼は学校で九九を習った際「なぜ九九の表には、11、13、17みたいな数が抜けているの?」と質問したそうだ。
素晴らしい気づきだ。こんなこと思いもしなかったもんね。この気づきこそがすべての科学の発見につながるものなんでしょうね。 -
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Posted by ブクログ
バベッジやチューリングなど現代のコンピュータを形作った偉人を数多く登場させ、コンピュータの歴史を振り返るところから話が始まり、コンピュータの基本的な動作原理なども説明して、量子にたどり着く、量子とはエネルギーやモノなどの最小単位で粒子でもありかつ波でもあり、その存在は確率的との説明を研究者を紹介しつつ説明する。途中、暗号の話(チューリングが活躍する)も挟んでいよいよ量子コンピュータ、カナダのD-Wave System社が世界初の商用量子コンピュータを開発したが、この分野では日本の技術も使われているとのことです。また、2015年2月には日立製作所がアニーリング(計算結果を揺すって計算を繰り返して
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Posted by ブクログ
ネタバレ日本の教育制度上、理系とか文系という選択はせざるを得ない。しかし、そこで生じてしまう選択科目。特に私立大学受験を目指した勉強では、極一部の科目しか勉強しないことになる。そして、大学に入った後も大した勉強をしないで済んでしまう。
勉強はしなければならないものではない。しかし、すれば豊かな生活やよりよい仕事に結びつく。それを知らない教育者が受験だけを目的に教えてしまっている現状がある。
やはり文理を両方学ぶことが重要だ。
現在の日本は文系が管理職で理系は労働者という構図がある。理系も管理職になれる力をつけなくてはならない。個人の中の文理のバランスはもちろんだが、社会の文理バランスも然り。