素数はなぜ人を惹きつけるのか

素数はなぜ人を惹きつけるのか

760円 (税込)

3pt

“数の原子”とも言われる素数は、数学者・科学者を魅了してやまない。 素数とは、1と自分自身の他に約数を持たない数のこと。 この数字は実にミステリアスで、2、3、5、7と現れたかと思えば次は11。出没が気まぐれなのだ。 人類はこの数の規則性を明らかにするために、途方もない研究の歴史を積み重ねてきた。 なかでも数学史上最大の難題である「リーマン予想」は、素数の出現規則の解明のための最大の鍵。 それがわかれば、この宇宙の構造までも見えてくるという――。 本書では文系にもわかりやすく奥深い素数の世界を解説する。

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素数はなぜ人を惹きつけるのか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2015年09月13日

    難しい数式を美術館賞させたまま、数学的なおもしろさを文章で読ませていくので、最後まで読めました。

    数学的なおもしろさがちゃんと伝わりました。

    「本は最後まで読む必要はない」という読書術はよく言われますが、数学本は逆に「最後まで挫折せずに読めるか」が重要だと思います。

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    Posted by ブクログ 2015年10月11日

    数論の読み物は好きで、いろんなものを手にしてきた。
    なるべく数式の少ないものを選んでいる。本書にあっては「数式は見るだけでいいんです」とまで著者が言ってくれている。でもある段階で決定的についていけなくなる。そこが悲しい。
    原子核のエネルギー準位とゼータ関数の零点分布が同じかもってのも凄い発見だけど、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年05月08日

    【確かに魅力的】
    素数は法則性が見つからない不思議な数字です。

    また、現在わかっている最大の素数が何千万の桁というのもおもしろいです。
    途中、発見されずに飛ばされている素数もあるのでは・・・と思うとわくわくします。
    見つけることができれば、第一発見者になれます。

    実際に存在するが、発見されてい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年05月04日

    まえがきに書いてある子供の話しが面白い。「どうして九九の表には11、13、17、19、23みたいな数が抜けているの?」。おお、これは素数の本質を言っているなあ。小学生の観察力は凄い!

    いろいろと勉強になったけど、自分なりにまとめると、
    1.数の種類
    2.公開鍵暗号の仕組み
    3.素数階段とゼータ関数...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月12日

    数学アレルギーの私には全体的に難しかった。。 序盤に登場した素数ゼミの話は初めて知りとても興味深かった。素数年毎に大量発生するセミだけが交雑を避けられて進化論的に有利、との視点は、文系の私でも素数の原理が世界を知るのに大切なのだという事を知るのに十分な情報だった。後半が難しかったのでまた読み返したい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年11月23日

    いや~、「素数」スゴイぞ!スゴすごるっ!
    うまく説明できないが、これは「神秘」でありながら「ミステリー小説」のようだ。
    実はこういう本が好きなんです、私・・・
    (2015/4/3)

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    Posted by ブクログ 2015年12月01日

    リーマンの素数公式と、重い原子核のエネルギーの公式の間に、何か関連性があるらしいという部分は、ドラマチックで胸躍る。素数(周期で成虫化する)セミが淘汰されずに生き残る理由等々、エピソードも豊富で面白い。

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    Posted by ブクログ 2015年08月08日

    竹内さんの本は文章中の遊びが多くて集中力が高まったときに変な冗談がくるからがっかりする。
    内容は数学の話がやっぱり多くて難しい。
    素数の仕組みがわかるとすごいだろうなってということはわかった。

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    Posted by ブクログ 2015年07月05日

    数学がわからなくても…と著者は言うけれど、やはり知らないとこの面白さはわからないと思います。原子物理学の世界で素数分布が顔を出すことは驚き。

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    Posted by ブクログ 2015年05月13日

    数式をきちんと出して「美術鑑賞」のように見てもらう姿勢には諸手を挙げて賛同する。「素数に憑かれた人たち」が、素数に関する一般書の金字塔だと思うが、本書はポータルとして出来が良く、敷居は低くて奥が深い。

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