竹内薫のレビュー一覧
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[ 内容 ]
科学英語を学ぶための最適の教科書。
科学の現場でつかわれている科学英語の独特の語彙や言い廻しを、『ネイチャー』の選りすぐりの例文を読み解きながら学んでいく。
世界中の研究者が読んでいる科学雑誌『ネイチャー』が読みこなせれば科学論文の読み方・書き方、科学用語など、本物の科学英語が自然に身につく。
[ 目次 ]
プロローグ―「ドリアン・グレイ」という名のネズミ
1 解説編・『ネイチャー』を解体する(『ネイチャー』って? 科学雑誌『ネイチャー』の読み方(正攻法 裏技編) 『ネイチャー』の広がり)
2 実践編・『ネイチャー』を読む!(『ネイチャー』のトピックスを英語で読む) エピローグ -
Posted by ブクログ
語りかけるような文書でとてもわかりやすく物理学や哲学について書かれています。
でも文中に(笑)とかそういう手法自体が受け付けない人には読むのがキツイかも。
扱うのは思考実験。
簡単に言うと、「もしも○○だったら世界はどう見えるか」とか仮定の状況下での実世界がどう変化するかみたいな感じの内容。
タイトルは「猫だったら?」ですが、他にも6つの思考実験を行っています。
1.もしもあなたが猫だったら
2.もしも重力がちょっぴりだけ強かったら
3.もしもプラトンが正しかったら
4.もしもテレポーテーションされてしまったら
5.もしも仮面をつけることができたら
6.もしも小悪魔がいたならば
7.もしも -
Posted by ブクログ
ヒトが生まれてから死ぬまでの間に接するさまざまな世界や情報から、思いをめぐらし、考えをひねり出し、想像を膨らませる。歴史や現実に対する「もし…だったら」という仮説をたてて論理を組み立てていくことの大切さと面白さを再認識できる本でした。著者である竹内薫氏による口語体でかかれた平易な文章からひろがる世界観に引き込まれました。
竹内氏はMBAで著名な米国・マギル大学において物理学と科学哲学なるものを修了された方です。メディアにも登場される機会の多い方のようです。そのため、「もしもあなたが猫だったら?」という他者と自分を置き換えることで世界の見え方が変わってくるのでは?という問いの投げかけからはじ -
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複雑系の生命科学について。この本で初めて知ったが、北野宏明さんというのはなかなかのようだ。ちょっと各論に偏りすぎで、せっかくの面白い分野なので総論がもう少しあってもよかったかも。生命体が、少々の環境変化に対して恒常性を維持できるように、外部からの擾乱に対してその機能を維持することを、ロバストである、と言う。ある種の擾乱(もしくはパフォーマンスやリソース)に対してロバストさを向上させることは、想定外の擾乱に対して脆弱になってしまうというトレードオフが「必ず」存在するので、一見手ごわそうな病原体でも見方を変えると弱点が見えてくる。ロバストなシステムはモジュラー構造になっており、モジュール間はwea
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世界に冠たる科学者のための科学学術情報雑誌といえば、イギリスの『nature』、アメリカの『science』。この本は前者─ネイチャーを「英語で読み解く」コツを伝授する本です。
ふつうの英語とちがって科学英単語にはビミョウな意味合いのものが多いので、何をどう勉強したらよいかわからない…そんなアナタにオススメ☆ネイチャーから引用してきた論文(読者の興味を誘う面白い論文)を例文として翻訳しながら科学英語を覚えよう★トピックはたとえば“天は堕ちてくるか?”とか“科学者は神を信じるか?”“生命の種は宇宙から”“ティラノサイウルスとお散歩”などあまり科学っぽくない(笑)おもしろいものばかりでネイチャー・ -
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『だれにでも「場」がわかる、実感できる本』らしいが、私はその「だれにでも」には入ってないぞ。
「場」についてちょっとでもわかりたくて、サイエンスライターの著者ならど素人にもちょっとはわかる書き方をしてくれているんじゃないかと期待したけど、難しすぎ。途中から読まずに(読んでもわからん)ページを最後まで繰って終了。
一線の物理学者が新書などで宇宙論や量子論をなんとか一般人にもわかるようにしたろやないかいみたいな感じで優しく解説する努力をしてくださっているが(ま、それでも私にはあれなんだが)、この本は物理学素人には無理やろ(たぶん)。残念どした。「場」についてもうちょっとわかりたいんやけど