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誰も知らない量子重力
今までにない量子重力の解説書である。
ハイライトは第3章の二重相対論とスナイダー理論である。
この理論は知らなかったので新鮮だった。
1,2章は相対論と量子論を論じているので多くの人が既に知っているだろうが、
3,4章は多分多くの人が全く知らない内容だろう。
この2章を読むだけでもこの本を手に取る価値がある。
物理科を出た人なら3章から始めても良いと思う。
ともかく他の本で読んだことがない内容なので読む価値はある。
Posted by ブクログ
量子論、相対論からの流れを明快に説明しており非常に分かりやすかった。
ド・ジッター空間の計算に関して疑問が残る部分もあったが、大まかな内容は理解出来たと思う。
Posted by ブクログ
テーマは相対論、量子論、量子時空。量子時空に関しては量子重力理論への入り口とみなせる二重相対論を記載。二重相対論から量子重力の世界を垣間見ようとの作戦とのことである。
相対論、量子論、についてはわかりやすい(特に相対論の解説はおもしろい)が、量子時空についてはなんだかさっぱりわからなかった。
Posted by ブクログ
相対論と量子論を経て量子重力理論の入り口へとたどり着くことを目的としているが、よくわからない内容となってしまっていた。これはまだ良くわかっていないものを説明しようとしているため仕方がないと言える。また、数式に頼りすぎているためイメージがつきにくいというのもあるかもしれない。
Posted by ブクログ
特殊相対論と量子論の話で半分強の頁を割いていて、残りで量子重力理論への流れを書いてある。
この分野の本格的な物理学生はもちろん原論文を読んだほうがいい。ブルーバックスなので専門的な内容を期待するのは酷だが、エッセンスを知りたい人にはいいかもしれない。エッセンスだけでも非可換時空の話は面白かった。