竹内薫のレビュー一覧

  • 体感する数学

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    難しい数学を日常の例えで語ってくれる本。
    昔聞いたことだけあるような用語がいっぱい出てくるし、ざっくり深い数学の世界の片鱗を感じるには良い本。結局は深いのでよくわからないのだが。
    雑学を増やすには役立つよ。

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    2013年07月20日
  • 理系バカと文系バカ

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    ネタバレ

    私、本書にも書いてあるような「数学の大嫌いな」典型的文系バカです。

    「文系・理系の枠にとらわれてばかりじゃだめ」なんですね。言われてみればその通りです。読んでいてグッサグッサと胸に矢の刺さる思いでした。

    学生、子供の理系離れに警鐘を鳴らす文章もあり。理系離れから生まれる日本の「モノづくり」の危機を提言する文章もあり。


    個人的に読んでいて「おお!」と燃えたのは宇宙旅行に関する記述でした。すみません。SF好きなもので。
    宇宙までの巨大軌道エレベータ。
    完成したら、宇宙旅行が一気に実現可能になるかもしれません。

    「宇宙に行ってどうすんの?何を観るの?何を食べて、何を楽しむの?」

    という観

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    2013年06月30日
  • 体感する数学

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    数学嫌いな人にはとっかかりに、なるかも、これ読んでから浜村渚読めば数学楽しくなると思う。
    逆に数学好きな人には物足りない。もっと突っ込んだ話をして貰いたいと感じる本。ら

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    2013年06月25日
  • 量子重力理論とはなにか 二重相対論からかいま見る究極の時空理論

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     相対論と量子論を経て量子重力理論の入り口へとたどり着くことを目的としているが、よくわからない内容となってしまっていた。これはまだ良くわかっていないものを説明しようとしているため仕方がないと言える。また、数式に頼りすぎているためイメージがつきにくいというのもあるかもしれない。

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    2013年05月02日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    再読なのだが、難しい。

    きっと前に読んだときも、
    あまり理解できていなかったような気がする。

    ふだん意識していないことを考え、
    ふだん使っていない脳を使うから、
    その意味で快感はあるけれど、
    理解はできていないだろうなあ。


    でも、こういう世界(思想)にふれることは、
    とても重要な気がする。


    理系/文系、東洋/西洋の垣根を超えた
    「バランスのとれた知性」は、
    誰にとっても必要だと思う。

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    2013年05月01日
  • 99・9%は仮説~思いこみで判断しないための考え方~

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    ネタバレ

    単純な一元論や二元論を離れ、
    より大きな視点でものごとをみることが大切なのです。
    より大きな視点とは、「間主観性」と呼ばれているものです。
    世の中に100%の客観などありえない、
    【客観とは、ある意味で習慣の寄せ集めなんです。】
    問題は、どうやってバラバラな主観的仮説どうしの間を「翻訳」し、
    全体をうまく協調させるかなのです。
    間主観性というのは、ようするに、「相手の立場になって
    考えてみる」というだけのことなのです。
    科学的な態度というのは、「権威」を鵜呑みにすることではなく、
    さまざまな意見を相対的に比べて判断する“頭の柔らかさ”なのです。

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    2020年05月19日
  • 面白くて眠れなくなる素粒子

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    理解したいと思っても、根っからの文系人間には敷居の高い素粒子・量子論などなど……ですが、このシリーズはひとつのトピックが短くわかりやすいので、これなら少しはわかるかも、と期待して読みました。
    結果として、やはり理解はできません。
    かなり噛み砕いて易しく説明してあるのでしょうが、それでも文系人間には完全に理解するのは難しいです。
    ただ、ところどころ面白く読むことができました。
    また、モノでイメージすると素粒子の世界はわからない、イメージしようと思うな、と著者が仰っているのを読んで、なるほど、と納得しました。

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    2013年04月20日
  • 理系バカと文系バカ

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     理系バカと文系バカ
     そしてたけしのコマ大数学科バカと宇宙エレベーターバカ

     やっぱりこの二つの記述は欠かさなかった。しかし分量は控えめであったが・・・。

     そもそも理系と文系はわけるべきではなくどちらの要素も、人として持ち合わせていた方が良いと書いていながらなぜか、どうしても理系上りの方が優秀なんだというニュアンスがちらほらと感じるのは門外漢の浅はかな読み間違いか?

     文系理系なんてどちらでもよく本当に必要なことはいつでもどこでも誰でもが同じ知識レベルを得られるような学びの場を作るということなのではないだろうか。

     年齢層が高くなると深い知識追求をしてはいけないのか、いやこれからの

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    2013年04月04日
  • なんでもカロリー換算

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    ダイエット本ではなく、カロリーという単位を軸に身近な事例から熱量・エネルギーについて判りやすく解説している本。すぐ読めるし、物理にアレルギーのある人にお薦めかも。

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    2013年03月28日
  • 科学予測は8割はずれる

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    半日で分る科学史入門とあるように
    ソクラテスの時代から21世紀まで
    科学の発達をざっと概観していく。その中で
    単に科学の実践的な応用的な価値だけではなく
    哲学の理解の必要性が日本では欠けているのでは
    ないかという問題提起がなされている。これからの
    科学の有り様を考えさせられる。

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    2013年02月12日
  • 怖くて眠れなくなる科学

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    ネタバレ

    ブラックホールの話があって、良かった。
    どうやらブラックホールにお前らが入ると、お前ら全員スパゲッティになるってこと。
    チョココロネだと思っていた自説が覆り、コロネの具材はスパゲッティだったんだ!スパゲッティがコロネに入ると、細い先から具材があふれて新しい子宇宙の誕生!
    そんでお前らがその子宇宙でのビックバンになって純粋なエネルギーとして放出されるらしいという話だ。
    ビックバンになりたい奴はブラックホールにGO!ビッグダディになりたい奴は勝手にしろDQN!
    あと宇宙空間に放り出されると2分ほどは頑張れば生き延びることができるらしい。その際、真空の膨張で若干内臓が傷つくし、目や口を閉じていないと

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    2012年12月28日
  • ホーキング 虚時間の宇宙 : 宇宙の特異点をめぐって

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     ホーキング宇宙論をわかりやすく解説しようとしているのは見て取れるのだが、残念ながら余計に分からなくなってしまった。面白おかしく説明しようとするあまり余計な表現で主題がぼやけてしまっていたり、著者自身が果たしてホーキング宇宙論を理解できているのか疑問に思える部分も多々あった。加えて、ホーキング宇宙論の土台となる相対性理論やファインマンの経路和など前提となる物理知識の理解が必要である。したがってそれらを理解してはじめてホーキングの宇宙論にとりかかることができるのである。この前提条件がないこともあってちゃんと理解することはできなかった。

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    2012年12月22日
  • 科学嫌いが日本を滅ぼす―「ネイチャー」「サイエンス」に何を学ぶか―

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    俗世と科学

    以前、理系と文系の比較を書いていた著者で、その新書の感想も書きたい放題書いたけど笑
    本書もはじめから首を傾げる所が多々あったにも関わらず、読んでしまった。
    おそらくこの手の本を私が他に知らないためだろう。

    ともかく、
    本書はネイチャーとサイエンスの比較、科学誌の(いい意味ではない)事件、日本世論と科学の付き合い方の3本構成。
    色々突っ込みどころはあるものの(比較する時代が異なっている、とか。南方を持ち上げて種明かしで落とす、とか。)、読みやすくてよかった。
    こういう専門分野を分かり易く書くってありがたい!著者としては大変かもしれないが。
    科学誌を揺るがす大発見(理論の発見ももち

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    2012年11月25日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    さらさらと読め、面白かった。
    そして読み終わった後に気づく。これ哲学の本だったのか…

    哲学もそこまで敷居が高くない。きっと。
    自分で考えるということは、楽しいことだと再認識。

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    2012年09月30日
  • もしもあなたが猫だったら? 「思考実験」が判断力をみがく

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    もしあなたが猫だったら…物の見え方が違う。
    猫だけでなく、人間でも、同じ「赤」という色だったとしても、それが、本当に同じ色として認識しているかわからない。
    そんなことを、私も中高生くらいの時に考えて(どこかで、そんな話を聞いたんだと思うけど)、この他の人と共有できない感覚を不思議に思った。

    もしも重力がちょっぴりだけ重かったら…宇宙が潰れちゃう!逆に、軽かったら、どんどんどんどん離れて行って、「夜、星空を見上げても、ロマンチックな星空なんて何も見えない真っ暗な宇宙になってしまう」かもしれない。という思考実験。

    他にも、量子の話やブラックホールの話、哲学者のプラトンの話まで!!
    「もしもあな

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    2012年10月12日
  • ねこ耳少女の 相対性理論と超ひも理論

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    はっきり言って難しい。わかりやすく解説しているつもりなのだろうけど追いつけない。しかしながら、前作含めて何度も読み返していると、少しずつ「概念」の部分を理解できるようになってくる。完全に理解するのは無理だろうけど、「ああ、相対性理論ってなんとなくアレなやつだよね」くらいの知識は得られるようになります。とにかく萌えの力で何度も読みなおそう。

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    2012年08月31日
  • 科学予測は8割はずれる

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    センセーショナルな題名で思わず手に取りました。題名とは裏腹に、科学史に関する御本でした。
    日本が科学の表面的な部分しか輸入しなかったのが、今の日本がおかれている国際的な立場をよく表していると。でも、日本人根性を引きずり外国企業との戦いを生き残りをかけて戦っていかなくちゃいけないんですね。きつそう。

    一方では、アジアの国々の方とは同じ土俵にいるような気もしますけど、何でこんなにもコテンパにやられちゃってるのでしょうかね。

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    2012年06月24日
  • 赤ちゃんはなぜ父親に似るのか 育児のサイエンス

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    プレパパ・ママがどうやって子どもを産んでいくか、科学的に理解することができる。
    また、乳児の子育てのいポイントや、そのときのママの状態を科学的に理解して助けることで幸せな家庭を築く。

    3つのポイント
    ・パパが育児に参加するメリットの傾向
     → 子どもの脳の発達がよく思考力がつく
     → 社会的なつながりを意識・共感力

    ・ママには「サンマ(三間)の危機」がある
     → 自分の居場所がないと感じてしまう
     → 時間・空間・仲間
     
    ・育児は責任重大である
     → ママが一人でやっているケース
     → 24時間、自分のことは後回しでやっている
     → 子どもによかれと思ったことをやっているが評価もねぎらい

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    2012年06月12日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    シュレ猫がいい味を出してます。
    大きく分けて哲学書的な部と小説的な部分とにわけられるんですけど 、個人的には小説的な部分が好きです。
    各々の思想も解りやすく書いてあると思います。

    竹内薫は外れ無しですね!

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    2012年05月26日
  • したたかな生命

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     生体機能が、制御工学の概念に似ていることは直感的には理解していても、具体的にそれが何か指摘できる人は少ないはず。本書を読むと、「あくまで仮説」と断わってはいますが、生命の進化の過程が、ロバストネスを高める方向に進んできたことが理解できます。例えば現代病の代表格である糖尿病。「そもそも生体は、血糖値が上がる方向にシフトしやすいようにできている。それは飢餓状態を克服するための進化の結果だ。」という。飽食の世にあって、そもそも緊急避難機能であったインスリン抵抗性(不要なインスリン消費を抑える)が跳ね返りとして生体に作用し、糖尿病を発症させるというメカニズムだそうです。
     ロバストなメカトロシステム

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    2012年05月15日