竹内薫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
受験勉強をしていたころ、適性診断テストのようなものを受けたことがある。結果は「人間工学」「教育工学」といったものだったように記憶している。理系なのか?文系なのか?さっぱり分からなかった。
この本を書店で見つけた時、それを思い出したので読んでみた。
マー、やっぱり良く分からないな。
最後の方に「・・・5か条」というのがあって、その5番目を引用しておこう。
「気になったものは人に話してみる」とある。その通り!共感!自分はSNSやメルマガなど色々発信しているのはまさにこれだ!
もう一つ。これも巻末に、「★理系ワールドを楽しむオススメの10冊」があった。なかなか興味深いリストだ。
「ご冗談でしょう -
Posted by ブクログ
タイトルは『「プログラミングができる子」の育て方』ですが、
・自分の頭で深く考えられる子
・創造力のある子
の育て方と言い換えて良い内容。
プログラミングそのものをどのように教えるかという内容ではない。
筆者の言いたいことは、プログラミングはツール・手段であって、目的ではないということだと思う。だからこそ、いかに目的を見つけ定められるような子に、どのようにしたら導けるか、そのためにプログラミングをどんなかたちで扱うべきか的な書籍にしたのだろう。
とても平易な文章で1時間もあれば読めます。
温かみのある目線で、子育ての基本として、共感しながら読めました。 -
Posted by ブクログ
竹内さんの書籍紹介や書評がわりと面白いと
思っていたので、その竹内さんの新刊を読んで
みた。
正直言って、やや期待はずれ。
「文系バカ」と言われる事例、「理系バカ」と
言われる事例をそれぞれ10ずつ挙げているけれど、
別に改めて書いてもらわなくてもなぁ、という内容。
飲みに行ったときの話題としては面白いかもしれ
ないけど。
文系の自分に参考になったのは、「第5章 文理
融合センスを磨く5カ条」の一つ "どんな情報も、
まずは疑ってかかる"の箇所。
環境問題を考えるときにこれを当てはめてみると、
違った見方ができて、いろいろな疑問が噴出して -
Posted by ブクログ
教養バカというと刺激的なキーワードの本のタイトルの通り、断片的な中途半端な知識だけ持ってても、人にきちんと伝えられない、人を引きつけられないと意味ないよ。という話。
刺激的なタイトルと冒頭の煽りに対して、
内容は実はオーソドックスでへぇーというものはあまりなかった。冒頭で腐している教養バカの人たちももちろん知ってるようなふつうの話が多い印象。
特に後半は、あまり本筋に関係ない話も多く感じた。
まぁでも本読んでいっぱしに知識増やしていこうと思ってる自分には良い意識付けにはなったかな。
全体的にはまっとうなことは書いてるので星3つ。偉そうですませんが、期待以上って感じではなかった。
新 -
Posted by ブクログ
第1章は理系雑学集、第2章以降は科学の現状への警告といった構成でした。
タイトルは『理系バカと文系バカ』ですが、内容は「理系人間から見た文系バカ」といったところでしょうか。かなり理系よりの意見に偏っているように思います。
とはいえ科学の現状に対する指摘は至極真っ当で、「日本人は科学に実用性を求めすぎる、文学作品を楽しむようにもっと科学それ自体を楽しもう」など、納得させられるものばかりでした。たしかに、ノーベル賞受賞者に対して記者団が「この発見は何の役に立ちますか?この発見で何が変わりますか?」などとインタビューするのを見て私も辟易した覚えがあります。応用科学というのは基礎科学の上に作られるわけ -
Posted by ブクログ
第1章で偏った例を出して面白おかしく描き、その後に真面目な解説が続きます。理系でも文系でも偏りすぎてはダメで文理両道・文理融合で行かなければならない、ということが言いたい本です。そのはずなのですが、第3章は「日本は理系人間が育ちにくいのか」、第4章は「理系センスがある人はどこが違うのか」など、文系の人に理系思考を解説する内容となります。文章は読みやすく面白いです。
また、巻末に「理系ワールドを楽しむオススメ10冊」が載っています。文系の人で理系ワールドを知っていきたい人には道標になるでしょう。しかし、逆の文系ワールドを楽しむオススメは載っていませんでした。私は文系思考を知りたかったので、その