竹内薫のレビュー一覧
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ネタバレ最終章は、大人(仕事している人)でも参考になる部分があるかもしれない。しかし、大部分は中高生向けの内容だと思う。自分がどういう集団に属すか、ある程度のレベルを求めるならば勉強しなければならない、というお話がメインだった。
途中、因数分解を習う意味、直接仕事に生きない可能性の高いことを学習する意義、などが話題になるが、これらをすでに成人した、あるいは働いている人が理解したところで手遅れ感が否めない。
英語の重要性もそう。専門性を高める話も同様に、学生ならギリギリ間に合うかもしれないが、勤労がある者にとっては耳に痛い話が多い感じた。 -
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「自分はバカかもしれない」という気付きは成長への第一歩かもしれない。
最近になって記憶力の低下が著しく、また応用的な考えができない場面が増えてきたような気がして、まさしくタイトル通りのことになったのでこの本を手に取りました。
「バカ」という呪いにとらわれず、自分の可能性を広げようというメッセージがこめられたライトな自己啓発本です。柔らかい文体でとても読みやすいです。
自分をバカだと思ってしまうのはまず周りからの「お前はバカだ」という評価と、それにより自己評価も「自分はバカだ」で固定されてしまう”二重の呪い”であり、だからこそ自分からバカのレッテルを貼らぬことが大事だとこの本は説きます。そして具体的な目標をかかげること、続けること、楽しむことが、自分の可能性を広げ、自己実現への道となると教えてくれます。
「世の中にはこんな常識がはびこってるけど、本当はそれってどうでもいいことかもよ」と耳打ちしてくれるような著者のフレンドリーさを感じます。著者も幼い頃の海外移住で、言葉の壁による苦難、国による教育の違いで学校の成績もよくなかった時期があり、その頃のエピソードも書かれています。そんな体験から「自分の可能性の芽を大切に育ててほしい」という思いがあるのだと思います。
大事なのは続けること。スポーツ選手や一流の音楽家になるために必要な修行期間はおよそ一万時間といわれているそうです。そして著者によると努力の結果は直線的に右肩あがりのグラフを描かないとのこと。ほとんど横ばいで、ある瞬間に急激に上昇し一気に開花する。だから結果が出なくても開花の時を待ちながら根気よく続けることが大事なんだよと、この本は励ましてくれます。
ものすごく読みやすいのですが、ぼんやりとした憶測もあるし、ゆるいっちゃゆるい内容とも言えなくもないです。でも読者をやさしく勇気づけようとする姿勢は感じます。十代の若い人向きかもしれません。
まとめるとこの本が教えてくれたメッセージは以下の三つになるかと思います。
「自らバカのレッテルを貼らない」
「多様性を大事にする」
「具体的な目標を掲げ、根気よく続ける」
私もオンラインで読んだ本の感想をつけることを続け、この本で84編の感想文を書いたことになりました。約4年続けたことになります。見返りなんて一切望んでいませんが、続けられているという小さな成功体験になっています。書き溜めた感想文を老後に読み返すのが今から楽しみです。 -
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ネタバレ科学はつねに反証可能である。科学以外は反証が可能とは限らない。神がいるかいないか、は反証できないので科学ではない。
日本は、完成された形で科学を受け入れた。すぐに応用できた反面、本質的な部分が根付いていない可能性がある。
科学の出す結論は、つねに仮説である。科学に100%はアリえない。
子宮頸がんの副反応は、ワクチンを打たなくても起きていた。
テレビは科学リテラシーが乏しい。NHKや新聞は科学環境部のようなところでチェックしている。
医学は、メカニズムがわからなくても治ればいい、という考え方。全身麻酔の機序には論争があった。
科学に競争原理を持ち込むと質の高い論文が減った。
健康食品の波動はインチキ。
医学で量子力学が使われているのはMRIだけ。
水素水は、黒い仮説。
自らの伝言、はインチキ。植物への話しかけはグレーゾーン。
トリチウムは、三重水素がある水分子のこと。水と同じなので濾過できない。
事故で死者数が多いのは水力発電。
福島県で甲状腺がんが増えたのは、たくさん検査したから。小児甲状腺がんは治療しなくて良い場合がある。
陰謀論には注意が必要。
専門家を妄信するのも、全部疑うのもいけない。
リスクを重く見がち、フィルターバブル、エコーチェンバーに注意する。
因果関係と相関関係を区別する。
警察官の数が増えると犯罪率が増える、は因果関係が逆。犯罪率が増えたから警察官の数を増やした。
東京都福祉局のグラフは詐欺グラフと言われた。現在は修正済み。
渡り鳥の目の中には量子センサーがあるのでは、という仮説がある。 -
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そもそも、不完全性定理って、何のために必要なのだろう。それを証明したことが衝撃的であっても、普通の人々の日常には、何ら影響がないだろうが、暗黙知みたいに信じられていたことを覆す、画期的な発見らしい。わかりやすい説明に腐心されているが、突然突き放されたように、わかる人だけがついていけばいい、みたいな説明に変わる。専門家でも難解な、この定理を素人にわかりやすく説明する、そのこと自体が無謀とも言える。命題が真であることと証明できることは完全には一致しないで、真であるのに証明できないことがある。それを原理的に証明した、みたいな錯綜とした内容であり、何か得られたか、と考えても空虚感だけが残ってしまう。
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シミュレーションをもとに発展している宇宙論という学問が、現在までにどのくらい発展してきたかがかかれていた。
私はこの分野についていままで全く興味を持っていなかったので、宇宙=望遠鏡という漠然としたイメージしか持っていなかった。しかし実際にはシミュレーションを基盤とした学問であると知れた。シミュレーションを通して現実で起こっていることを完璧に忠実に再現することが目的なのではなく、あくまでも仮説を検証するための実験手段としての役割を持っている。シミュレーション、つまり箱の中の宇宙の箱とは研究室のようなものだと言う。と同時に、宇宙について知るにはたくさんの学問、それも高度で最先端な分野を学際的に組み合わせる必要性があるのだと学んだ。宇宙飛行士などといった職業が崇高(?)だとみなされるのは、こういう理由からきているのかなと思った。
1つ気になったのは最近の科学は宗教だというような記述???があったことだ。聖職者であり科学者でもある方を引用していたりしていたので、何か自分の思っている科学の常識が最近変わりつつあるのかもしれない。科学とは何かをもっと勉強したいなと思った。