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ジャレド・ダイアモンド(「銃・病原菌・鉄」著者)超絶賛!
本書は、生命38億年の歴史がわずか1冊に超圧縮されたサイエンス書。
地球が誕生してから、何十億年もの間、この星はあまりにも過酷な場所だった。激しく波立つ海、絶え間ない火山の噴火、大気の絶えない変化。生命はあらゆる困難に直面しながら、絶滅と進化を繰り返した。
ホモ・サピエンスの拡散に至るまで、生命は臆することなく、しぶとく生き続けてきた。生命が常に存在し、今日も存在し続けている。本書は、その奇跡の物語を描き出す。
巨大な超大陸の漂流、衝突、合体。海を住処とする「群生」するバクテリア、三畳紀の恐竜。既に絶滅したまるで異星人のような姿をした生命たち。著者は、地球上の生命の歴史を、物語のように魅力的に語る。と言っても、これは絵空事ではない。最新の科学的根拠に基づいて、地球という惑星を舞台として繰り広げられる、生命38億年の旅だ。
本書は、サイエンス雑誌「ネイチャー」の生物学シニアエディターであり、元カリフォルニア大学指導教授でもある著者が、知見の広さを活かしつつ、研究の最前線から情報を元に、地球に生命が誕生してから現在までの物語、そしてサピエンスの「未来と終末」をたどる極上の書!
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Posted by ブクログ
子どもの頃理科が得意で、理科博士って呼ばれてた私としては非常に興味深く読むことが出来た。(まぁ、実際は学位も持っていないですが)
それにしても、知らんことばかりだった。
パンゲアは知ってたけど、ロディニアは知らなかった。考えてみれば当たり前だけど大陸の移動にはサイクルがあって、2億5000万年後には再度、超大陸が生まれて中心部は砂漠になり生命は住めなくなるんだそうな。
地球の公転が楕円形で伸縮していて、その周期は10万年で地球があったまったり冷めたりしてることも知らなかった
氷河期に二酸化炭素が関係しているという話までは知っていたけど、なんで二酸化炭素が減ったのかまではやはり知らなかった。
生物全史というと恐竜とかアウストラロピテクスが出てくるのかなと思ってたんだけど、いや、まぁ出てきたんだけど、そこより衝撃的だったのはバクテリアから単細胞生物が生まれるあたりだね。バクテリアを祖にしていると考えると、人間からサボテンまで全部親戚っていうのは、いや、これも考えればわかるんだけどちょっと驚く。
遠い昔にバクテリアがくっついて単細胞生物が生まれたみたいに、遠い未来に多細胞生物が共生からさらに発展して融合し、未知の超生命体が生まれるってのは、ここまでの話を読んでいると無くもない気がした。
何だろう、あと翻訳がいいんだと思うんだけど、SFを読んでるみたいな微妙な酩酊感がよいな。現実から離れる感覚というかなんというか。
Posted by ブクログ
『風や天候は、玄武岩だけでなく、炭素を含んだ膨大な量の堆積物を酸素の届かない深海へと洗い流した。炭素が酸化して二酸化炭素になると、温室効果で地球が温められる。しかし、炭素がなくなってしまうと、温室効果が止まって地球は冷える。このような炭素と酸素と二酸化炭素によるダンスが、その後の地球とそのうえで蠢く生命の歴史にリズムを刻んでゆくのだ(訳注:実際には、水蒸気が最も温室効果が高く、気温の上下のメカニズムはきわめて複雑である)』―『2章 生物、大集合/超大陸の分裂』
学校を卒業してから四半世紀以上も経つとかつての常識が塗り替えられてしまう。それをアップデートするという訳ではないけれど話題の著者の一冊を読むことにする。解っていたようで解っていなかったこともあるけれど、職業地質技術者として漫然と捉えていたことに対する、今更ながらの事実確認も出来て面白い。
これは地質学というものに初めて触れた時に実感したことでもあるのだけれど、地球史の中の変化のダイナミクスと時間感覚が、随分と日常生活の中のそれとは異なっているようであって実はその延長上にあるという奇妙な感覚を思い出しながら読みすすめる。その連続性を実感するにはこうやって映像の早送りのように物事を捉えなければならない。そんな映像の早送りは石油探鉱の思考の中では無意識の内にやっていることではあるのだけれど、それを改めて実感する。
その上で、言い古されたことではあるけれど、人類の誕生などというものが、ホモ・エレクトス以降だとしても極々最近のことであるという事実を圧倒的な事実の積み重ねで思い知らされる。ましてホモ・サピエンスとしての歴史、そして有史以降積み重ねて得た感覚などというものが如何に限られたものであるかを教えてくれる著者の視座に共感する。
中学、高校教育の中における地学の位置付けは自分が学生の時にも高いものでは無かったけれど、もっと多くの人の常識となって良い知識だと思う。多少我田引水ではあるけれど、余りに高慢になり過ぎた人類の有り様を見るにつけ、そう思えて仕方ない。そんな人類に対する警鐘のような最終章が刺激的に響く。古生物学を学んだものとして数多の生物の栄枯盛衰を見定めた著者の告げる、人類の反映もまた束の間の出来事である、という予言の重さを噛みしめる。
Posted by ブクログ
地球の誕生から地球上の生命の行く末まで1冊にまとめられていた。サピエンス全史や銃•病原菌・鉄と同じような内容かなと思っていたが、それよりも全然もっと広い範囲が書かれていて興味深く読むことができた。ただ、古生物学や進化生物学などの知識がある程度ないとちゃんと楽しめないなと思った。カンブリア紀あたりから生物の名前が徐々に出てくるようになるが、その生物の見た目が分からないとイメージが全く沸かず、画像検索でもしながらでないと、ただのカタカナの羅列を読む作業になってしまう。自分は大学院まで生物を専攻していたので少しは分かったが、それでも途中で知らないカタカナばかりが出てきて、途中で投げ出しそうになった。(日本語版の本書は、途中でいくつか図が差し込まれているが、原作は図が一切無いそう)
画像検索しながら読めるような時間的余裕がある人にはおすすめ。
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