竹内薫のレビュー一覧

  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か

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    「生命とは何か」というワードで検索するとたくさんの本がヒットする。それだけ普遍的かつ根源的な問いなのだろう。本書はそれらの類書の中で大きく二つの特徴がある。最新の知見まで網羅している一流科学者による最新の著書であるということと、想定読者の間口をかなり広く取ろうとした、ある意味入門書であるという2点である。触れられている内容は高度なものも含まれてはいるが、バランス感覚の優れた著者なのであろう、狭いところに踏み込みすぎることなく生命に関わりのある複数の分野を横断し案内してくれる好著である。
    とは書いたが、個人的には若干物足りないと感じる部分もあった。特にとても新しい情報が書かれているわけではないか

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    2022年02月23日
  • すごい物理学入門

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    いやループ量子重力理論についてはまったく知らなかった。ひもが主流なのだと勘違いしていた。
    細かいところは全然わからないが、量子論の自然な拡張に思える。

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    2022年01月11日
  • すごい物理学入門

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    現代物理学や量子重力理論について解説されている本。同著者の他の本と比べると、易しくてパパっと読めるエッセイ風の解説書だが、人間とは、意識とは、自由意志とは、などもテーマに取り上げられていて、興味深かった。

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    2022年01月01日
  • 量子コンピューターが本当にすごい Google、NASAで実用が始まった“夢の計算機”

    購入済み

    難しい話を読みやすくして◯

    元々難しい話なので、簡単に読ませる努力が「関西弁」のボケ、突っ込みを折り込んだ文章に現れています。整数の二進法から、虚数を用いた1、-1、i、-iの4つの単位を計算することで計算速度が飛躍的に上がる、と理解したのですが、間違ってたらごめんなさい。難しいことを数式無しで読みたい方にはおすすめです。

    #タメになる

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    2021年12月26日
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か

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    What is life?というと、人生ってなんだろう?。この年になると、哲学的な問いではなく、これまでを振り返って、何かしら、思うのですが。
    What is life? を、生命とは何か? 地球全体の歴史とロマン、そしてこれからの課題。となって、何かとってもイイねって思いました。

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    2021年12月25日
  • 竹内薫の「科学の名著」案内  文系でも面白い! 世の中の見方が変わる90冊!

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    ネタバレ

    日本が今後世界と競争していくには科学技術の向上が不可欠だが、最近のスマホ漬けや本を読まない人が増えてきた状況に危機感を覚えた著者が選ぶ科学の名著90冊を紹介している。前半の16冊では引用も含めて詳しく解説、後半では2006年から日本経済新聞に連載されている「今週の3冊」の短い書評が収録されている。

    「あとがき」でも触れているが、紹介された科学本を元に著者自身の科学観を語っているという。特に原発に関する著者の意見は納得のいくもので、将来的には再生可能エネルギーが主流になるだろうが、電池の高性能化が不可欠なのでそれまでは原子力発電をつなぎとして使い地球温暖化を止めるべき、という持論を述べている。

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    2021年09月25日
  • AI時代の進路の選び方 「文系?」「理系?」に迷ったら読む本

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    AI時代の進路の選び方って表紙にある通り、これから何を学んでいきたいのかを考えるヒントになる一冊。数学、プログラミング、コミュニケーション。それと探究型学習。メモメモ。

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    2021年09月09日
  • 「耳コピ」日常英会話 日本にいながらわが子をバイリンガルにした、たった1つの方法

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    個人的な感想は、英語学習は何よりやる気とはじめの一歩ですね。
    Do you mind 〜のYES、No の回答は迷います

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    2021年08月11日
  • 99・9%は仮説~思いこみで判断しないための考え方~

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    研究者になって改めて読んでみたら(たぶん、以前にもよんだことがあるんだけど、あまり印象に残らなかった)、腑に落ちることがたくさんあった。
    自分にとっては口語体の文章で読みづらかったけど、一般書としての親しみやすさというところを重視しているのだろう。煙に巻くような書き方も竹内さんらしい文章だとおもう。
    ただ、少し古い本なので内容的に今の「仮説」とは異なる点もいくつかみられた。

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    2021年07月28日
  • 99・9%は仮説~思いこみで判断しないための考え方~

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    科学とはそもそもその時代の最も有力な仮説のことである、と子供の頃習ったのに、いつの間にか絶対だと思い込んでしまっているのは不思議なことだ。それでも飛行機が飛ぶ原理がよくわかってないという衝撃的な掴みに始まり、今では宇宙の始まりはBIGBANGではないとか、ダーウィンの進化論は間違ってるとか、ニュートンの絶対宇宙はアインシュタインの相対性理論によって覆っていたなどとは知らなかったのか、忘れてたのか、理解してなかったのか!でもこの本ももうずいぶん前の本なので書いてある最新情報が既に怪しい。

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    2021年06月11日
  • 99・9%は仮説~思いこみで判断しないための考え方~

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    科学の事例をもとに私達の固定概念が仮説であることわかり易く説明してくれる。個人的にロボトミーの話は、私達が常に仮説に疑問を持たなければ、目の前で起こっている出来事がどのようなものなかに気づかず、最悪の状況をもたらす場合もあるのだと気付かされた。

    客観と主観はどちらも仮説で成り立っているため、間主観性を持つには柔軟な思考力を身につけ事象を分析する必要がある。

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    2021年06月03日
  • 虚数はなぜ人を惑わせるのか?

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     お気に入りの映画や書物を時折振り返るように、私にとって、それらと同じような扱いに駆られるのが、高校の授業で、数学を嫌いになるか、ならないかの分岐点の一つとなる虚数だ。決して得意としているジャンルではないが、わからないなりに(わからないからこそ)、その「沼」にはまっているのもまた事実。
     雑誌「Newton」の特集記事を眺めたりもするが、本書は、私のような文系人間への気配りがなされていて、数式があまり登場せず、縦書きの文章で、できるだけわかりやすく書かれている。数式でスマートに表記する内容を、あえて日本語で説明する方が困難と思われ、ウルトラマンのスペシウム光線の型などをイメージ図の例に使い、あ

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    2021年04月26日
  • ペンローズのねじれた四次元〈増補新版〉 時空はいかにして生まれたのか

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    最後の概念的なサイクリック宇宙論面白かった。あとペンローズの思考に用いる記号。あの記号なら俺宇宙論やれたかもと思わせる。

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    2021年04月24日
  • わが子をAIの奴隷にしないために(新潮新書)

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    タイトルは子育て論っぽいですが、内容はAI時代に生き抜くための方法論で、すべての大人が対象です。
    現在のAIの状況についての基本的な解説から始まり、近い将来、多くの単純な仕事がAIに取って代わられると説く。ではどうするか。AIを使いこなす立場になるか(それには、数学、プログラミング、英語の能力が必須)、AIがケアできない領域で生き抜くか(人間のコミュニケーションの領域)。ただし子供たちに対しては、現在の暗記中心の学校教育ではどちらにも対応できないので、英語、プログラミングを交えた、探求型の教育プログラムが必要と説く(著者は実際にそういう学校を運営したいるそうです)。
    元々、短いエッセー的な連載

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    2021年04月23日
  • フラットランド たくさんの次元のものがたり

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    主人公は二次元世界に生きているため、三次元の存在を知らないし、立体を見ることはできない。その主人公が「三次元の福音」を受けるべき存在として選ばれ、三次元世界を経験する。
    三次元世界で見る平面は、二次元世界の存在から見ると「内部」なんだなぁ、と。二次元世界から見る線も、一次元世界の存在から見ると内部なのも理解できた。
    ということは、四次元世界の存在には私たちの内部が見えちゃうということ、なんだろう。
    二次元の世界にない「上」という方向。三次元の私の世界にないどこかの方向のどこかの空間を知る四次元の存在に想いを馳せた。

    ところで特別収録の「アイドゥン・ブユクタシによる三次元の外へ誘う写真シリーズ

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    2021年03月06日
  • すごい物理学入門

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    数式や難しい話は全くなし。
    だけど理論の概略はわかる。
    難しいことを易しく語るのは非常に大変だからこういう本は貴重。

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    2021年02月28日
  • 竹内薫の「科学の名著」案内 感染症、AI新時代を生き抜く科学知識の身につけ方

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    なんのために数学を勉強するのか、というよくある疑問にズバッと回答しているところが爽快。
    PCR検査数の問題についての解説もわかりやすい。
    感情に訴えかけてばかりのメディアに踊らされず、冷静に自分の頭で計算する癖をつけたい。

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    2021年02月14日
  • ペンローズのねじれた四次元〈増補新版〉 時空はいかにして生まれたのか

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    やがて輪廻へと導かれる宇宙の真理、ビックバンから始まってブラックホールの消滅に至る宇宙の終焉は新たなビックバンへと繋がっていく。
    私たちが体感する三次元は時折四次元の顔を覗かせているのではなかろうか。解明する知力はないけど、言葉にできない体感はまさに宇宙とリンクしているに違いない。無常の世界を生きる日常の中に潜んでいる知的好奇心は老若男女問わず胸おどる。

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    2021年02月10日
  • すごい物理学入門

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    物理学の入門を理解したというよりも、これが物理学の入門なのかということが分かった。難しい。でも面白い。

    読み終わってから2週間もたってからレビューを書こうとすると、かなり忘れてしまっていることに気付く。
    とりあえず付箋を付けた部分。
    ・ニュートンが定義した「空間」と、重力を帯びている「重力場」が実は同じもの(P.22)
    ・素粒子の振る舞いや性質は量子力学によって記述されている。動く層の素励起である。波動が消えたり現れたりしている。(よく分からん)(P.65)
    ・量子力学と素粒子実験によって、この世界は物質が不安定な状態で常に揺らいでいることが分かってきた。(P.67)
    ・星は崩壊して自らの重

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    2021年01月21日
  • ペンローズのねじれた四次元〈増補新版〉 時空はいかにして生まれたのか

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    勢いのある筆致である。説明は厳密ではないし、端折られている部分も多いが、ペンローズの天才ぶりは伝わる。ローレンツ収縮の実際、ブラックホール特異点の一般性スピンネットワークが時空をつくる、共形循環宇宙論・・・天才としか言いようのない、アイデアの数々に触れられ、刺激を受けた。

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    2021年01月06日