竹内薫のレビュー一覧

  • 科学嫌いが日本を滅ぼす―「ネイチャー」「サイエンス」に何を学ぶか―

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    やはりこの著者は科学エッセイがおもしろい。「バカヤロー経済学」は、正直結構首をかしげざるを得ないところが多かったのですが、この本は文句なくおもしろかったです。唯一、タイトルが内容とあまり合っていないように思える点だけが不満でしょうか。
    この本は、元々月刊誌に連載された「科学の興亡 ネイチャーvsサイエンス」というエッセイ集をまとめて書籍化したものだそうで、そのため各章の内容が完全に独立していて、いわば11本のエッセイ+巻末鼎談という構成になっています。そして、内容も、題名から想像されるような日本の科学教育を弾劾するようなものでは全くなく、イギリスの科学誌「ネイチャー」とアメリカの科学誌「サイエ

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    2012年01月30日
  • 科学嫌いが日本を滅ぼす―「ネイチャー」「サイエンス」に何を学ぶか―

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    1-1 科学論・科学史

    ・ネイチャーとサイエンスの違い
    ・韓国人はなぜバカにされるか?
    ・粘菌の動きと微分方程式
    ・トリウム原子炉と衆愚と集合知
    →竹内薫『「ネイチャー」を英語で読みこなす』
    →量子コンピュータ
    →宇宙エレベータ

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    2012年09月11日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    哲学関連の中ではとてもわかりやすくて読みやすいと思いました。結構何度も読み返してマーカーしたりして、愛読書になってます。

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    2011年09月24日
  • 「場」とはなんだろう : なにもないのに波が伝わる不思議

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    ネタバレ

    場という考え方は、電気と磁気を知ることによって理解できると思っていました。
    本書のようにばねで説明するのは、力学との連続性の上で理解するには必須だと感じました。こういう説明をすれば、分かりやすいかもしれません。

    量子力学では、素粒子のそれぞれは自己同一性を持たない。
    というのが最初の難関かもしれません。
    理解にはあきらめも必要だということを感じました。
    理解できないことは、あきらめて先に進むと納得できることがあるかもしれません。

    無理に正解を理解するのではなく、考え方を覚えておくことも大切かもしれません。

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    2011年09月24日
  • アインシュタインと猿 パズルでのぞく物理の世界

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    「学校の物理」しか知らない人たちへ、この世の不思議を解き明かそうとする「ワクワクどきどきした冒険の世界」、すなわち「生きている物理」の世界をお届けしようと竹内氏が筆をとったのが、1989年春のこと。
    それから20年以上の歳月を経て、ついに待望の復刊!!
    「竹内流の考え方」の原点はどのようなものだったのか?
    叔父の絶妙なツッコミで得られる効果とは?
    物理好きなら見逃せない一冊。

    [ 目次 ]
    海岸線の長さ―数学
    アインシュタインと猿―相対論
    80日間世界一周―力学
    ガリレオとピサの斜塔―素粒子・力学
    2と3の違い―天文
    物はなぜ見えるか?―素粒子
    乱雑さの問題??エントロピーの話

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    2011年06月12日
  • 理系バカと文系バカ

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    理系能力に優れる、文系能力に優れる、というより、文系性質が欠如している理系、理系性質が欠如している文系を、理系バカ、文系バカと呼んで、(少し極端な)例を用いて面白く前半を展開している。

    後半は理系文系に対する今の学生の考え方、日本の在り方の問題をわかりやすく書いている。

    全体を通して非常に考えさせられる面白い内容である。

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    2019年01月16日
  • したたかな生命

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    「ロバストネス」をキーワードとした良書。

    ロバストネスとは、しなやかな、したたかな強さのこと。
    対:フラジャイル、もろさ
    類:ホメオサタシス(ただし、ホメオスタシスが一定の状態を保つことであるのに対し、ロバストネスはそうとは限らない。)

    ロバストネスを向上させる4つの方法
    1)システム制御
    2)冗長性+多様性
    3)モジュール化
    4)デカップリング

    1)システム制御
    フィードバックによる修正

    2)冗長性+多様性
    故障があっても直接パフォーマンスに影響させない(腎臓が二つあれば一つだめになっても大丈夫、のように)

    3)モジュール化
    細分化することで一部が壊れても全体までには影響させない。

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    2009年11月25日
  • ねこ耳少女の 量子論 萌える最新物理学

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    量子論を扱ったマンガ。まず500円というお手頃な値段が素晴らしい。量子論の専門書は少なくとも1500円以上するものが多いと思う。量子論に対して興味を持ってもらうためのきっかけとなる本だと思う。

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    2009年10月04日
  • ねこ耳少女の 量子論 萌える最新物理学

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    漫画で読む、量子論の本。
    スラリと読みやすく、量子の話も分かりやすく描かれている。
    これから量子を学ぼうという人も、萌え漫画が好きな人も、楽しく読めると思う。

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    2009年10月04日
  • ねこ耳少女の 量子論 萌える最新物理学

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    以前、ネットでの記事を読んで気になっていた一冊。

    …しまった、ハマってしまった。

    量子論なんて全然興味なかったのに
    「もうちょっと調べてみようかな」と思ってしまった。

    「量子論+萌え漫画」という企画力、
    実際に出版した勇気に
    何よりもメロメロになりました(笑)

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    2009年10月07日
  • ホモ・サピエンス30万年、栄光と破滅の物語 人類帝国衰亡史

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    今世紀、人類は初めて人口減少期を迎えることになる。
    これまですべての種が絶滅してきたが、ホモ・サピエンスもこのまま絶滅するのか?現代はまさにその分水嶺にある。
    著者は未来を宇宙に託して、月や火星、小惑星への移住を案として考える。このプランは高度な文明によってその計画と実行を推し進める必要があるので、もし現在のたくさんの人口=頭脳が存在するタイミングで取り組まなくて、衰退が始まってからやろうとしても実現できないとみている。
    ゆるやかな衰退か、宇宙への躍進か。

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    2026年06月29日
  • THE CHILD CODE「遺伝が9割」そして、親にできること

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     遺伝で決まるというか気質が似るからそれによって選択する事が似ていて結果的に遺伝で決まるように見えてるという感じ。選択というのは大きいものだけではなく細かい事をどうするかを決めるときの選択が積み重なったもの。
     親が子に合った子育て戦略と環境を提供できれば子どもを伸ばすことは可能。ただしそれをよく見極めること。

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    2026年06月21日
  • 隠れていた宇宙(下)

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    上巻で5つのバージョンの多宇宙が紹介され(ひも理論の余剰次元をインフレーション理論と合体させて泡宇宙を生じるとするランドスケープ多宇宙は意味不明だった)、下巻ではさらに4つのバージョンが紹介される。まずは多宇宙で最も有名だと個人的に思っている量子力学(確率でしか捉えられない不確定性原理)の他世界解釈について。ここはシュレディンガーの猫をそのまま思考実験の例にすればよいのに、何故かあえて地図上の光子を検出する余計な例えに置き換わっていて残念に感じた。確率しか現実を語れないのはおかしい、あり得た量子の位置・速度は全て並行宇宙として実在するのである、とする多宇宙論。量子論で最小単位(プランク長さの最

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    2026年06月01日
  • 隠れていた宇宙(上)

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    ベストセラー「エレガントな宇宙」のひも論者による多宇宙論の解説。順序立てた説明とアナロジーで分かりやすい。これを読んで多宇宙が合理的できっと現実を表していると思うか、それとも観測結果に統一理論を無理やり当てはめたこじ付けだと思うか、下巻に期待。ビッグバンは137億年前で、膨張が観測されているから宇宙は有限なのが主流かと思いきや、有限か無限かは観測上未解決とのこと。現在、宇宙の地平線までの距離は約410億光年、その向こうに無限もしくはまだまだ広い空間があったとしても、同じような宇宙の地平線をそれぞれ独立に持つ領域を考えるなら、それも多宇宙と同じ概念になる。そしてインフレーション理論や人間原理も多

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    2026年05月27日
  • フラットランド たくさんの次元のものがたり

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    フラットランドの人が三次元の存在を理解できないのと同じように、私たちは四次元以上の存在を理解できない。でもわかろうとすることはできそう。

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    2026年05月04日
  • ホモ・サピエンス30万年、栄光と破滅の物語 人類帝国衰亡史

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    壮大なスケールの人類史。過去のホモ・セクトスからネアンデルタール人、デニソワ人などと分岐し、他が滅んでいった中で唯一残ったというホモ・サピエンス。なぜネアンデルタールは滅び、ホモ・サピエンスが残ったのか?そしてホモ・サピエンスの未来の滅びも予想し、それはネアンデルタールの最期にヒントを得られるという。DNAの解析から人類史が明らかになってきているということ、他のホモ・セクトスとの関係性など、その解明の進歩ぶりに驚いた。地球規模の人口が21世紀末には減少に転じること、そして温暖化などの気候変動が人類にどのように影響していくのか。その説明は異次元のレベルまで広がるがあまりにも説得力がある。今の自分

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    2026年04月09日
  • 99・9%は仮説~思いこみで判断しないための考え方~

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    科学はすべて仮説であり、数学ですれば定義が破綻していたら何も言えない。世界の見え方も頭の中の仮説によって決まっているというのは、相手が話すであろうことを予測し、予測と反することを言われると聞き取れないことが時たま起こることを説明してくれた。
    客観も結局は主観の積み重ねであり、100%の客観などありえないということを、客観的に物事を判断とうぬぼれている自分に言い聞かせる必要があると思った。

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    2026年03月27日
  • すごい物理学入門

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    物理が苦手で、高校のときにテストで18点をとったことがある。数式ばかりで冷たく、面白くない。でも理解したいなという憧れはあった。ページ数が薄く、「入門」とタイトルにあるこの本なら読めるかも、と手に取った。

    読んでみると、数式が一つもない。それなのに、物理がわかったような気にさせてくれる。最初の章から物理に疎い自分は驚き。まず、ニュートンの引力の理論が否定されている。そこでひきこまれてしまった。読み進めるにつれ、量子力学の難しい話が出てきて、想像ができずに心が折れそうになったが、詩的な文章で紹介してくれるので頑張って読めた。特に、6章の熱と時間という全然関係なさそうな2つを結び付ける話が特に面

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    2026年02月24日
  • すごい物理学入門

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    作品紹介・あらすじ

    『すごい物理学講義』や『時間は存在しない』で世界的にベストセラーを誇る天才物理学者の本邦初訳書。既刊の中で最もわかりやすい。

    *****

    著者のカルロ・ロヴェッリはイタリア出身の物理学者で、特にループ量子重力の創始者の一人として有名。ループ量子重力というのは一般相対性理論と量子力学の統合を目指している理論だ。

    僕は彼の「時間は存在しない」を読んでいて、その時の感想に「意外とむずかしくはなくてスラスラと入ってくる。そして読み終わって一息いれると、何が書いてあったのかをほとんど覚えていない」なんてなんとも情けないことを書いている。まったく困ったものです。

    さて、この「

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    2026年02月17日
  • ホモ・サピエンス30万年、栄光と破滅の物語 人類帝国衰亡史

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    ミステリーではないですが、若干ネタバレというか、そういう内容です。

    「あなたは月へ行くだろう」

    アポロ計画により、人類が月面に降り立った時をピークに、宇宙開発への希望をのせたこの言葉。
    しかし、本書を読むとそんな、輝かしい未来へのメッセージではなく、人類が滅亡への道を辿る暗鬱たるメッセージとなりえてしまう。。。

    本書によると、現生人類、いわゆるホモサピエンスは一万年以内に滅んでしまうらしい。それは、よく聞く環境破壊や災害などではなく、遺伝子レベルの生物学的な問題が多い様だ。

    ただそれだけが原因ではなくもちろん、それ以外の要素にも言及している。
    そんななか印象に残ったのが、イースター島住

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    2026年01月23日