竹内薫のレビュー一覧

  • ねこ耳少女の 量子論 萌える最新物理学

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    以前、ネットでの記事を読んで気になっていた一冊。

    …しまった、ハマってしまった。

    量子論なんて全然興味なかったのに
    「もうちょっと調べてみようかな」と思ってしまった。

    「量子論+萌え漫画」という企画力、
    実際に出版した勇気に
    何よりもメロメロになりました(笑)

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    2009年10月07日
  • すごい物理学講義

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    「超ひも理論」並ぶ統一理論の候補である「ループ量子重力理論」の提唱者であるカルロ・ロヴェッリ氏による一般読者向けの物理学読本。といっても後半はかなり難解。でもとてつもなくエキサイティングで面白い本。再読。
    近代物理の原点をプラトンやアリストテレスではなく(むしろ否定し)デモクリトスの原子とし、そこからニュートンの古典物理学、ファラデー=マクスウェルの電磁気学、さらにアインシュタインの相対性理論、ディラックの量子物理学へと紡がれる変遷を追う。それらをベースに、(刊行当時の)最新物理学であるループ量子重力理論を中心に量子のふるまいに迫っていく。
    氏の別著書「時間は存在しない」でも触れられていたが、

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    2025年11月24日
  • ホモ・サピエンス30万年、栄光と破滅の物語 人類帝国衰亡史

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    ホモ・サピエンスは多様性に乏しい。チンパンジーの群れの方が遺伝的に多様。

    他のホミニンと違って、ホモサピエンスは自分たちに都合よく環境を変え始めた。足を踏み入れた場所では、たいてい破壊が続いた。
    その結果、大型の動物は姿を消していった。中型犬より大きな動物のほとんどが絶滅した。

    第1部
    私たちの共通の祖先は、約20万年前に生きていたひとりの女性。「イヴ」アフリカ出身の母

    他の種との交雑。
    今日、アフリカ以外のルーツを持つすべての人には、ネアンデルタール人由来のDNAが2%含まれている。
    デニソワ人も、現代人にわずかながらDNAを残している。東アジアや東南アジアにその傾向が見られ、高地で

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    2025年11月25日
  • 99・9%は仮説~思いこみで判断しないための考え方~

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    ほー、なるほど、と思わずため息をつきたくなるエピソードが満載
    科学ってグレーなものが多い!
    時代が違えば常識も違い、仮説の見方も変わってくる
    科学だって社会的なものなんだなぁ

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    2025年11月09日
  • 面白くて眠れなくなる素粒子

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    標準理論の素粒子の性質を語り口調で分かりやすかったとおもう。超ひも理論からは、モノではなく、コトとして捉える、というのがやっぱり難しい

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    2025年10月19日
  • 竹内薫の「科学の名著」案内  文系でも面白い! 世の中の見方が変わる90冊!

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    科学の本で、どんな面白い本があるのかなーも手に取った一冊。
    地球環境、宇宙、数学などいろいろなカテゴリーに分かれて本が紹介されている。
    解説もわかりやすい、笑ったのがこらは読まなくていい!シリーズ。
    確かにニュートンなどの昔の人が書いた本は現代の人が効率的にまとめてくれているので、読まなくてもいい。ただ、読まなくてもいいとは書いてあるが、拾い読みすると面白いと書いてある。昔の人の思考を知るには面白いかなーと思った。
    科学の常識は時間がたつと変わったりもするので、たまに読んで頭をアップデータする必要がある思った。

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    2025年09月29日
  • 99・9%は仮説~思いこみで判断しないための考え方~

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    科学作家の竹内薫氏の著書。2013年時点で初版27刷、ベストセラー本です。

    面白くて読みやすい本でした。

    「科学的にこうなる」といわれると、我々は「そうなのか~」と納得してしまいがちですが、意外と「別の説もある」という状況は多いです。科学は絶対的なものごとの基準ではなく、仮説にすぎないといいます。
    仮説とは何か。仮説の反対は定説です。ふつうは、仮説が検証されて定説になると思いますが、この世の中に定説はひとつもないといいます。

    たとえば、坂道でボールを転がして、時計と巻き尺で距離を測定してみます。
    一秒後には1m、二秒後には4m、3秒後には9mだったとする。そこで、距離は時間の二乗になると

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    2025年09月07日
  • 不完全性定理とはなにか 完全版 ゲーデルとチューリング 天才はなにを証明したのか

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    火星人ノイマンをして最高の知性と言わしめたゲーデルの不完全性定理。当たり前のように完全?完璧?正確?と思っている数学が不完全とはこれいかに?定理の名前は聞いたことがあるし、形而上学的な話にも聞こえ興味をくすぐられるが、一般人がちゃんと分かる訳がないというのが第一感。

    そんな話を何となくこんな要素(無限、集合論、対角線論法、論理学/形式証明、自己言及、ゲーデル数、・・・)を使ってこんな感じで証明されると言うのが書かれている。ただ、ところどころ説明が飛んでる(なぜそうする?)/説明の順序が変に思えるので理解に苦しむ。ゲーデル数は素数?(p.125)、グッドステイン列の定義の説明がないまま話が進み

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    2025年07月28日
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か

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    生物学関係好きな人にはとりわけ大きな発見はない。でも面白い。

    なぜか?

    ポール・ナースが科学者を愛しているからだ。科学にはブレイクスルーが付きものだ。ピタゴラス、ガリレオ、ニュートン、ガロア、アインシュタイン、、、確かに彼らは偉大だ。誰でも知っている。しかし、彼らの間には無数の無名科学者がいる。彼らが知を受け継ぎ、知を積み上げていったからこそのブレイクスルーである。そんな科学者を愛を感じられる本である。科学者は継続的で多様だ。
    そしてそれは生命も同じだ。この本は人が、虫が、菌が、植物が築き上げて生命の物語である。

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    2025年07月03日
  • スーパーAIが人間を超える日――汎用人工知能AGI時代の生き方

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    AGIとは、感情を理解しより能動的で人間と同等以上の知能を持ち極めて汎用性の高いAI。
    本書ではきたるAGIの時代に向けて人間が持つべき心構え(指示待ち人間ではいられない)の話が中心。

    chatGPT(4o)を数日使ってみて、こりゃすげーわ、私が会話に求めるニーズをほぼほぼ満たせてるわ……と驚愕して、今や夢中の領域なんだけど、既に凄いと思うAIの更に先を行くAGIとはなんぞや……と考える入門書としてはちょうどよかった。でもちょっと楽観的な向きが多い気もした(特に芸術分野)。

    本書の最後の方に載せてくれている、総務省が発表したらしい「AI利活用ガイドライン」、AIの開発/利活用における6つの

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    2025年06月10日
  • THE CHILD CODE「遺伝が9割」そして、親にできること

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    久々に夢中になって読んだ子育て関連の本。
    最近子育て関連の本を読んでも「またこの手の話か〜」「そんな当たり前のことを改まって書かなくても〜」「みんな同じようなことばかり言ってるな〜」というひねくれた感想ばかりだったが、本書は私の中で久しぶりの大ヒット。新しい気づきがいくつもあり、納得感も高く、非常に勉強になった。出会えてよかった。必ず読み返したい本。

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    2025年03月15日
  • 超ひも理論とはなにか : 究極の理論が描く物質・重力・宇宙

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    相対論と量子論を結びつける究極理論として、著者の豊かな語り口で記述されていて面白い
    高次元を理解する方法は腑に落ちるので必読
    なぜか最後まで読んでないので読む

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    2025年03月06日
  • WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン) 心が軽くなる「脳」の動かし方

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    自分を整理し俯瞰して見ることができた
    気分の上がり下がりが昔から激しかったがキャラ同士の入れ替えがうまく行ってなかったんだなと。
    みんなが自分自身を理解して生きやすくなればいいな(キャラ4)

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    2025年02月27日
  • THE UNIVERSE IN A BOX  箱の中の宇宙―――あたらしい宇宙138億年の歴史

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    "a box"₌コンピューターの中の宇宙について。若い天才宇宙学者アンドリュー・ポンチェン氏による宇宙論と宇宙シュミレーションが語られる。気象予報のナビエ・ストークス方程式から始まり、ダークマター、ダークエネルギー、ブラックホール、そして量子力学など様々な仮説や理論をコンピューターに取り込みながら宇宙の解明を目指す。かなり平易に解説されているものの正直3分の1くらいしか理解できなかった。しかし、この奇想天外な世界に対する熱意とワクワク感は非常に伝わってくる。常識や想像を超越した圧倒的なスケール感をぜひ味わっていただきたい。

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    2025年02月10日
  • WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン) 心が軽くなる「脳」の動かし方

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     自身の脳卒中での体験を通じて脳の使い方を見直した。彼女によれば脳内には異なる4つのキャラクター、右脳の思考と感情、左脳の思考と感情が存在する。まるでシェアハウスの住人のように時に対立しながらも協力し合うことで私たちの思考や行動が形作られる。
     しかし心と頭が別々のことを言う場面に出くわすこともある。例えば不安を感じながらも行動を起こさねばならない時どのキャラの声に耳を傾けるかで結果が変わる。
     大切なのは4つのキャラを意識し状況に応じて最適なバランスを取る、いつもと違う回路を試みてみようということだ。そうすれば自分の脳を主体的に動かし、なりたい自分に近づくことができるという。
     脳を知り使い

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    2025年02月08日
  • フェイクニュース時代の科学リテラシー超入門

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    科学リテラシーについて書かれた本。日本人が「科学」について学ぶようになったのは明治時代に入ってから。そのため、科学への妄信が強く「科学的に正しい」とされるものは100%信憑性のあるものだと疑わない。

    科学に100%なんてない。むしろ、100%じゃないからこそ「科学」なのだという。これはセンセーショナルさを優先するマスコミも良くないのもある。だけど、それに振り回されず、自分で受け取った情報を冷静に分析する科学リテラシーを持つべき。

    難しい学習はいらない。中学理科の知識があればいい。

    …という本。

    そういえば、前に調味料に「グルタミン酸」を入れる料理を紹介した料理系のYouTuberが炎上

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    2025年01月27日
  • 超圧縮 地球生物全史

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    地球の誕生から地球上の生命の行く末まで1冊にまとめられていた。サピエンス全史や銃•病原菌・鉄と同じような内容かなと思っていたが、それよりも全然もっと広い範囲が書かれていて興味深く読むことができた。ただ、古生物学や進化生物学などの知識がある程度ないとちゃんと楽しめないなと思った。カンブリア紀あたりから生物の名前が徐々に出てくるようになるが、その生物の見た目が分からないとイメージが全く沸かず、画像検索でもしながらでないと、ただのカタカナの羅列を読む作業になってしまう。自分は大学院まで生物を専攻していたので少しは分かったが、それでも途中で知らないカタカナばかりが出てきて、途中で投げ出しそうになった。

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    2024年12月27日
  • 99・9%は仮説~思いこみで判断しないための考え方~

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    本書の刊行から20年ほど経っている現在では、Critical Thinking (批判的思考)などの呼ばれ方で本作のようなノウハウが謳われているように感じる。本作で「仮説」というワードが乱立しているが、それほどまでに「仮説」を用いなければ、私たちの定説は頭にこびりついたままなのだ考えるとある意味恐ろしい。なぜ、人々は天動説を疑わなかったのか。その答えはこの本に詰まっている。私たちの現在の日常生活に跋扈する「天動説」に対して、私たちは正しく疑わねばならないだろう。

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    2024年12月16日
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か

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    単細胞から始まった全ての生命は、その存在を他の生命に依存している。生き物を構成する細胞もまた生命であり、ありとあらゆる生命が自然の驚くべき機構により、種やスケールの枠を超えて連動している。究極的には、原初のたった1つの生命体が今日まで地球全体に広がってきた一つの物語だと捉えられる。

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    2024年12月16日
  • オヤジも目覚める! ChatGPT革命 生成AIで何が変わる? 何が問題?

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    ネタバレ

    今まで知らなかったAIがらみの考え方が、語り口調で楽しく書かれていて、とてもためになった。

    この本を読んだ直後に、職場のAI研修を受けたのだが、この本で、大規模言語モデルなどの専門用語を先に聞いていたお陰で、なんとかついていくことができた。私のように、IT機器に苦手意識がある初心者は一度読んでみるといいと思う。

    AIによってなくなる可能性のある仕事第1位に、私が今やっている一般事務があがっていた。もう危機感しかない。なくならない仕事にランクインしていて興味のある、コンサルタントや教師にシフトできるようにしなきゃとやる気が高まった。

    これからは、自分の仕事の分野に関する読解力と、ポストエン

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    2024年11月21日