竹内薫のレビュー一覧
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プログラミングの考え方が分かってくるといかに楽しいかということがよく分かる一冊。プログラミングに携わっていないお父さんお母さんにも(くどすぎず端折りすぎない程度に)分かりやすく書かれている。イギリスやアメリカの状況からも分かるように、まずは小学校の先生に対する研修を充実させる必要があるということは以前から指摘されていると思うので、優先して解決していってほしい。あるいは、業務時間外で手を貸せるIT系の人の力(子を持つ親とか、若手とか、学生とか、シニアとか)をうまく活用できないものか。「!!!」になる計算や、誕生日当て、選んだ数字がゾロ目になるゲーム、携帯番号当て、素数プロジェクトなど面白そうなものも多数。
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Posted by ブクログ
「世の中の見方が変わる90冊!」
この手の本のいい所は、紹介された本を「読んだ」ことにできる点にある(笑)、まさに忙しい人向けの本だ。
とはいえ、中身にしっかり言及(そして解説)しているのは16冊+4冊だけだから、「読んだ」のは20冊ということになるが。
敢えて「これは読まなくていい!」と断言している「古典」がある。だがそう言われると、却って読みたくなるものだ。著者はきっとそれを狙っているのだろう。
その古典とは、ニュートン、コペルニクス、ダーウィンの著書である。その理由を私なりに一言でまとめると、「難解だから」、「初版と2版で異なるから」、「誤用しやすいから」。
特に『種の起源』(岩波文庫ほか)の誤用は、社会学や政治において多々見受けられる。大変な読書家であったヒトラーも進化論や社会進化論に触れて「優生思想」を唱えた。
また、「生き残る生き物は…変化に対応できる生き物だ」を「引用」して憲法改正に結び付けたパンフが、今年2020年にツイッターで話題となり、炎上した。しかし2001年、当時のカリスマ首相も国会で同じ発言をしていた。ちなみにこの「引用」元は、ダーウィンの著書には無い。…ならばファクトチェックとして、読んだ方がいいのではないか!?
逆に、著者が必読だと主張するのが、『統計でウソをつく法』(講談社ブルーバックス)である。高校数学でも扱われるが、入試試験には出ない…と不遇な扱いを受ける統計だが、生活の上では、ましてや情報化社会における情報リテラシとして必要不可欠な知識と著者は説く。 -
Posted by ブクログ
竹内薫さんと言えば『99.9%は仮説』が有名で、昔それを読んでとても面白かった。が、タイトルオチしている感が否めなかった。一方でこのベストセラー後に出版された表題の本は、あまり話題にならなかったけれども、内容はこちらの方が断然面白い。読者に考えることを要求するから、より深く理解することが出来る、という工夫のおかげだろう。
タイトルが語るその心は、人間は光の「3原色」でモノを観ているが、猫は「2原色」で観ているから、果たしてテレビやスマホ、水彩画なんかはどんな色に見えているのだろうか、というものだ。ちなみに鳥は「4原色」。ほかにも暗黒エネルギーや量子テレポーテーションなど興味深く、しかも出版後13年経った今も熱い話題を取り扱っている。
しかし、『もしもあなたが猫だったら?』というタイトルだけでは本書の本当の面白さが伝わってこない。タイトルって、大事なんだな… -
Posted by ブクログ
"こんな国では、いわゆる「立体」が存在しないことには、すぐに気づくだろう。(中略)三角形や四角形やその他の図形を見分けることぐらいできるはず。そう思うだろう?ところが違うんだ。そんなもの見えるどころか、ひとつの形と別の形を区別することすらできない。見えるのは直線だけ。"
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(以下、長くメンドくさいですが、要するに超オススメです)
1次元、線。
2次元、平面。
3次元、立体。
4次元、、、、
我々は何次元に生きているのか?というのは中々に面白い問題です。宇宙兄弟にもでてきた野口宇宙飛行士の「3次元アリ」の話とも遠からず。メタに考えることの難しさと面白さが物語仕立てで楽しめます。
ノーラン監督の「インセプション」では高次元や現実の多層構造を映像や物語で、同監督の映画「インターステラー」では、高次元空間を映像として、表現していました。またアニメ「インサイドヘッド」では、ゴミ処理炉(?)でどんどん次元が下がっていき最後は線になりかける、というシーンも。
(高/多)次元を言語で表現するのはかなり難しいため、映像表現自体で説明(解釈)させることはすごい。でも、それ以上に言語表現(と少しの平面図解)だけで、(高/多)次元を表現してる本書はすごい。
多次元を生き抜くために大切なのは、
・自分の生きている世界は、自分が考えているよりも高/多次元である可能性があると認識すること。
・言語や視覚だけではなく五感をフル活用して、その世界を捉えるよう働きかけること
・そして、自分の生きている世界よりも高/多次元な世界が存在する可能性があると認識すること
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Posted by ブクログ
現在の物理学や天文学による判明した世界観を理解したいと思った時に手に取った本。著者はサイエンスゼロという番組で日頃最新科学を解説してきている中で2016年晩秋にそれとなく宣伝された。多少中学高校の物理・地学の手習いがあった方が良いが、そういうのがあれば極めてわかりやすい内容。当時発見されたばかりの重力波に関する話を中心に超ひも理論や宇宙のはてに関する話など現在の天文学におけるオーソドックスな世界観がどの様なものであるか解説してくれる。ニュートンの様な精細な図や少々の数式があれば言うことないのだが、一般向けでの文字ばかりの説明としては最上級の出来ではないでしょうか。