竹内薫のレビュー一覧

  • 理系親子になれる超入門 誰かに教えたくなる宇宙のひみつ

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    現在の物理学や天文学による判明した世界観を理解したいと思った時に手に取った本。著者はサイエンスゼロという番組で日頃最新科学を解説してきている中で2016年晩秋にそれとなく宣伝された。多少中学高校の物理・地学の手習いがあった方が良いが、そういうのがあれば極めてわかりやすい内容。当時発見されたばかりの重力波に関する話を中心に超ひも理論や宇宙のはてに関する話など現在の天文学におけるオーソドックスな世界観がどの様なものであるか解説してくれる。ニュートンの様な精細な図や少々の数式があれば言うことないのだが、一般向けでの文字ばかりの説明としては最上級の出来ではないでしょうか。

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    2017年01月12日
  • 量子コンピューターが本当にすごい Google、NASAで実用が始まった“夢の計算機”

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    量子コンピュータに限らず、きちんと一般的なコンピュータの解説から説き起こされており、コンピュータとはどういうものなのか、の解説になっている。
    これだけコンピュータ(スマホも含めて)が生活に入り込んでいる今、一般教養としてひろく読まれるといいと思う。
    IT 業界にいる人でも知識の整理を兼ねて読んでみるといいのでは。

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    2015年05月28日
  • 理系バカと文系バカ

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    日本人は戦後から、人を理系と文系の2つの型に分類してきた。経済的な理由からの分類だったが、それが今では人を測る物差しになっている。

    結論としては、理系や文系に偏らず、幅広い見識を持たなければ現代社会を生きていくことは難しい、というもの。

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    2014年07月21日
  • 理系バカと文系バカ

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    ネタバレ

    日本人は、人を理系と文系という、2つの型に分類する。その理由、現代社会における「理系・文系」という表現の実用性が、多数の例で語られている。

    最終的に、思想の偏りがあると現代社会を生き抜くことは難しいと結論づけている。

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    2014年07月21日
  • 隠れていた宇宙(下)

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    量子力学、エントロピー、多宇宙論、ホーキング放射などなど宇宙論が多彩に展開。読んでいてワクワクする。脳が沸騰しそうなほど難解な論理だが、読書しながら遥かの宇宙に自分が漂っている気がするほどのリアリティがすごい!

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    2013年10月02日
  • 赤ちゃんはなぜ父親に似るのか 育児のサイエンス

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    プレパパにぜひぜひ読んで欲しい!
    筆者のパパ実体験に基づきつつ、サイエンス的観点の調べられたことが端的にまとまっていて読みやすい!

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    2013年08月25日
  • 隠れていた宇宙(上)

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    ひも理論と多宇宙、宇宙乗数、相対性理論。難解すぎて、笑っちゃうぜ。でも、読んでいて楽しい、夜空を見上げて「無限」な数の宇宙が「有限数」あることを思いワクワクだ。下巻も楽しみ。

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    2013年08月20日
  • 面白くて眠れなくなる素粒子

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    ヒッグス粒子から始まり、素粒子、素粒子研究、クオークとレプトンの話、超ひも理論から相対性理論とピカソまで。科学読み物の中でも内容もわかりやすくとても楽しく読める。
    ほとんどは仮説の元に、でもここまで考えられる、人の想像力はすごい。仮説がいつしか現実になることを楽しみとしたい。

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    2013年04月21日
  • 科学予測は8割はずれる

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    科学史を勉強するスタート台に、どうぞ。
    科学文化史かもしれません、この本は。

    科学を「鑑賞する」厚い層が必要だとも感じました。
    (2012年6月6日)

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    2012年06月06日
  • 科学嫌いが日本を滅ぼす―「ネイチャー」「サイエンス」に何を学ぶか―

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    ・第Ⅰ部…ネイチャーとサイエンスの違い
    ・第Ⅱ部…2誌を巻き込んだ科学史上の事件
    ・第Ⅲ部…日本の科学のあるべき姿とは
    ・特別鼎談…(天文学)中川貴雄・(生物学)中垣俊之・著者

    「新潮45」に連載された「科学の興亡 ネイチャーVS.サイエンス」を加筆修正したもの。メッセージ性の強い書名で少し腰が引けてしまうが、実際のところ評論と言うより科学エッセイに近い。
    読者自身に科学的な視点で物事を考えてもらうことを目標に据え、常に中立的立場から率直な物言いがなされているところが評価できる。

    私は幼少時代に「子供の科学」を買い与えられていたものの、結局ほとんど手をつけなかったような科学嫌いだが、本書は

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    2012年05月12日
  • 科学嫌いが日本を滅ぼす―「ネイチャー」「サイエンス」に何を学ぶか―

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    タイトルと内容が解離気味に感じたが、とても興味深かった。特に印象的だったのは、日本における英語公用化の流れに対する意見を述べていたところ。なるべく中立に客観的な視点で論ずる姿勢に好感を抱いた。

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    2012年03月29日
  • 科学嫌いが日本を滅ぼす―「ネイチャー」「サイエンス」に何を学ぶか―

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    やはりこの著者は科学エッセイがおもしろい。「バカヤロー経済学」は、正直結構首をかしげざるを得ないところが多かったのですが、この本は文句なくおもしろかったです。唯一、タイトルが内容とあまり合っていないように思える点だけが不満でしょうか。
    この本は、元々月刊誌に連載された「科学の興亡 ネイチャーvsサイエンス」というエッセイ集をまとめて書籍化したものだそうで、そのため各章の内容が完全に独立していて、いわば11本のエッセイ+巻末鼎談という構成になっています。そして、内容も、題名から想像されるような日本の科学教育を弾劾するようなものでは全くなく、イギリスの科学誌「ネイチャー」とアメリカの科学誌「サイエ

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    2012年01月30日
  • 科学嫌いが日本を滅ぼす―「ネイチャー」「サイエンス」に何を学ぶか―

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    1-1 科学論・科学史

    ・ネイチャーとサイエンスの違い
    ・韓国人はなぜバカにされるか?
    ・粘菌の動きと微分方程式
    ・トリウム原子炉と衆愚と集合知
    →竹内薫『「ネイチャー」を英語で読みこなす』
    →量子コンピュータ
    →宇宙エレベータ

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    2012年09月11日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    哲学関連の中ではとてもわかりやすくて読みやすいと思いました。結構何度も読み返してマーカーしたりして、愛読書になってます。

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    2011年09月24日
  • 「場」とはなんだろう : なにもないのに波が伝わる不思議

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    場という考え方は、電気と磁気を知ることによって理解できると思っていました。
    本書のようにばねで説明するのは、力学との連続性の上で理解するには必須だと感じました。こういう説明をすれば、分かりやすいかもしれません。

    量子力学では、素粒子のそれぞれは自己同一性を持たない。
    というのが最初の難関かもしれません。
    理解にはあきらめも必要だということを感じました。
    理解できないことは、あきらめて先に進むと納得できることがあるかもしれません。

    無理に正解を理解するのではなく、考え方を覚えておくことも大切かもしれません。

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    2011年09月24日
  • アインシュタインと猿 パズルでのぞく物理の世界

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    [ 内容 ]
    「学校の物理」しか知らない人たちへ、この世の不思議を解き明かそうとする「ワクワクどきどきした冒険の世界」、すなわち「生きている物理」の世界をお届けしようと竹内氏が筆をとったのが、1989年春のこと。
    それから20年以上の歳月を経て、ついに待望の復刊!!
    「竹内流の考え方」の原点はどのようなものだったのか?
    叔父の絶妙なツッコミで得られる効果とは?
    物理好きなら見逃せない一冊。

    [ 目次 ]
    海岸線の長さ―数学
    アインシュタインと猿―相対論
    80日間世界一周―力学
    ガリレオとピサの斜塔―素粒子・力学
    2と3の違い―天文
    物はなぜ見えるか?―素粒子
    乱雑さの問題??エントロピーの話

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    2011年06月12日
  • 理系バカと文系バカ

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    理系能力に優れる、文系能力に優れる、というより、文系性質が欠如している理系、理系性質が欠如している文系を、理系バカ、文系バカと呼んで、(少し極端な)例を用いて面白く前半を展開している。

    後半は理系文系に対する今の学生の考え方、日本の在り方の問題をわかりやすく書いている。

    全体を通して非常に考えさせられる面白い内容である。

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    2019年01月16日
  • したたかな生命

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    「ロバストネス」をキーワードとした良書。

    ロバストネスとは、しなやかな、したたかな強さのこと。
    対:フラジャイル、もろさ
    類:ホメオサタシス(ただし、ホメオスタシスが一定の状態を保つことであるのに対し、ロバストネスはそうとは限らない。)

    ロバストネスを向上させる4つの方法
    1)システム制御
    2)冗長性+多様性
    3)モジュール化
    4)デカップリング

    1)システム制御
    フィードバックによる修正

    2)冗長性+多様性
    故障があっても直接パフォーマンスに影響させない(腎臓が二つあれば一つだめになっても大丈夫、のように)

    3)モジュール化
    細分化することで一部が壊れても全体までには影響させない。

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    2009年11月25日
  • ねこ耳少女の 量子論 萌える最新物理学

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    量子論を扱ったマンガ。まず500円というお手頃な値段が素晴らしい。量子論の専門書は少なくとも1500円以上するものが多いと思う。量子論に対して興味を持ってもらうためのきっかけとなる本だと思う。

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    2009年10月04日
  • ねこ耳少女の 量子論 萌える最新物理学

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    漫画で読む、量子論の本。
    スラリと読みやすく、量子の話も分かりやすく描かれている。
    これから量子を学ぼうという人も、萌え漫画が好きな人も、楽しく読めると思う。

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    2009年10月04日