竹内薫のレビュー一覧

  • すごい物理学講義

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    ニュートン力学から相対性理論、量子力学へ。そして、それらを統合するループ量子重力理論へ。そこには物理のことを何も知らない門外漢でも驚嘆するような世界を覗くことができる。一般相対性理論では、空間は単なる空っぽのスペースではなく実態として存在し、歪んだりよじれたりする。量子力学では、微視的な世界を説明してくれるそうだが、そこで起こっていることは確率論的かつ離散的であり、起こった結果は言わば偶然の産物に過ぎないらしい。
    そして20世紀を代表するこの2つの物理学の理論の関係性について考えると、明白な矛盾が認められるそうだ。この矛盾を解決する理論の一つとして、ループ量子重力理論の紹介がなされる。
    そこに

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    2023年11月18日
  • WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン) 心が軽くなる「脳」の動かし方

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    WHOLE BRAIN. ジル テイラー NHK

    脳には左脳と右脳それぞれに思考と感情を司る四つのキャラが潜み
    それを読み解いた稀有な体験を持つ
    ジルテイラーは実に幸運な人である
    神経解剖学を通して人間の何たるかを
    見つめていた彼女は
    釈迦に次ぐ大冒険の快挙を
    意図せずして楽しく成し遂げ
    無限大のお土産を手にし九死に一生を得て
    帰還することができたのである
    居合わせた私たちも思わぬお土産にあずかり
    同じ幸運に浴せたと言えるだろう
    誰もが持つ一つの脳内に
    左脳の三次元時空間に偏った
    五感による部分感と
    右脳の無限を視野にした唯一無二の
    全体観を並列させて
    そのそれぞれに思考と感情の個性を備えた

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    2023年10月01日
  • オヤジも目覚める! ChatGPT革命 生成AIで何が変わる? 何が問題?

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    「ChatGPT革命」なので書かれている内容はAI全般についてのこと。数式は無関係、一切無し。
    昨今のAIの進化へのAIが一つの専門分野でもある著者の「驚き」をわかり良く表現している。
    AIを理解する必要、使う必要について説得力ある記述となっている。(150ページ程度、イラストページも少なくない、文字も大きい、さっと読める)

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    2023年09月14日
  • 虚数はなぜ人を惑わせるのか?

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    7個のリンゴとか7人の侍は見せること できても、そこから抽出された「7」という数字は、モノでも人でも から、7そのものを見ることなどできないのです。 だとしたら、リアルに思われる実数にしても、しょせんは、具体的なモノや人に 付随して使われる抽象概念であり、虚数だけを不審者扱いするのはかわいそうでは ありませんか。

    虚数なんていらないと思っている方には大変申し訳ないのですが、もしも世界から虚数が消えたなら、パソコンもスマホもタブレットも、さらには、半導体を使っているエレクトロニクス製品もことごとく消えてしまいます。なぜなら、半導体(=半分導体で半分絶縁体の材料)の電子のエネルギーは

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    2023年08月24日
  • WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン) 心が軽くなる「脳」の動かし方

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    おもしろくて一気読み!
    TEDをみて購入。
    自分の脳を内側から観察できるなんて。
    右脳、左脳が本当にぱっくりと
    綺麗にわからているのはTEDを見て知った。
    そしてこの本を読むと
    右と左で全く違う処理をしていることが
    よくわかる。
    頭の中の4人の自分。
    この本を読むと
    どんな話をしてるのか、
    俯瞰的に眺めることができそう。

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    2023年08月21日
  • われわれは仮想世界を生きている AI社会のその先の未来を描く「シミュレーション仮説」

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    ネタバレ

    古来の東洋思想と量子力学など最新科学が交わるところが、「この世界が仮想現実である」ということが疑いの余地がないと思わせる興味深い一冊。

    ・著者はビデオゲームデザイナー
    ・シュミレーシュン仮説は、この世界をビデオゲームだと考える。
    ・相対性理論は光や高速移動から同時性ははいと証明。私たちは絶対的な共通の世界ではなく、個々のデバイスによって違う世界をみているのではないか
    ・ミクロな量子力学でも観測によって結果が変わる、確率の世界になっている。ゲームと同じ。
    ・瞑想、ヨガ、仏教思想をはじめとする古代東洋伝統を調べていくと、科学で認められているよりも多くの現象が私たちの物理的世界で起こっていると確信

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    2023年06月25日
  • フラットランド たくさんの次元のものがたり

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    トップスリーに入る、すごく好きな本。
    私が想像できないものもたしかにどこかに存在しているんだと思わされた。

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    2023年05月09日
  • われわれは仮想世界を生きている AI社会のその先の未来を描く「シミュレーション仮説」

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    知人に勧められて読みましたがとても面白いと思いました。本書はもしかすると賛否がかなり分かれる本かもしれませんが、それは著者の主張の真偽にどこまでこだわるのかによるのかもしれません。逆に言うと私は、著者の主張であるシミュレーション仮説自体の真偽はどちらでもよく、この仮説自体が純粋に面白いので、自身の想像力をかきたててくれるという意味で本書を高く評価したいです。

    自分の備忘のため、著者の提示するステージ論を以下に書きます。2022年時点で考えると、ステージ5、6がだいぶ現実味を帯びてきているというところでしょう。
    ステージ0:テキストアドベンチャーと<ゲームの世界>
    ステージ1:初期のアーケード

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    2023年05月08日
  • すごい物理学入門

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    相対性理論や量子力学などが描く世界は、私達が日常ありありと感じている世界とは途方もなくかけ離れている!それが高校時代に理科・数学に挫折した文系人間の私が得た本書の感想。
    一般相対性理論の視点では、空間は不動の入れ物ではなく、動いている巨大な軟体動物の中に私たちは蹲っているようなもので、それが縮んだり曲がったりしているそうである。一方、量子力学的な視点では、あらゆる場は、細かな粒子状の構造になっており、物理的空間も量子でできているという。そして近年ではこの一般相対性理論と量子力学を統合しようとする試みとしてループ量子重力理論が提唱されているという。この理論によると、もはや空間の量子というものは存

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    2023年04月15日
  • すごい物理学講義

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    読んでいて内容が完全に理解はできないものの、物理学の世界から大御所の実績を交えながらSF映画の世界に突入していく感覚が味わえる読み物でした。

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    2023年03月21日
  • 超圧縮 地球生物全史

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    地球に38億年前に生命が誕生して以来、数多くの名前も知らぬ生物が生まれ繁殖し、環境の変化に適応出来ずに絶滅して行った。我々人類もその中の一種類にしか過ぎないと言うことを痛いほどガツーンと思い知らせてくれる。SDGsの議論など空しく思えてくる。我々はもっと謙虚であるべきなのだ。

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    2023年02月27日
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か

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    たまたま書店で手に取り購入。感銘を受ける。
    細胞、遺伝子、進化などのわかりやすい解説、ノーベル賞受賞学者の地道な研究の積み重ねや成果が出た時の喜びなどがよく伝わる。後半では科学によって生み出される生命の知識の深化がもたらす我々の未来を展望し、生物とは何かについて自論を展開する。一文一文が深い頷きをもたらし、驚きに出会う。是非多くの人に読んでもらいたい1冊。

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    2023年01月13日
  • すごい物理学講義

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    物理学を題材にしながら文学的な風情も十分に堪能できる、かつウィットにとんだ筆致で内容は力不足で理解ができなくても読ませる。特に著者の専門分野であるループ量子重力理論を後半は解説しており、深遠なる科学の世界に引き込まれていく。

    空間も時間も存在せず、量子のループによる相関的なものにでしかない。プランク長という最小の単位が存在しており、空間や時間は離散的なものである。こう書いていても、何だか雲をつかむような内容で現実の感覚からはかけ離れておりどうもしっくりこない。それだけ難解で未だ発展途上の学問であるのでしょう、文系の私はエッセンスのみ感じることができて現状満足気味です。

    科学とは真理を明らか

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    2022年10月30日
  • 超圧縮 地球生物全史

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    まずタイトルと表紙がとても素敵だと思いませんか。注釈のページが薄灰色なのも良いですね。読む時はしおりを2つ用意しましょう。頻繁に本編と注釈を行き来する事になります。画像検索しながらちびちび読みましょう。楽しいです!

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    2022年10月21日
  • 超圧縮 地球生物全史

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    サピエンス全史以上の読書体験。タイムマシンで地球誕生から滅亡までの生物の趨勢を眺めた気分。とても壮大なのに全く飽きない。『かつてこの星には人類という生き物がいた…』そんな火の鳥の呟きが聞こえてきそう。

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    2022年10月16日
  • フラットランド たくさんの次元のものがたり

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    パズルぽいファンタジー

    ちょっと奇妙な異世界物語。語り部はいるけどヒーローはいない。モノの見え方を想像しながら読んでいくのがとても新鮮に感じました。

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    2022年08月07日
  • フラットランド たくさんの次元のものがたり

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    二次元界(フラットランド)に住む四角形が主人公の物語。

    ある日、主人公の四角形氏はほかの次元に行って帰ってくる。数学者である彼は次元の違いを理解する。お話としてはそれだけだが、二次元の世界の歴史や文化、そこに住む図形たちの生活を四角形氏が丁寧に説明してくれ、異世界を描くファンタジー作品として読みごたえがある。
    ほかのファンタジーと一線を画すのが、この世界の「認識」の仕方について多くを割いているところだろう。二次元界の住人は四角形も三角形も円もそのまま見ることはできない。見えるのは線と点である。何角形かで身分の決まるフラットランドで、図形の彼らがどう図形を認識するのかということが説明される。こ

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    2022年06月25日
  • すごい物理学入門

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    こんなにコンパクトにまとまった一冊に物理学の概要が学べる。しかも、読んでいて理解した気分になれるほどにわかりやすい。訳者後書き含めても150ページに、広大な宇宙全体の法則を謎とく旅に連れて行ってくれる素晴らしい本。
    一般相対性理論、量子論、宇宙の構造、素粒子、量子重力理論、ブラックホールをめぐる確率と熱について、これら6つの講義と最終講義で自然界における人間とは何者か?について学べる。
    繰り返し読んで、暗記したい。そして、何かの折に、この本の一節を交えた会話をしてみたい(気が早いか・・・)。
    イタリアの経済紙『イル・ソーレ・24オーレ』の日曜特別紙面「ドメニカ」で連載した記事に手を加えたものと

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    2022年03月28日
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か

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    本人によると、生命とは自然淘汰を通じて進化する能力、としている。細胞、遺伝子、自然淘汰による進化、化学としての生命、情報としての生命の5つに分けて説明している。非常に分かりやすいので、生命のついて語る際には必需品であろう。

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    2022年03月20日
  • 科学嫌いが日本を滅ぼす―「ネイチャー」「サイエンス」に何を学ぶか―

    mac

    ネタバレ 購入済み

    国力に直結する科学力

    ・人や組織が、世界に通用する仕事をするために必要なのは、第一に使っている言語での「流暢さ」であろう。
    言語を自由に使いこなせないと、アイディアは枯渇し、コミュニケーションもうまくいかず、
    多大なストレスが生じ、大きな成果が生まれることはない。
    ・社内英語公用化の弊害は、(英語で思考することが普通でない場合)
    常に頭の中で、日本語と英語の直訳作業を強いられることにある。
    ハンデが大きすぎて、本領発揮とはいかないのだ。
    人間の脳がいくらマルチタスクに向いているといっても、
    直訳という、常に余計な作計な作業をすることに何の意味があるだろう。人間の論理的思考の大部分を司る言語は、
    付け

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    2022年09月30日