夢枕獏のレビュー一覧
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夢枕獏『小説 ゆうえんち バキ外伝 5』秋田書店。
ついに完結。夢枕獏が様々な制約を物ともせず本気で描く、板垣恵介の『バキ』と夢枕獏の『獅子の門』『餓狼伝』『キマイラ』『魔獣狩り』の渾然一体となった夢の格闘技世界の第5巻。
非常に面白い。冒頭から葛城無門と柳龍光とのアドレナリン全開の『死合』が描かれる。夢枕獏の格闘技小説の集大成のように次々と過去の作品に登場した技が描かれる。そして、師匠・松本大山を殺した柳龍光との激闘の後、葛城無門の前に立ち塞がる『ゆうえんち』の主催者・蘭陵王。太古から続いて来た、終わらことのない格闘の輪廻。
タケミカヅチ……
凄いのは夢枕獏が足掛け4年に亘り、リンパ -
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ネタバレこれまでどれだけの作品に登場したか、日本歴史上の人物最多登場でも驚かない。織田信長である。もちろん変換候補一発変換である。そして、ここまできて夢枕獏が織田信長を書いたのである。ところで、「であるか」っていう信長語は、いったいいつから定着したんだろう。とりあえず、本書内でも言ってる。「であるか」
主人公は言わずと知れた超リアリスト信長。
登場する信長は特に目新しい人物設定はない。他、武将たちも従来のイメージだ。
しかし、夢枕獏の描く歴史物にある雅な雰囲気があり、苛烈でありながらも美しくある。
対するもう1人の主人公飛び加藤。こちらは想像上の人物で講談などに登場する不思議超人。忍者だったり、果心居 -
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夢枕獏『小説 ゆうえんち バキ外伝 4』秋田書店。
夢枕獏が様々な制約を物ともせず本気で描く、板垣恵介の『バキ』と夢枕獏の『獅子の門』『餓狼伝』『キマイラ』『魔獣狩り』の渾然一体となった夢の格闘技世界の第4巻。いよいよ物語は佳境に入り、既に連載の方は完結を迎えたようで、残すは1巻のみ。
なかなか面白い。漫画雑誌の連載と同様、2段組みで、イラストも掲載されている。何より、板垣恵介の『バキ』に登場した柳龍光や愚地独歩、夢枕獏の『餓狼伝』に登場した久我重明などの癖のあるキャラクターを巧く絡め、全く新しい『ゆうえんち』ワールドを創造している点が素晴らしい。
柳龍光に師匠・松本大山の復讐を果たすた -
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ネタバレ以前DVDで見た空海美しき王妃の謎の原作本。ずっと読んでみたかったのだが、先日BSで陰陽師の映画が放送されてたのをきっかけにここに来てやっと手出し。結論すごく楽しかった。
当時の長安の空気感や風物、宗教まで、色々楽しめた。ホントに当時の長安は国際都市だったんだなー。ゾロアスター教豆知識、仏教豆知識とか、教養的な部分も面白かった。ストーリーは陰陽師で慣れた伝奇物。ホラーテイストもありちょっぴり怖いが、空海が染谷将太さんの顔で余裕をかましまくるので安心して読める。
分厚めだが行間スカスカでテンポよく読めるので、あっという間に読み終わる。2巻にも期待。 -
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夢枕獏さんの小説というと、不思議なファンタジーを思い浮かべるが、これはノンフィクションのような迫力ある小説。誰もやったことのない登り方に生きがいを見出す天才クライマーと、生きがいを見失いかけた写真家が出会い、命をかけたエベレスト登頂に挑む。この主人公を取り巻く脇役の配置と関係性も濃密で、単なる山岳小説ではない複雑なストーリーとなっている。何かに命をかけることが少ないご時世にガツンと一撃を喰らわす衝撃、ギリギリまで追い込まないと何も成し遂げられないことを知っているからこそ通じ合える共通意識、生きる意味など、こういう小説を読むとこちらも魂を揺さぶられる感じ。もっともっといろいろなことが出来るはずだ
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