鯨捕りのジョン万次郎と白鯨の闘いが描かれる後編。
クライマックスの白鯨との闘いの描写は、1行も逃せないほど、迫力があって圧巻でした。
世界文学の「白鯨」を読んだことはありませんでしたが、その世界観を十分に味わうことができたと思います。
しかも、あのジョン万次郎を通して。
あの名作を下地にしながらも、万次郎の鯨捕りの生き様が見事に描き切れていると思いました。
最後まで読み終えることで、この物語の絡繰りが判明し、その着想にやられた感じがしました。
作者の想像力と着想に益々の可能性を感じ、これからの作品も期待したくなりました。