霜島ケイのレビュー一覧

  • 封殺鬼シリーズ  1 鬼族狩り(小学館キャンバス文庫)

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    千年を生きる2人の鬼たちがシリアスに愉快に、現代の人たちと関わりながら封魔の仕事をする物語。キャラたち全員が魅力的。特に2人の鬼は、現在に至るまで私の中でトップに大好きなキャラです。

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    2025年08月17日
  • 七人怪談

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    三津田信三さんがそれぞれの作家さんに怪談のテーマを伝えて、「自分が一番怖いと思う怪談を書いてください」とお願いした怪談アンソロジー。
    どういう怪談が好きかによって好みの作品が別れそう。

    単純に一番怖かったのは
    澤村伊知さんの『サヤさん』かな。澤村さんへのテーマは霊能者怪談。
    なんと言うか、ゾクリとする怖さがあった。

    でも、一番好きだなと思ったのは民族学怪談をテーマに書かれた霜島ケイさんの『魔々』
    村の言い伝えとか、風習って恐いと思う内容って結構あったりしませんか。
    村人にとっては禁忌だったりする事とか。
    そう思う怖さがこの作品にありました。

    霜島さんは初めて読む作家さんでしたが、他の作品

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    2025年01月04日
  • 七人怪談

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    このアンソロジーを一言で表すなら、「とても怖い」。とにかく怖い描写や不気味な描写が多い。
    澤村伊智『サヤさん』ある霊能者に出会った小学生の話。前半の怪異に襲われる不気味さ、不条理さと、後半の物語の真相、謎の残るラスト。どれをとっても怖い。『予言の島』を事前に読んでおくとなお良い。
    加門七海『貝田川』実話の様な怪談、その真偽は不明。フィクションだと思っているのに、そうだと断言することが出来ない。
    名梁和泉『燃頭のいた町』「現世」と「異界」の境界が曖昧になり、いつしか怪異に襲われる。だが、この話は怪異より人間のほうが怖いと思う。
    菊地秀行『旅の武士』旅をする武士を中心として語られる時代劇怪談。連続

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    2023年09月01日
  • 七人怪談

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    ネタバレ

    面白かった。澤村さんの短編がお目当てだったけれど、どの作品にも背筋がヒヤッとさせられた。最近民俗学と絡めた小説が好きなので、霜島さんの作品は思わぬ収穫だった。

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    2023年08月07日
  • 封殺鬼シリーズ 24 黒白の絆(小学館キャンバス文庫)

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    ネタバレ

    新宿大決戦、終結。成樹くんを助けに行くという目的でオールスター揃い踏み敵も味方もとりあえずというかいつもの聖の力業で共闘とか嬉しすぎですね。
    はっきりしなかった三吾が最後でやっと腹座った感で次巻楽しみ。兄コン克服できるのか!(笑)
    いうかこの辺までたぶんリアタイだったと思うんだけど…にじゅうねんほど前の読書、まるで覚えてなくて再読もすごい楽しめました

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    2022年02月28日
  • カラクリ荘の異人たち4 ~春来るあやかし~

    購入済み

    霜島ケイさんの別シリーズ読破してしばらく、なんか無性に癒されたくなって、こちらの一巻を買った。
    読み終える毎に次巻を買って数日で読破。ゆっくり読むつもりが……。

    十代の頃に読んで面白かったかどうかはわからない。
    こんな素直な話が、十代の捻くれた心に入ったかどうか。
    アラサーになって初めて読んで、アラサー女は、なんだかこれまでを振り返り「自分もいろいろあったなあ」としみじみした。

    なにせアラサーなので、視点は太一くんを見守る側に回る。
    太一くんの周りには愉快な面々がたくさんおり、でも太一くんに何かを押し付けることはなく、彼が自ら答えを掴むのを、見守っている。

    読んで全く

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    2018年09月12日
  • ひょうたん のっぺら巻ノ二

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    話が良くできているし、人情があるし、プッと笑えるエッセンスもちりばめられており、本当に面白かったです。
    あやかしという傑作選に一話収録されており、面白かったので、読みました。この表紙の絵だし、装丁もライトな感じだし、知らなければ、手に取ることもなかったと思います。
    畠中さんのしゃばけシリーズのようなタッチの時代小説です。大好きになりました。一巻を含め、この作者のものをいくらか読み漁る予定。

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    2018年09月08日
  • ひょうたん のっぺら巻ノ二

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    読みは冴え、腕も立つし、情けもある。
    美人の奥方に、かわいい娘、気の利く岡っ引きの見習いと、
    向かうところ敵なしに思えたのっぺら同心にも、
    そんな弱点があったとは。
    思いもよらぬ「ひょうたん」に驚きもし、笑いもした。

    いや、口がきけないとか、
    だから矢立の墨が切れると筆談もできないとか、
    他にも弱点はあるのだろうけど。

    それに比べると「丑の刻参り」は桜や丑の刻参りのイメージに意外性がなかったためか、
    落ち着いた感じに。
    それも悪くはない。

    いずれにしても、早く次の作品が読みたい。

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    2014年10月09日
  • のっぺら あやかし同心捕物控え

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    Tさんのおすすめ。

    可笑しかった。
    いや、可笑しすぎる。

    妖しののっぺらぼうが、江戸の町で堂々と同心を務めていること自体、
    くすりと笑えるものがあるのに、
    あとは目茶苦茶だ。

    のっぺらぼうなのに髷は結えるし、
    父母が人と狐なのはまだしも、
    そのさっぱりした顔に一目ぼれした美人の奥方がいて、
    さらに、多分人であろう娘がいるのもおかしい。
    その娘に対する親馬鹿ぶりときては…。

    電車の中で読むのは、やめましょう。

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    2014年10月08日
  • 封殺鬼 数え唄うたうもの

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    封殺鬼シリーズの最新刊!!!やはり聖が事件に首を突っ込み、お人よしの野坂三吾が事件に巻き込まれる(笑)。弓生は聖に甘々で・・・・・。今回は瀬戸内海の小さな島を舞台に呪いやらなんやら・・・・・。相変わらずのドタバタです。

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    2014年04月19日
  • 封殺鬼 数え唄うたうもの

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    変わらず貧乏くじな三吾に愛v

    久しぶりだからなのかなんなのか、聖、こんなキャラでしたか…?
    最後で許せないくらい面倒くさい感じに育ってた。

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    2014年02月19日
  • 封殺鬼 数え唄うたうもの

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    現代編のつづき!ものすごーく面白かった。三吾と達彦が良い味出していた。笑いをこらえるのが大変な1冊。

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    2013年12月21日
  • 封殺鬼シリーズ 28 終の神話・人祇の章(小学館キャンバス文庫)

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    ずっと終わるのが寂しくて読まずにとっておいたのを、10月に三吾メインで新シリーズが出るということでとうとう読んだ。
    これぞ大団円に相応しい。みごとに風呂敷をたたんでくれた霜島先生に拍手喝采。どこかでラストのあとのみんなでお花見シーン読みたいなあ、いつか書いてくれないかなあ。と考えてしまうほど、物語は完結しても彼らはこれからも生きていくんだという広がりの感じられる〆方だった。

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    2013年10月12日
  • カラクリ荘の異人たち ~もしくは賽河原町奇談~

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    全4巻完結。第3巻のあとがきで番外短編があると言っているが、これは未読。
    和泉がんばれっ!六花(第3巻登場)雪女でツンデレなんて素敵だ。

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    2013年06月19日
  • 封殺鬼 クダンノ如シ(下)

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    ネタバレ

    ようやくでたーっ!
    今回は弓生も聖も出番少ない。後ろで大人しくしています。
    ハッピーエンドでは無いけれど、後味は悪く無いかなー
    桐子と志郎が結婚して、子をなす事は前のシリーズで知っている事だけど、改めて思うと、アイツ志郎の孫なんだなぁーって、シミジミです。
    弓ちゃんのさりげない嫌み。弓ちゃんの皮肉。弓ちゃんの冷ややかな一瞥。
    弓ちゃんは聖みたいにあからさまじゃないけど、過保護です。
    このコンビ大好きなので、続きで無くてもでて欲しいです。現代でも過去でも良いので、読みたいっ!

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    2013年07月08日
  • 封殺鬼 クダンノ如シ(下)

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    ネタバレ

    神島桐子編完結・・・。

    不器用な穂積中尉と妙子の恋がせつない。
    兄は妹の幸せを心から願っていたのに(涙)
    下巻は、予想していたとおり中味ぎっしりで駆け足だったような気がします。
    弓生や聖の活躍や朔と清香の色々とかもう少し読みたかった(笑)
    最後はこちらも予想したとおり桐子からの逆プロポーズという形になりました。
    桐子が先に決心して公にすると思っていました。
    志郎、タッチの差で敗れる(笑)
    「こいつが、私の結婚相手だ!!」
    「結婚の約束をしようか」
    ふたりらしい婚約の誓いでした。
    神島桐子の人生は凄惨で辛くてやりきれない想いも多々あったとは思うけれど決して不幸ではなかった。
    このふたりは、また

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    2012年08月26日
  • 封殺鬼 クダンノ如シ(下)

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    面白かった!ラブ寄せ展開にみせていつもと変わらないようでやっぱりラブ寄せでした。大変美味しいです。ミキさんと片桐さんの対話は非常に癒し系
    ああ、しかししかし、ルルル文庫封殺鬼シリーズ復刊下さい、下さい、切実。

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    2012年08月26日
  • 封殺鬼 クダンノ如シ(中)

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    大阪弁の鬼が出とるということで上司が貸してくれました。上中巻。陰陽師とか異形のものとかの話。戦時の日本が舞台。
    シリーズの途中なので、人間関係を把握するまで手こずりました。一旦入り込むと、どうなるどうなる?と読まずにはいられない。下巻早く出てください。
    中学生女子、特に文系女子に受けそうな感じ。扱ってる内容はそんなにチャラチャラしてないし、歴史も絡んでるのでいいかもしれない。

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    2012年07月05日
  • 封殺鬼 クダンノ如シ(上)

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    ネタバレ

    1年2ヶ月ぶり、シリーズ最新刊です。
    もう待つことにも慣れました・・・でも、もう少し早く読みたいな~(笑)

    さてさて、封殺鬼・神島桐子さまシリーズも3作目(1作目が全5巻・2作目は全1巻)
    神島桐子さまは、16歳になりました。
    神島本家は、京都ですが、このシリーズの舞台は帝都東京。
    桐子さま、東京の別宅がお気に入りです。
    今回、桐子さまは、女学校に入学?致します。
    初めての学校生活、このシリーズ初の女の子らしい展開。
    初めて女の子の友達ができて、別宅にも招待したりして・・・別宅の家人や使役の鬼ふたりに支えられて桐子さまも肩肘張らずにずいぶんと女の子らしくなってきました。

    そして、武見志郎。

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    2012年04月15日
  • 封殺鬼 クダンノ如シ(上)

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    読み終わってしまった。もう。
    桐子と志郎の話でした。
    鬼の活躍も謎解きも次巻へ持ち越し。
    早く続きが読みたい。

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    2012年03月26日