霜島ケイのレビュー一覧
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のっぺらの続編。
今回もナカナカまとまった面白い妖異捕物中編2編、両方とも面白かった。市井人情と怪異譚の配合バランスが上手いねんなぁ。
のっぺらぼうの食事はどうするのか?なるほど、そういう方法を考えて、そういう事件に持って行くのか(笑
恋情の猛嫉は怖いなぁ。人を恨まば穴二つ、あんまり深く憎しみを持...続きを読むPosted by ブクログ -
江戸市井人情もの+妖怪というと、畠中恵の「しゃばけ」シリーズをまず思い出す。が、実は俺、このシリーズ途中で挫折してるんねんなぁ。理由はどこまで読んだか分からんようになったから(汗
ってとこで、若干の苦手意識があるタイプの小説だなぁという第一印象で読み始めたが、なんのなんの、これオモロいやん。「しゃ...続きを読むPosted by ブクログ -
のっぺらぼうの千太郎が、普通に同心をし、周りも受け入れてるってのに、はじめは、ちょっと慣れなかったんですけど、千太郎のことを知るにつれ、私も江戸っ子のように、受け入れてました。娘が千太郎の顔に書いた「へのへのもへじ」を自慢気に見せてるのとか、のっぺらぼうだからこその笑いもあったりして、面白かったです...続きを読むPosted by ブクログ
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(15-41) 「のっぺら」を読んだ時、千太郎はどうやって食事をしてるんだろう?と思った。だって口が無いから筆談で話すんだから。じゃあ目は?は置いといて・・・。表題作では、それが秘密でもなんでもなくあっさり明かされ、そこから事件という展開だった。人情物の話でとっても良かった。
もう一つの「丑の刻参り...続きを読むPosted by ブクログ -
(15-40) 江戸の同心がのっぺらぼう!つまりあやかしなのに江戸っ子たちはいちいち驚かず、ビックリするなんて田舎もんだねと馬鹿にするという捕り物帳にはビックリだわ。
これ、人前で読むのはやばいかも・・・、私は何度も笑ったもの。
でもコミカルなだけじゃなくてちょっとほろ苦かったりして、心に残る。霜島...続きを読むPosted by ブクログ -
そうか!そうやって千さんは食事を!!
と新事実にびっくりの「ひょうたん」。
一転して「丑の刻参り」はこわーいお話。まさに人を呪わば穴二つ、ですね。
そして何よりも相変わらず艶様がとっても格好良かった(笑)。Posted by ブクログ -
久しぶりの霜島ケイさん著書。南町奉行所定町廻り同心の柏木千太郎は、のっぺらぼう。冒頭から、江戸っ子はそんなこと気にしないって言われたら、そんなわけなかろうと突っ込みたくなる。なぜのっぺらぼうなのか、意思の疎通はどうしているのか、素朴な疑問を物語に絡ませてうまく説明してるのでストレス少なく読める。喜怒...続きを読むPosted by ブクログ
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そうかーのっぺらぼうってどうやって食事してるのかと思ったら、そういうことなのか。人と言うのは恐ろしいというお話2編。特に丑の刻参りの謎の女の怖いことったら!あやかしに飲み込まれた人の心には深い恨みが潜んでて、それがこわい。伊助や正悟、千太郎の家族がひどく全うに思えて、いつもそれに救われる。面白かった...続きを読むPosted by ブクログ
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時代ものでも霜島さんらしい、ボケツッコミが健在。
一番笑ったのが、初さんが千太郎に「一目惚れ」した話(笑)。
「お顔のさっぱりしたところ」
うん、たしかにさっぱりしすぎてるわ!Posted by ブクログ -
カラクリ荘2冊目。境界守の大家さんが眠ったまま起きなくて、みんながアタフタするという話なんだけど、主人公の心情が丁寧に描かれていて、やはり霜島ケイの本は面白いなぁと思った。読んでて疲れなくって、ちゃんと感動する場面もあるし、かなり好き。Posted by ブクログ
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おもしろかった~!
が、現代編の登場人物たちを殆ど覚えてない~!
三吾ちゃんって誰だっけ?
あれ?精霊鬼ってなんだっけ~??
うーん、ま、いっか~っと読み進める。
まあ、2人の鬼が分かってるからおっけーってことで!
いやーまっすぐに殺しにきてるなあ、めっちゃこわい。トイレは怖かったー。
聖が絶対た...続きを読むPosted by ブクログ -
現代編復活!面白かった。
三吾と鬼二人の漫才も相変わらずで、そのほかの方々も健在で、本当に良かった、良かった。
聖の傍若無人ぶりがさらにグレードアップしてて、振り回される三吾は貧乏くじ体質に拍車がかかっているような(笑)。
今後も現代編が続いてくれるとうれしいです。Posted by ブクログ -
妖怪たちの暮らすあちら側と、人の暮らすこちら側との話。キャラクターが魅力的。ちょっと切なくて、でも優しい雰囲気。
2013/03/16Posted by ブクログ -
かわいい~。ミギーさんのイラストが随所随所に散りばめられてるというだけでお値打ちものです(*´∀`*)
カラクリ荘の人たちもみんなかわいくてほのぼのしちゃいます。特にミヨシさんとレンさんと大家!
続編にも手を出してみようかな…Posted by ブクログ -
なんと桐子編ラストだそうで。残念。
そのために。志郎と桐子のロマンスが最後にグイっと進展。事件はハッピーエンドとは行かなかったけど、この二人はある意味ハッピーエンドですかね。
件のようで違和感のある妙子の正体がわかり、桐子は彼女を助けるために動き出す。塔から彼女を連れ出し、術を施す準備を進めていたが...続きを読むPosted by ブクログ -
命短し恋せよ乙女、朱き唇褪せぬ間に!
封殺鬼シリーズとは思えぬ甘酸っぱさに床を転げ回る勢いで悶絶しました。いや、普通の少女小説に比べたら甘さかなり控えめな部類のはずなんだが……これがレーベル力ということか。普通の少女小説慣れしていない輩にはもうたまりませんでした桐子さま!Posted by ブクログ -
怪異の根源である穂積関係の事情を探る桐子。やがて彼女は穂積妙子に「寄生」しているものの正体が祟り神であり、このままでは妙子の生命力が喰らい尽くされるということを知る。
終わったー!
妙子と中尉の最後には涙。切なすぎます。死に急ぐ中尉が心配です。
桐子と志朗もまとまってよかったです。実にふたりらし...続きを読むPosted by ブクログ -
女学院に潜む闇、穂積妙子が、ついに桐子たちの前に姿を現した。自分がなぜ魔性と呼ばれるのかを知らないと言い……。
女学院いい!
迦具也が二十歳の兄ちゃんっぽいところが見られて、なんだかギャップに萌えました。でも清香との仲を応援しています!
最後の桐子の男はろくでなし、あの状況では激しく同感してしまい...続きを読むPosted by ブクログ -
昭和初期、見合いから逃げる口実を探せと命を受けた聖が東京へやってくる。そこで耳にしたのは、神職の娘ばかりを集めた女学院に軍部が関わっているという話。早速、上京してきた桐子らだが…。
あの桐子に友達が出来た!(押しかけっぽいけど/笑)
赤飯炊いてケーキ焼いてお祝いしたい衝動に駆られました。
過保護な...続きを読むPosted by ブクログ -
昭和初期、陰陽道の影の部分を受け継ぐ神島家の当主桐子は、見合い話から逃げるため東京の女学院に通うことに。
桐子、女学校に行くの巻。
女学校ライフが楽しくて、かわいくて好きです。
穂積さんがわりといい人?妹の手紙に困惑するさまは普通のお兄さんでした。
相変わらず昭和初期の薄暗い雰囲気がいいです。Posted by ブクログ