霜島ケイのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ジャケ買いと、妖怪モノだったので興味を持ち。
しかしいい話だった。
幼少の頃のトラウマで、他人に接することが苦手になってしまった主人公太一。
父親の勧めで、父の友人が営む下宿にしばらく世話になることになった太一が
目的の町のバス停で降りるとそこは
魚人や喋るカラスが闊歩する、妖怪の町だったーー!
主人公の性格が、何事にも冷めてて、つっけんどんで
対人に関して不器用な部分も含めて
至るところで自分の妹に似ていてちょっとイラッときた←
世界と自分を隔絶させてしまう主人公に、
なんとかこっち側に戻ってきて欲しい…そう思わせられる。
そんな主人公を包む作品全体の雰囲気はとにかく優しく、落ち着く。
賽河原町自体が妖怪の世界と繋がっているせいか、
昭和っぽい懐かしい空気を持っていて、胸が和む。お祭りとか素敵。
登場人物たちも、キャラが立っていて、なんだか古くから知ってる人のよう。
みんな好き。
心に空洞という名の傷を負った太一が今後どう変わっていくのか?
温かく見守ってあげましょう -
Posted by ブクログ
ネタバレ安倍晴明の陰陽道を継ぐ本家と安倍晴明が使役に下した2人の鬼の話で本編は現代の話で一応完結しています。
そして、新に始まったのは、現神島当主代行、神島達彦の祖母、先々代の鬼遣い、神島桐子さまと2人の鬼、弓生(雷電)・聖(酒呑童子)の話です。
私、現代版に出てきたときから、この神島桐子さまが好きで、当時も番外編として「花闇を抱きしもの」で彼女の話が書かれていました。
その頃より桐子さまは成長しています。
前作「鵺子ドリ鳴イタ」では、桐子さまの伴侶となる武見志郎が登場しました。
ま・・・桐子さまの性格では、なかかな恋愛というか、甘々な話になるわけないのでとりあえず出会い編。
そして、今回、桐子さま、15歳。もうお見合いの話も出るお年頃。
2人に進展はあるのかな~と期待大。
ですが、桐子さまも志郎も期待は裏切らないな~と言うのが実感。
そして、ちょっと意外なのは、弓生
「鵺子ドリ鳴イタ」の時も感じたのですが、弓生って桐子さまが相手だととっても人間らしいというか・・・なんか安心するわ~。
そっか~「鵺子ドリ鳴イタ」で2人をくっつけたのは聖だったけど、2人のキューピッドは、弓生だったのね~(笑)
志郎・・・最後には、ちゃんと男らしいところ見せたな~。
桐子さまは、桐子さまでまったく変わらず。
このシリーズ、なかなか出ないんですが・・・。
レーベルが小学館のルルル文庫のせいもあると思うんだけど(お話がルルル文庫の路線とはそぐわないように思うのね)・・・でも、ちゃんと桐子さまと志郎の続きが読みたいので霜島さんには書き続けて欲しいな~と思います。 -
Posted by ブクログ
○感想
ようやく読めました。
彼は、属性的にはマルタ・サギーなんだなぁ、と。ラストの選択もマルタっぽい。
ここ数十年分の少年・少女小説を分類してみたくなります。
たとえば、新しく来たお母さんがアレルギーもちのマンガ家って設定は10年前は通じなかった気がするので。どなたかがレビューで書いてはったのですが、異質なものへの寛容というよりはローカルな集団の中での平均的なものがより広い集団の中でも受け入れられやすくなった感じ?
ただし物語の中だけで。
鈴子さんの言葉がアイタタタでした。
『あったかい場所におかえり』という帯が好きです。あと絵が好き。
がんばったら、戻れなくても変えられなくても、何かがつながるかもしれないというのは、そういうのを希望って呼ぶんだろうなと思いました
狢の、どちらがわも選べない気持ちは、なんとなく分かります。