• カラクリ荘の異人たち4 ~春来るあやかし~

    霜島ケイさんの別シリーズ読破してしばらく、なんか無性に癒されたくなって、こちらの一巻を買った。
    読み終える毎に次巻を買って数日で読破。ゆっくり読むつもりが……。

    十代の頃に読んで面白かったかどうかはわからない。
    こんな素直な話が、十代の捻くれた心に入ったかどうか。
    アラサーになって初めて読んで、アラサー女は、なんだかこれまでを振り返り「自分もいろいろあったなあ」としみじみした。

    なにせアラサーなので、視点は太一くんを見守る側に回る。
    太一くんの周りには愉快な面々がたくさんおり、でも太一くんに何かを押し付けることはなく、彼が自ら答えを掴むのを、見守っている。

    読んで全く...続きを読む

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