藤田和日郎のレビュー一覧
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購入済み
妖逆門
妖怪になってまで妖怪を解放したいと言う気持ちが三志郎らしい感じでした。きみどりは三志郎が消えそうになっても、自分を変えるきっかけを与えてくれた三志郎を救い、3年後再び三志郎の前に現れてくれた。
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購入済み
ばけぎゃもん
ロンドンが妖逆門に参加したのか、目が見えない子に音痴であることを知られないためウソをついた自分に許せない。参加者の多くが何かと葛藤しているマンガです。
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Posted by ブクログ
「タコハさんじゃないとダメなんだ」(第156回タイトル)に物語が収束される16巻である。
タコハ自身がこの屋敷に関わるようになった事情を開陳したりしているのだが、いよいよ物語は佳境に差し掛かり、核心に差し迫ってきた印象だ。
物語は合間の巻といったところだろう。
つかの間の休息を取る一行が描かれた前半と、仮死状態の緑朗がおじいさんの星の宇宙人に手を引かれて双亡亭深くに進み、決定的な秘密を知った上で追手に迫られる危機が描かれた後半で構成されている。
しのと応尽の内緒話を盗み聞きする緑朗という構図は、きちんとプロットとして計算されて描かれているに違いないわけで、細かな点でも藤田さんのスト -
Posted by ブクログ
ネタバレ双亡亭に再び集う者たちを描いた11巻である。
鬼離田姉妹と、それ以外の面々の対決編と言い換えてもいいだろう。
どちらが操られているかはギリギリまで明かされず、「実は本当に彼らは操られているのでは?」という疑問を抱えながらの読書となった。この辺は率直に上手いなと思う。
また、装備品を整えることで、より一層戦力として充実した形で参戦する彼らは実に頼もしい存在である。
フロルの戦線離脱だけが惜しまれるが、彼女には彼女の役割がまたあるのだろう。楽しみにしたい。
一巻丸々、宿木らの脱走劇が描かれた内容であった。
彼らのキャラが活かされ、工夫が施された物語展開はなかなかの代物。
エモー -
Posted by ブクログ
ネタバレ目まぐるしく物語が展開する10巻である。
ついに青一に牙を剥いた侵略者の罠と、モデルを直接捕えに来た泥努、そして幽霊凧葉が助力を求めた今は外に居る仲間たちの大脱出劇。
本当に目まぐるしく、同時進行的に物語は結末へと突っ込んでいっている印象だ。
特に最後の、鬼離田姉妹の告発によって監禁されている面々が凧葉の言葉に心を動かされ、再び双亡亭を壊すべく動き出すところなどは、物語の佳境に向けた集結編に違いない。
物語展開は整理され、泥努が絵を完成させるのを止めるという大目標が打ち立てられている。
この辺の手並みはさすがの一言だろう。合間の巻として星四つ半相当と評価しているが、内容は濃く、か -
Posted by ブクログ
ネタバレ凧葉危うし!な9巻である。
端的に言えば、双亡亭の警護を行う残花班と相見え危害を加えられ、さらにその場で得た致命傷の治療を塞ぐ双亡亭の悪意が凧葉を襲う巻である。
いよいよ凧葉たちと青一たち、そして残花たちが集い、双亡亭を壊すべく集まった面々が一堂に会することになっている。
ただ、ここでは凧葉は幽体離脱を利用してオジイチャンと会い、青一の過去を知る単独行動を取ることになっている。
少しずつ舞台が整えられ、物語もいよいよ佳境に差し掛かろうとしているというか。凧葉が幽体で次に向かった場所もまた注目のポイントだろう。
動的な展開ではあるが、合間の巻と言うことも加味してここでは星四つ半相 -
Posted by ブクログ
ネタバレ双亡亭の悪意がいよいよ主人公たちを蝕み始めた8巻である。
この巻では凧葉が坂巻泥努と、緑朗が侵略者の実体の一つであるしのと邂逅し、この双亡亭という存在の秘密を説明されている。
その中で、同じ画家として会話を求める泥努はともかく、明確な悪意を持って対するしのの関係は緑郎を襲い、予断を許さない結末に導いている。
残花と帰黒の関係や双亡亭の汚染された土地柄のこと、あるいは双亡亭の主・坂巻泥努と侵略者たちの関係が詳らかにされている巻である。
その意味で見れば、物語的な展開より立ち話がやや多くなってしまっている巻でもある。
その辺を加味してここでは星四つ相当と評価している。
まだまだ泥努 -
Posted by ブクログ
ネタバレいよいよこの双亡亭を建てた人物・坂巻泥努の正体に迫る7巻である。
前半戦クライマックスの結末を描きながら、突入する緑朗の疑問を追うように凧葉がかつて出会った絵描きの青年と再会し、一方青一は双亡亭を護衛している帝国陸軍憲兵隊の残花班と交戦し、あわやのところで黄ノ下残花少尉なる包帯だらけの謎の青年が参戦、窮地を免れている。
同時的に顔を見せている帰黒と名乗る黒子装束の巫女と紅が邂逅しているが、残花と帰黒が物語後半の扉を開く、坂巻泥努の存在に迫るキーパーソンであることは明らかだろう。
物語の色彩を微妙に変えつつ、いよいよ後半戦に入った双亡亭壊すべし。
単巻では星四つ相当と評価しているが、 -
Posted by ブクログ
何十年かに一度、青い月光に照らされて、おかしくなってしまう「おとぎばなし」の世界。それを元に戻す「月光条例」の執行者に選ばれた高校生・岩崎月光が、ねじれた物語の住人たちと戦うことに!
ある月の青い夜。月光と演劇部の前に、おとぎばなしの住人・鉢かづき姫が、いきなり本の中から現れた。彼女は、不思議な月光でねじれてしまった「おとぎばなし」の世界をもとに戻すべく、「月光条例」を執行する人間を求めてやって来た使者だった。偶然、条例の〈極印〉を授かり執行者になってしまった月光は…!?
真っ青な月の光に照らされておかしくなった「おとぎばなし」の世界は、〈読み手〉の世界に助けを求める。鉢かづき姫を使者にた