藤田和日郎のレビュー一覧

  • 双亡亭壊すべし 3

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    絵に囚われた人たちは、忘れたかった自分と対峙する。後ろめたい過去、忘れたい罪、逃れたいトラウマ。
    それらに挫けてはいけない。それの侵入を許してはいけない。凧葉を中心として、残った人たちがこの屋敷の思惑を知る為に進んでいく。
    一方で、緑朗と青一が見た日本の歴代総理が隠していた絵とは。

    凧葉の自然体な強さがいいンだろうなぁ。

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    2019年01月11日
  • 双亡亭壊すべし 2

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    総理大臣の命令で双亡亭を壊す事になった。空爆でも壊れない館に、入ると人が狂気に陥る惨劇。それに立ち向かうは、超常現象や霊能のプロ。
    双亡亭の中は奇天烈な世界。襲ってくる過去の亡者たち。絵に囚われてはいけない。捕まってはいけない。

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    2019年01月11日
  • 邪眼は月輪に飛ぶ

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    青年誌に掲載されたとのことやけど、青年からジジイが努力、友情、勇気で勝利を掴むっつう感じ。 嫌いではないし、グッとくるシーンもあり。 邪眼が最期にまみえるシーンはぞくっとしたな。

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    2018年12月17日
  • うしおととら 32

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    再読 33巻は登録済みなので今回は32巻
    禁のひとの最後と親父がかーちゃんを助けに来るところは何度読んでも感に堪えない
    それ以外は勢い熱さで気にならなかったのが読み返すたびにコマ割りの面で不満が出てくる
    それらを置いても良い作品には違いないけれども

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    2018年12月09日
  • 邪眼は月輪に飛ぶ

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    見たものに対して<邪眼>により無条件に死を与えるフクロウと狩人の鵜平爺の物語。「うしおととら」「からくりサーカス」「月光条例」と長編イメージが強い藤田氏の一巻本だが、藤田氏のエッセンスがギュッと濃縮されたストーリーが展開して、読み応えあり。果たして、<邪眼>はフクロウなのか人なのか。<邪眼>の謎や鵜平のその後なども読みたい気になった。

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    2018年11月25日
  • 月光条例 1

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    おとぎ話モチーフ、サポートキャラの全身変形による武器化。
    うーん、「仮面ライダー電王」「仮面ライダーディケイド」と大きなネタが類似していることが気になりました。
    時系列的には、電王<月光条例<ディケイド ですね。
    いや、全く偶然でインスパイヤの領域ですらないとは思いますが。

    長期連載になっている本作ですが、何と言っても作者のおとぎ話への愛情(時には歪んだ)あふれる新解釈なのではないでしょうか。
    バトル場面やらグロイ表現も、上手く全年齢対象に落ち着かせているようです。
    人死にが原則キャンセルされるのも好印象です。
    でも、これだけ連載が続いてもアニメ化の話がないのは、おとぎ話を弄ることが業界とし

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    2018年10月29日
  • うしおととら 1

    おもしろかったよ

    あまりに非現実的、極悪妖怪のはずなのに優し過ぎる、うしおを襲うチャンスなどいくらでもありそうなのに...と突っ込みどころは満載ですが、でも面白かった。各話のストーリーもどちらかと言うと先が読めそうな展開ばかりなんだけど、でも少しひねってあって、飽きません。とらのデザインも秀逸です。虎でしょうか?化け猫でしょうか? 続きを読みたい作品です。

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    2018年10月13日
  • 黒博物館 スプリンガルド

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    ネタバレ

    19世紀ロンドン、都市伝説的な怪人バネ足ジャックをモチーフにした話。

    何となく怪人の活躍というか、警察の大捕物みたいな話を想像して読んだら、意外にピュアなラブロマンスだった。
    暇を持て余した放蕩貴族から一転、好きな女性の幸せのために命をはるダークヒーローへ。ちょっと悪ふざけは過ぎたけれど、一本筋の通ったところは格好いい。

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    2018年09月19日
  • 双亡亭壊すべし 7

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    新キャラ軒並み美味しい…!

    帰黒は当然ですが、残花少尉もカッコいい。
    フロル達が一端退場になるのは残念ですが、怪奇度合いが増したのは歓迎ですね。

    そして展開がとんでもない方向にきてるなぁ…。
    考えてみれば、単なる異能バトルかと思いきや、異星人は出てくるわタイムスリップもあるわ…今更だけど、これって「藤田何でもアリワールド」なんだねぇ。

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    2018年01月27日
  • 黒博物館 スプリンガルド

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    「うしおととら」の作者。
    短編もうまい!
    良い短編は、読み終わった時の満足感がすごい。
    後日譚(?)もすごく好き。
    黒博物館 ゴーストアンドレディも好きですが、1冊でまとまっていて読みやすいこちらの方が、どちらかというとお気に入り。
    史実をもとにした漫画ってワクワクしますね。
    途中途中にある、当時のイギリスに関する文章もとても良いです。

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    2017年10月10日
  • 双亡亭壊すべし 5

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    ネタバレ

    人生を思い通りにしてきた老人が、人生を擲って戦ってきた少年にかける言葉が切なくも熱くて。

    早く清一達が合流しないかなぁ。

    …とりあえず、気が付いたら凧葉ハーレム状態じゃね?w

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    2017年07月22日
  • 双亡亭壊すべし 5

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    ネタバレ

    凧葉...かっこよすぎる。

    地球が選ばれた理由や絵描きなどまだまだ謎が残りますが一応敵の概要が分かった本巻。
    うん、面白い。

    ただ個人的に一番驚いたのは巻末の予告です。
    「前半クライマックスの次巻に驚愕の展開が!」みたいな表記が!(あと、全12巻くらいになる予定なのか!)

    「うーん、宇宙人が敵か....ちょっとがっかり感が...」と4巻でなってしまった私ですがこれは次巻でもうひとひねりあるかも!

    これは6巻も楽しみですね。


    先日、某バラエティ番組でこの漫画を絶賛しているシーンがありました。

    ....読む人が増えるといいなぁ....「月光条例」も再評価されないかなぁ。
    (「月光条例

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    2017年07月19日
  • 読者ハ読ムナ(笑) ~いかにして藤田和日郎の新人アシスタントが漫画家になったか~

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    『うしおととら』などを代表作として持つ漫画家、藤田和日郎氏が漫画家としての大切なことを語ります。漫画家にとってまず大事なのはコミュニケーションをしっかり取ること、好奇心を持つこと、編集者に言われた助言を自分の頭で噛み砕き考えて血肉に変えること、自分の「好き」を追求すること、そのためには精緻に言語化すること。そういった内容を読み手に優しく語りかけ、諭すような語り口調で綴られています。これは漫画家に限らず職業一般に通じると思います。特に本書の最後のほうに書かれている「オリジナリティ = 好き」はとても大事。著者の新人に対する愛情を感じました。良書です。

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    2017年06月14日
  • 双亡亭壊すべし 3

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    ネタバレ

    いや、面白い。

    1・2巻の導入部の「え?家一軒が舞台?何かスケールが...」という不安が一掃されるかのような3巻でした。

    ....入り口が狭いからこそ内部は無限の可能性を秘めている?
    ...鏡の中の世界ように絵の額縁の世界が繋がっていたら...そして憑依して表に現れるものの目的は...
    ...あの「戻ったらまた会おう」といった絵描きの人物は...

    うーん、今後を想像するのが楽しすぎます。
    本作は映画好きな藤田先生の色々な作品へのオマージュが表現されているのでホラー映画好きにはにたにたが止まりませんねw
    (「パラダイム」「ランゴリアーズ」...今後「ゼイリブ」とか「ゴーストハンターズ」とか

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    2017年01月23日
  • 双亡亭壊すべし 2

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    作者流の、紋切り型なモチーフを徹底的にブラッシュアップする手法で描かれる幽霊屋敷の気味悪さ、探検のワクワク感。同じく作者流の長編エピソードを毎週短編単位に再構成する手法は、単行本だとさすがにくどくはある。

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    2017年01月10日
  • からくりサーカス 43

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    少年漫画の名作。

    二転三転、四転五転するストーリーは圧巻の一語に尽きる。

    終盤、舞台が宇宙へとぶっ飛ぶくだりはやや引いたが、それまでに積み重ねられたエピソード達が、そこに生命を吹き込む。

    そして……エレオノールの笑顔は、600点の輝き。

    ★4つ、9ポイント半。
    2017.01.05.再。

    ※ただ……やっぱり、ちょっと長かったねぇ。
    自動人形との中盤くらいでの戦闘描写や、人形相撲のくだり(※カットしちゃいけないけど)をもう少しずつスリム化できれば、物語の感動をそのままに、37~38冊くらいで仕上がっただろうに。

    ※繰り返すが……少年漫画の名作。少年時代を懐かしむ大人ももちろんのこと、

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    2017年01月06日
  • 双亡亭壊すべし 2

    ai

    購入済み

    面白いです

    凧葉と紅、青一と禄郎の絆が深まってきたり、青一の過去の話から単なる和風モダンホラーよりさらに壮大な話しになりそうだったりと、少しづつ謎が解けて行く巻ですね

    といっても過去の藤田作品3作はたしか全部30巻越えなのでこれもどこまで広がって行くんだろうと思いますが…

    とうとう館に突入した術者達ですが、様々な戦い方が格好良かったです
    ただ最後はこれからどうなってしまうんだろうという終わり方だったので、次巻が待ち遠しいです

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    2016年11月28日
  • 双亡亭壊すべし 1

    ai

    購入済み

    いい始まり方です

    うしおととらよりは怖い
    化け物屋敷にかなりエグい描写もある和風ホラーで、今ではこういうの大好きですが、子供のころだったら読めなかったかもしれない
    でもすごく導入と登場人物たちはいいです

    凧はは藤田さんお得意の人情のある男で
    紅は短髪純情な闘う巫女さんで女子高生と日輪やエレオノールと同じくらい魅力的
    禄郎はただの無垢な子供だと思ったらたまに見せる狂気の顔がただの脇役ではないと感じさせる

    青一は戦闘時手がドリルに変形して潮や鳴海と同じくらい格好良く闘う姿と普段の無垢さがいい

    2巻の終わり方はこれからどうなってしまうんだろうという感じですが、次巻を待ちましょう

    2
    2016年11月28日
  • 邪眼は月輪に飛ぶ

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    一巻完結とは思えない密度の高さ。「赤ちゃんになりたかった」白面のように藤田作品の化け物にはどこか人間らしい部分があって、「人間と大した違いはない」という鵜平の言葉に作者の想いが込められている気がした。だから藤田作品の敵の散りざまには言葉にできない切なさがある。

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    2016年09月19日
  • 双亡亭壊すべし 1

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    さすが藤田和日郎、先の読めないわくわく感のある導入がすごい。相変わらずな古臭い絵柄や台詞回しがクセになる。清一は「とら」みたいなマスコットキャラになりそう。

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    2016年09月18日