あらすじ
この屋敷の奥には、まだ見ぬ闇がある…!!
水路を求める亡者を阻止すべく、
液体窒素を爆発させた凧葉、紅ら破壊者達!!
決死の破壊作戦の結末は!?
そして新たに、双亡亭へと入りゆく青一、緑朗。
奇妙な家屋のさらに奥、
誰も立ち入る事がなかった場所で…
双亡亭を建てた坂巻泥努の“闇”が、
遂に姿を現し始める!!
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Posted by ブクログ
いよいよこの双亡亭を建てた人物・坂巻泥努の正体に迫る7巻である。
前半戦クライマックスの結末を描きながら、突入する緑朗の疑問を追うように凧葉がかつて出会った絵描きの青年と再会し、一方青一は双亡亭を護衛している帝国陸軍憲兵隊の残花班と交戦し、あわやのところで黄ノ下残花少尉なる包帯だらけの謎の青年が参戦、窮地を免れている。
同時的に顔を見せている帰黒と名乗る黒子装束の巫女と紅が邂逅しているが、残花と帰黒が物語後半の扉を開く、坂巻泥努の存在に迫るキーパーソンであることは明らかだろう。
物語の色彩を微妙に変えつつ、いよいよ後半戦に入った双亡亭壊すべし。
単巻では星四つ相当と評価しているが、これからの物語には期待したいスタートである。