【感想・ネタバレ】双亡亭壊すべし 13のレビュー

あらすじ

双亡亭の主・坂巻泥努に連れ去られた紅を救う為、屋敷の最深部を目指す一行。
その眼前に、異形な“刃”を従えた鬼離田菊代が立ちはだかる…!!
一方、屋内に逃げ込んだ凧葉達が出会ったのは怯える数人の子供。
空前絶後の恐怖が、音もなく忍び寄る…
これまでとは全く異質な敵に、苦戦を強いられる一行!
その時、帰黒と緑朗にある異変が…!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 久々にホラー展開が見られた13巻である。
 この巻では、ここに来てようやく青一の弟・真琴に関する伏線が消化されている。

 物語はいよいよ佳境を迎えつつあり、泥努の元へと向かう青一、緑朗、凧葉、帰黒の四人が今回の主役になっている。
 現れる鬼離田姉妹の長女・菊代と、彼女が繰り出した残忍な策が青一を苦しめる。
 一方、亭内に突入している緑朗、凧葉、帰黒らもまたそれぞれがピンチに見舞われながら、緑朗の意外な活躍・覚醒によってまた新たな戦う手段を手に入れ、双亡亭の悪意に立ち向かっている。

 いくつもの勢力の意思が絡み合う中、一歩一歩確実に物語は進んでいる。
 真琴に関する伏線は完全に意表を突かれたこともあって、ここでは星五つで評価したい。
 ただ、これまで読み解くだけの情報は十分あったのだし、予想していた読者は多いかもしれない。

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2019年07月16日

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