あらすじ
惨劇を阻止すべく、屋敷の亡者を一掃せよ!
凧葉と紅に救われ、
一命を取り留めた破壊者達は
屋敷の深部へと歩を進める。
その先で、侵略者達の
恐るべき目的が明らかに…!!
そして総理らと共に、
遂に双亡亭の門前に立った青一と緑朗。
迫り来る絶望を打破すべく
命懸けの攻防戦が始まる…!!
感情タグBEST3
生き延びて
藤田先生の作品なので、辛い展開と泣ける展開があるのは信用できるのですが、ハッピーエンドで終わってほしいです。
匿名
すでに25巻まであるので買うかどうか迷ってましたが、期間限定で無料だったのでここまで一気に読みました。話のスケールがとにかく大きい。これは最後気になりますね。
Posted by ブクログ
前半戦を締めくくる決戦の7巻である。双亡亭に巣食う侵略者たちの弱点が知れた巻でもある。
突入組に覚悟を問いかける凧葉から物語は始まり、双亡亭では奴らの目的にメスを入れていく展開が組まれている。その過程で彼らの弱点も見つけ出した形だ。
また、青一・緑朗がついに双亡亭に到り、青一のドリルが双亡亭を正面から破壊する象徴的なシーンが描かれた巻でもある。
そして、数多の敵に取り囲まれながら決死の覚悟で液体窒素のアポーツを敢行したフロルが、双亡亭内部の決戦で中心的に描かれている。
フロルの過去と、語られる思い、そして覚悟は率直に胸を打つ凄まじさだ。彼女の見た末期の風景、心象風景における空の青さはあまりに儚い。
恐ろしくドラマティックな前半戦のクライマックスである。星五つで評価するしかない物語だ。
フロルの覚悟がどのように報われるのかは、次巻に委ねられている。心憎い引きだろう。