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総理が懸けた莫大な報奨金の元に開始された「双亡亭破壊作戦」。 奇怪な屋敷に立ち向かう“破壊者達”は、 不自然に飾られた自らの肖像画に取り込まれる。 彼らを待ち受けていたのは、耐えがたい絶望の世界… 恐怖に呑まれた者達が次々と己を失ってゆく中、 凧葉と紅の運命は…!? 震撼のスペクタクル・モダン・ホラー、第三巻!!
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ベストマッチ
藤田先生の描きたい理想と読者が面白いと思う感性が見事にマッチしているのでこんな奇跡はもうないかもしれません。
#シュール #タメになる #怖い
匿名
これは想像以上でした。ホラー好きには堪らない1冊ですね。まだ3巻なのにめっちゃ面白いです。とても続きが気になる。
Posted by ブクログ
私の好きなものが詰め込まれてる、大好きな作品です 先が全然読めません 最大の魅力は、主人公のタコハが何も特別な人間じゃないという事だと思います 泥臭くて、実直で、愛すべき人物像
タイトルの意味は分かるけど、実際に何が描かれるのかは読んでみてはじめて納得。そういうことか。この題材で長編漫画を描いていくのもなかなか難しそうだけど、興味深し。
絵にひきずりこまれた凧葉たち。 絵の中で起きているのは、ひきずりこんだ人間の過去のトラウマを利用し、心の中に入り込んで、体を乗っ取るという作業。 乗っ取ろうとしているものは何?目的もだけど、あのヒルのようなものは。 青一がその答えを知っているような感じ。青一自身の存在も謎ではあるけども。 人の...続きを読む心の弱みをえぐり、その隙間を利用して己の意のままにしようとするやりくちは最低最悪なもの。ただ、大小はあるにしろ誰でも心の中に抱えている部分ではある。 それを乗り越えたと思っていても、思い込んでいても、忘れるために見ていないだけだったり、隠しているだけだったりする部分。 本人にとって、一番触れたくない忘れたい、そういう部分を狙ってくるのだろうなぁ。 そこに向き合い乗り越えていた凧葉の強さ。 「泥なんてなんだい」じゃない、違う形の強さの持ち主なのか凧葉は。
絵に囚われた人たちは、忘れたかった自分と対峙する。後ろめたい過去、忘れたい罪、逃れたいトラウマ。 それらに挫けてはいけない。それの侵入を許してはいけない。凧葉を中心として、残った人たちがこの屋敷の思惑を知る為に進んでいく。 一方で、緑朗と青一が見た日本の歴代総理が隠していた絵とは。 凧葉の自然体な...続きを読む強さがいいンだろうなぁ。
タコハのキャラクターがようやく本領を発揮しはじめ、 紅との関係にも発展が見え始めてきた感じ。 双亡亭の攻撃パターンや、その性質も徐々に解き明かされ、 いよいよ物語は本格的にスタートという雰囲気ですね。 まだ見ぬ未来の不安に対して、取り返しのつかない過去の恐ろしさ。 精神攻撃としてはポピュラーながら、...続きを読むやはり効果的です。 屈してしまった破壊者たちは、これからどう出てくるのか!?
屋敷の魔の手が異能者たちを襲う三巻である。 この巻ですべてが説明されているわけではないが、事実上の壊滅だろう。先の巻での引きがそのまま絶望的な展開を導いている。 この巻の肝は、絵の中で見せられる絶望と、それに対抗するための手段だろう。 異能者たちや自衛隊員が取り込まれる中で、同じく絵に取り...続きを読む込まれた凧葉は不思議な青年と会い、そしてその後の絵の襲撃を撃退している。 心強くあらねば、いかなる異能を持っていようとも何の役にも立たない。双亡亭の恐ろしさをまざまざと描いた巻だろう。 その悪辣さも特徴的だ。トラウマに直面させることで、催眠術で言う驚愕法のような手法で精神に空白を生じさせ、そこに逃れようのない悪意を刷り込む。 そうして生まれた隙を見逃さずとり憑く。実に凶悪である。 白眉はやはり紅の救出に向かった凧葉の力強さと、その言葉に背中を押されて自分を許すことができた紅。 彼女の言葉、弟と話すことを宣った彼女の姿は、腹の据わった力強さがあった。 こうしたシーン描写の力強さは、この物語を一段とエモーショナルにしてくれている。お見事だった。 今回も変わらず星五つで評価したい。 壊滅的状況と、それが相手の戦力を増す行為だと気づいた凧葉。 一方で、同様の敵を相手に制圧した青一は、緑朗と共に歴代総理と面会し、頭を下げられている。双亡亭と戦うためのすべを教えてほしいと。 こうした「日本のトップだった人たちが頼んでくる」というのもまた、子供への訴求力が高い物語展開じゃないかなと思う。 ただ、このホラーテイスト全開の作品を子供が読んで楽しめるのかは未知数ではあるが。(笑)
ここに来て一気に面白くなってきました。 久しぶりに藤田ワールドに引き込まれた感じです。 ツライ「過去」に…負けんな… ツラくて弱かった「自分」に負けんな… ゼンブ引き受けて… そいで… 自分をゆるしてやんな… 大きな声で…
いや、面白い。 1・2巻の導入部の「え?家一軒が舞台?何かスケールが...」という不安が一掃されるかのような3巻でした。 ....入り口が狭いからこそ内部は無限の可能性を秘めている? ...鏡の中の世界ように絵の額縁の世界が繋がっていたら...そして憑依して表に現れるものの目的は... ...あ...続きを読むの「戻ったらまた会おう」といった絵描きの人物は... うーん、今後を想像するのが楽しすぎます。 本作は映画好きな藤田先生の色々な作品へのオマージュが表現されているのでホラー映画好きにはにたにたが止まりませんねw (「パラダイム」「ランゴリアーズ」...今後「ゼイリブ」とか「ゴーストハンターズ」とか出てきたら身もだえしそうですw) そして藤田先生の漫画にしては珍しく凧葉は「自分の弱さを認める強さを持つが戦力としてはからっきしw」という体力面で劣る主人公(の一人?)なのでちょっと新鮮で今後が楽しみです。 ....さすが藤田先生....ハズレないなぁ。
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双亡亭壊すべし
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藤田和日郎
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