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Fujita is genius to make such stories. You could enter his Japanese monster's world, and be into his work heart and soul.
Posted by ブクログ 2023年05月23日
見るもの全てを死に追いやるフクロウ「ミネルヴァ」と、昔ミネルヴァに傷を負わせた漁師の因縁の戦いを描く一冊。
アツイ展開に息を呑み一気に読み切る。すごく良い。
Posted by ブクログ 2022年09月15日
最高。藤田和日郎ファンなら読むべきだし、そうでなくても読むといいと思う。
双亡亭然り「どうやって勝つんだこんなの」って敵が出てきて、絶体絶命の状況を命懸けでどうにかするのが本当にアツい。
おどろおどろしい敵や設定、伝奇っぽい呪術と交錯する近代兵器、そしてちょっぴりお色気があって、藤田和日郎こ...続きを読むこにあり!という感じ。
一気に読むと信頼関係を築くのが少し早いかなという気はしなくもないけど、そんな小さなことが気にならないくらい、期待以上にきっちり面白かった。
1巻完結というのも読みやすいし、フクロウと鵜平の対比構造があり、良く錬られたドラマがあり、それぞれの抱えた葛藤や悩みもまとめて大団円へと昇華していて、本当にすっきりと読み終えることのできる一冊だった。
面白かった。
まずはコレしかありません。藤田先生の描くマンガはとにかく登場人物が魅力的で、ストーリーと絡み合います。
物語は『邪眼』を持ち、見るだけで人だけではなく「生き物を殺す」なんて言う最近のなろう系小説でも聞かないような超弩級チート能力を持つフクロウ『ミネルヴァ』がよりにもよって東京を襲撃。
...続きを読む軍でも敵わない相手に対するのは、13年前にたった一人でミネルヴァを止めた伝説の猟師と神がかりの力を持つ巫女、CIAとデルタフォースの軍人4人。
次々に繰り出される人間側の抵抗をいとも容易く打ち砕くミネルヴァに勝てるのか...。
しかも、ミネルヴァが現れたのには何かしらのきな臭い事件の匂いが...。
長々と書いてしまいましたが、もう本当に面白いのでちょっとでも気になった方には是非とも読んでみて欲しいです。
Posted by ブクログ 2017年07月25日
藤田和日郎の傑作。
パニック映画のような滑り出しを魅せる物語に、不器用な男の半生を織り交ぜた骨太の一作。
藤田和日郎マンガを読みたいが、長編を読むにはキツイという方にオススメ。
Posted by ブクログ 2015年09月28日
人に薦めたきっかけで再読。「うしおととら」「からくりサーカス」が知られる藤田和日郎先生の描く、珍しく1巻のみで完結の作品(その気になればシリーズ化できそうではある)。
その目で見られたものはすべて死んでしまうという1羽の恐ろしいフクロウが、東京湾で座礁した米軍空母から逃げ出した。そのフクロウ、コード...続きを読むネーム「ミネルヴァ」は都内を飛翔し、空前絶後の死者を出す。かつてそのフクロウを一度は撃ち落とした漁師・鵜平は、米軍の要請を受けて銃をとるが…。
作品としての分厚さ、迫力は「白鯨」や「老人と海」「羆嵐」といった作品(どれも小説だけど)に劣らないすさまじさ。すべてを捨ててフクロウに挑む者たちの戦いは、漫画らしい荒唐無稽さでありながら、リアルです。そしてまた、「ミネルヴァ」もまた、凶悪なだけの敵キャラではないところが良いですね。読む人を選ぶクセのある画なれど、一読してほしい怪作。
Posted by ブクログ 2015年05月03日
その視線を浴びたもの総てに死をもたらす邪眼の怪物と相対する者達、といった作者が最も得意とする現代へ蘇った英雄譚の一作。
説明と感じさせず人物の背景、立場、矜恃を物語に織り込んでいく組立は流石ベテランの力量でした。
鵜平の不器用な愛に子を持つ親として思い入れるも良し、輪の境遇を甘んじるのではなく受け入...続きを読むれ強く生きる姿に惹かれるも良し、はたまたマイケルの漢気とケビンの悔恨から立ち上がる矜恃に惚れるも良しの娯楽作品です。
個人的にはミネルバの孤独と悲哀についても白面の者の様に深堀して欲しかったですが単巻構成なので致し方ない所でしょうか。
好きな登場人物に思い入れ一気にラストシーンへ疾走し、最後にこの魅力的なキャラクター達と別れるのが淋しいと思わせる素敵な作品です。
Posted by ブクログ 2014年10月12日
ある1羽のフクロウがいた。そのフクロウが〝見た〟生き物は、みな死んでしまった。その地上最強ではないかというフクロウを仕留めるべく、アメリカ軍は1人の日本人に会いに行く。
13年前、その日本人だけがフクロウに怪我を負わせることができた。その名は、鵜平。老いた猟師であった。
今度こそ仕留めることができる...続きを読むのか・・・ハラハラしながら、一気に読んでしまいました。
Posted by ブクログ 2014年05月06日
友人より。ふりがなは月輪(がちりん)。『うしおととら』『からくりサーカス』に続く短期連載、一巻七話。見るだけで生物を殺す邪眼のフクロウと老マタギの戦い。随所に溢れる『うしおととら』を髣髴とさせる藤田節。漲って当然。目が正面にあるフクロウは人間っぽいなと改めて思いました。
Posted by ブクログ 2013年02月23日
何故、どんなメカニズムで、という疑問なんざすっ飛ばして、
最初から最後まで一気読みしました。
終盤、邪眼の孤独まで描いていて、うっかりフクロウにまで感情移入。
とにかく熱い。
キャラクター造形も最高。
最後、語りが誰なのか判明するところにも驚きがww
文句無しのエンタメです。みなさま是非に!
Posted by ブクログ 2013年02月21日
「うしおととら」や「からくりサーカス」等の長編を描いていた作者の、珍しい1冊完結の作品。
1冊完結とはいえ、ちょっとした漫画5冊読んだようなくらいの厚みがあって、読み応えありまくり。
Posted by ブクログ 2012年10月08日
1巻完結だからこそできたフルスイング!短い中に藤田和日郎の最大瞬間風速を詰め込んだような作品です!
目を見ただけで生き物を殺す梟と老いた猟師の戦いって設定がすごくいい!
老人が主人公なんですけどかっこいいです。
クライマックスの迫力は流石ですね!
Posted by ブクログ 2012年05月20日
藤田和日郎の世界観と男気が全開の作品(笑)『うしおととら』『からくりサーカス』『月光条例』でそれぞれに展開されている独特の筆致と世界が満載です。藤田作品のどれかが好きなら読みましょう。
Posted by ブクログ 2011年04月24日
『うしおととら』や『からくりサーカス』の著者、藤田和日郎さんには珍しい短編。
全一巻というのは初なのでは?
藤田さんの作品はとってもスピード感があり、一気に読んでしまいます。
殺人シーンはグロいけど・・・。
Posted by ブクログ 2011年07月19日
話の運び方がとても上手で、読後の気持ちよさが素晴らしいです。
一巻完結だからこそ作者の力量を存分に感じられる作品だと思いました。
手軽でありながら濃厚に楽しめる一冊です。
同じく一巻完結のスプリンガルドも好きです。
Posted by ブクログ 2011年02月12日
登録3番目。藤田作品初登録。
藤田作品が好きで購入しました。
1冊完結ですっきり終ります。
登場人物が全員かっこよかったです。
藤田作品でなぜこの作品を一番に登録したかというと、
貸したまま返ってこず、手元にないからです。。。
誰に貸したかも忘れてしまいました。
買いなおすか。
Posted by ブクログ 2010年03月20日
スピリッツ連載時からとても楽しく読んでいたのでレビューを書いてみる。
1巻完結ではあるけれど、十分な読み応え。
コンパクトながらも中身はドロリと濃い作品。
その眼で見られたら死ぬ、と言われているフクロウと、それを退治しようとするいろいろな人たちが絡んでくるのですが、キャラクターたちの個性も...続きを読むうまいこと生かされているし、非常にヨカです。
装丁の黄色と黒も良いなー。
Posted by ブクログ 2009年12月21日
≪1巻完結≫
“ミネルヴァに見られたものは皆死ぬ”
あのフクロウはこの漫画の子だったのか!!
(◎,◎)
ミネルヴァが可愛すぎる・・・や、すごい顔してますけど、見慣れると可愛いとか思っちゃう・・・のは僕だけではないはず・・・ たぶん・・・
1冊とは思えないボリュームすばらしいです。
Posted by ブクログ 2009年11月26日
「一羽のフクロウの、その眼に見られた者は死ぬ」
第一話を本誌で流し読みしただけで、強烈な設定が頭に焼き付いて離れなかった。
久しぶりにアツい漫画を読んだ気がします。
こんな相手といったいどう戦うんだろう・・・と、ページをめくるごとにワクワクしました。
宿敵ミネルヴァとの戦いは恐ろしくもあり、哀しく...続きを読むもあるのですが、何故か清々しい読後感。
基本、シリアスでダークな感じなのですが、ギャグも所々含まれてるあたり安心して読めました。
Posted by ブクログ 2011年08月02日
ふぢた先生のコミックスというだけで殆ど品質が保証されているようなものなのです。
見るもの全てを殺してしまう梟ミネルヴァを狩ることになった年老いた猟師さんとその娘の巫女と二人の米国人のお話。
過去にミネルヴァを殺し損ねた猟師さんのその際犠牲になった奥さんへの愛が深くて泣ける。
そのミネルヴァちゃんも悲...続きを読むしい生き方をしている訳なのですが。
最後の最後に羽ばたいていったあのシルエットが忘れられない。
Posted by ブクログ 2021年10月01日
のっけから、謎の「鳥」を理由に大量に人が死ぬ、メディア越しでもその能力は発動する、軍が動いて頑固な猟師の元に…と、オカルト要素と現代社会への警鐘も織り混ぜつつの藤田節。
Posted by ブクログ 2018年12月17日
青年誌に掲載されたとのことやけど、青年からジジイが努力、友情、勇気で勝利を掴むっつう感じ。 嫌いではないし、グッとくるシーンもあり。 邪眼が最期にまみえるシーンはぞくっとしたな。
Posted by ブクログ 2018年11月25日
見たものに対して<邪眼>により無条件に死を与えるフクロウと狩人の鵜平爺の物語。「うしおととら」「からくりサーカス」「月光条例」と長編イメージが強い藤田氏の一巻本だが、藤田氏のエッセンスがギュッと濃縮されたストーリーが展開して、読み応えあり。果たして、<邪眼>はフクロウなのか人なのか。<邪眼>の謎や鵜...続きを読む平のその後なども読みたい気になった。
Posted by ブクログ 2016年09月19日
一巻完結とは思えない密度の高さ。「赤ちゃんになりたかった」白面のように藤田作品の化け物にはどこか人間らしい部分があって、「人間と大した違いはない」という鵜平の言葉に作者の想いが込められている気がした。だから藤田作品の敵の散りざまには言葉にできない切なさがある。
Posted by ブクログ 2014年03月10日
いただきもの。
その眼で見つめられた者は皆死ぬ…恐ろしい邪眼を持つフクロウ「ミネルヴァ」。野に放たれたミネルヴァを仕留められる者はいるのか…
手に負えないものなのに、支配下において切り札にしたがるのが人間の愚かさなんだなー。
職場、本院の方にはフクロウ像があるらしいけど、ミネルヴァが棲みついた...続きを読むら困るな。
Posted by ブクログ 2011年01月04日
描き込みの量が凄い…過去のある人どうしがぶつかると、やはり濃いドラマが生まれるんですね。
少年マンガの登場人物がそのまま大人に置き変わったみたいで、素直に読めています。
Posted by ブクログ 2010年02月18日
あぁ、子どもたちと同じように、わたしも、もっともっとウヘイのお話を聞きたいです。
しかし、ミネルヴァも、悲惨なほど可哀想ですね。だって、そう生まれついただけなんですから。だからこそ、ミネルヴァを撃つことができるのは、そのことを理解しているウヘイだけだったのだろうと思います。
なんか、小学生ぐらい...続きを読むの感想のようだな。いつもか。