林真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小説の素晴らしいところの1つは、自分の知らない世界を見せてくれるところだと思います。
本書の主人公は、プロの愛人。
お金持ちの人たちが作り出す煌びやかな世界と、自分とは全く違う価値観の人々に触れられておもしろかったです。
中村うさぎさんが素晴らしいあとがきを書かれてるんですが、私も主人公には1ミクロンも共感できずに、とはいえ、その確固たる価値観に圧倒させられました。
人の価値観は、若い頃の環境に影響される部分が多いと思いますが、若いうちから愛人として囲われている彼女の価値観が本当に独特で。
愛人とは、いわば妻のいる人とお付き合いするということですが、魅力的な男性に女性が集まるのは当然のこと -
購入済み
百蓮は凄い
TV小説はみてなかったが世田谷の病院に飾られた百蓮の書と百蓮の伊藤家の居室の素晴らしさに百蓮に興味が湧いて読んだ。
林真理子氏のコピーライターの感性が光る題名と引き付ける筆力で読む気にさせる。
百蓮が、あの時代人妻でありながら身分も年齢も越えて恋愛を成就出来たのは驚異だが、心中ではなく生きる道を模索する強さが凄い。 -
Posted by ブクログ
林真理子って初めて読んだけど、凄いと感じた。
心情の吐露なんて、リアルに感じる。
女性たちの感想がどうかわからないけど、男としては、かなり強い物語だった。
割り勘駄目出しが強調されていて、笑えてしまった(自分の不甲斐なさに)。
女性の生き方が描かれているけども、人生の泥沼に溺れてしまう男性の立場から読んでしまったようにも感じる。
主役はナオコなんだろうけど、視点を変えて、ナオコを脇役にして読んでみることの示唆もされていたのは、深く考えさせられた。
あまり深く考えると、怖い作品だと思った。
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【内容(「BOOK」データベースより)
野田奈央子32歳、丸の -
Posted by ブクログ
23歳から36歳まで、スターの階段を駆け抜けた、ベストセラー作家の自伝的長編小説。
1年で1章。
濃い人生、書く事はたくさんあるでしょうが、長々と書いても読む方は飽きてしまう。
そこを、もう終わり?と思うくらい短く(でも、それがすごくちょうどいい)テンポ良く書き上げる力量も、
夢中になって読んでるうちは小気味いいけど、ふと我に返ると、自伝的小説なのにそんな出来事や心の内まで暴露しちゃってもいいの??と思う程の内容を書き上げる度胸も、
本当に素晴らしいと圧倒される1冊でした。
「野心のススメ」を先に読んでいて、この本を次は読んでみたいと思っていたので満足、どころか、思っていた以上に読めてよか -
Posted by ブクログ
【本の内容】
「こんなことがあっていいの…」被災地の光景に涙してばかりはいられない。
精力的なボランティア活動をするイケメン青年たち、人生経験を生かして東北の未来作りに奔走する仲間に触発され、超オリジナル支援策「銀座のママプロジェクト」を立ち上げる。
髪を高く結い上げて、さあ超高級クラブにご出勤!
人気連載、激動の一年。
[ 目次 ]
楽観主義者宣言
妻よ、ガンバレ
冬の出来ごと
ツバの海
いらっしゃい
風邪の理由
ケンカ売ってんの!?
大腸の話
準AKBメンバー
マスクのルール〔ほか〕
[ POP ]
夫に気遣い、イベントでAKBのナンバーを歌う。
そんな日常をおくっていたところ -
Posted by ブクログ
バブルをいつまでも引きずっている痛々しい女、でもそのセルフプロデュース力はすごいと思いました。真似したいとは思わないけど、とても勉強になりました。参考にはさせてもらいます。
自分の魅せ方を知ってる女は強いですね。いちいち頷いてしまいました。
客観的に見ると舞衣子も若くないんだし、チヤホヤされる歳はもうすぐ終わりに近づいてると思うんだけど、ここまでくるといっそ潔い。まさに愛人のプロなんだと感心しました。
歳をとったら逆にそれさえも利用しそうな気もします。こんな女とは友達になりたくないですね。向こうもきっと願い下げでしょうが。
舞衣子と愛人の娘、意外と2人は気が合うんじゃないかと思います。この組み -
Posted by ブクログ
軽妙なエッセイである。ほとんどがダイエットと食事の話であるが、それを読ませる文章はさすが。タイトルも上手いなあとひたすら感心していた。
バブルを体験していない世代からすると、バブリーな(そう感じられる)内容には賛否がありそうな気もしたが、この異次元の感は「これが読みたい!」という人も多いだろう。
女性は共感的に読む読み方が基本になるのだろうけど、男性の目線で読んでいると、まったく違った生き物を観察しているような感覚でとても楽しめた。
なんか、こう書くと、皮肉を言っているようでアレだけど、本当に楽しい読書だった。よくよく計算されたものであろう明け透けさに、何度も吹き出したものである。