林真理子のレビュー一覧
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マーガレット・ミッチェルの大作、「風と共に去りぬ」を一人称で再構築した作品。
時代は南北戦争の真っ只中で、下巻は戦後となる。
スカーレットは、容姿端麗で美しくもありながら、とっても自己中で傲慢な女王様気質でありながらも、男性のように強く逞しく、戦争で強気な一面を見せたり、男性顔負けに仕事を立ち上げたり、どん底から這い上がっていく姿が、どこか逞しく憎めない。
下巻も「こんなことってある?」「だって信じられる?」と真理子節炸裂。
母性に欠けるところが、共感出来ないけれど、正直で真っ直ぐな部分は、強い女性として好きだ。
メアリーの夫であるアシュレや、捻くれ者のレッドバトラーとの恋愛の行く末。
南北 -
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マーガレット・ミッチェルの大作、「風と共に去りぬ」を一人称で再構築した作品。
時代は南北戦争の真っ只中で、上巻は戦前から戦中まで。
スカーレットは、容姿端麗で美しくもありながら、とっても自己中で傲慢な女王様気質でありながらも、男性のように強く逞しく、嫌いなメアリーを救ったりと、戦争で強気な一面を見せたり、諸所に憎めない部分もある。
「こんなことってある?」「だって信じられる?」と真理子節炸裂。
最初は、社交界での振る舞いとかに反感を持ったりしたけれど、物語にぐいぐい惹き込まれていった。
母性に欠けるところが、共感出来ないけれど、正直で真っ直ぐな部分は、強い女性として好きだ。
下巻も素晴らしかっ -
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まずは、友人から、東村アキコの漫画版でおすすめしてもらった。
へー?という程度の興味だったが、これはあの百条委員会の奥谷さんのお母さんがモデルだよ、と言われて俄然興味がわき、漫画版を最初の方だけ読んでみた。
※当方、友人ともに兵庫県民です。まあそれはともかく…
痛快!というほどでもないが、ああまあたしかにね、という読み物。
この人自身に興味がわいて、原作のこの小説も読んでみた。
漫画版は、原作にかなり忠実に作られてるとわかった。
まあズバッと言われるのはなかなか楽しい。
この人に斬られたいおじさん社長たちがいっぱい居るのも頷ける。
私はモデルになった人自身がやはり気になる。
フィクションで -
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有名なストーリーだから何が起こってどうなるか全てわかっているのだけれど
結構な厚さの本をあっと言う間に読んでしまった。
スカーレットの一人称語りで、彼女の個性(わがままで根性のあるパリピとでも言うのかな)がどんどんストーリーを引っ張っていくけど
どうもあらすじ読んでいる感も無きにしもあらずで(笑)。
ほぼスカーレットのモノローグ的な文章なので臨場感があって読みやすいのだが
「…言ったんだ。」というような止め方はちょっと違和感あったかな。
今でこそあらゆる権利を擁護しているようなアメリカ社会も、150年程前までおそろしく閉鎖的な男社会(かつ差別社会)であったこと
自己中で自己肯定感MAXのスカ -
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ミーハーなことを嫌う地味系の由香。図らずも夫が郷里で出馬することになり、嫌々ながらも仕事と東京を捨て北関東の田舎都市に移り住む。父親と兄が代々市長だという姑は選挙に前のめり。それを取り巻く口うるさい後援者たち。古いしきたりにがんじがらめになり、何を言っても何をやっても目立ってしまう立候補者の妻という立場が嫌すぎて、一時は離婚まで考えた由香だが‥。いざ選挙活動を始めて自分なりにやってみるとどんどん戦闘ムードになり姑と張り合う形になっていく。解説の酒井順子さん曰く「スタビライザー(飛行機などに付いている水平安定装置)が故障した状態」環境が変わり、いわばちょっとしたトランス状態になってしまったのだ。
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ネタバレ女性の葛藤もそこまで大きく変わらないものだなと思ったところで2009年に出版されている事に驚きだった。ここ3年の東京と言われても違和感のない空気感。
この時から東京の女性は社会の中で様々な生き方を模索して逞しくそれを叶えてきたんだと感じたけれど、深沢という男性に様々な女性の物語が集約していく点が自分にとっては"女性憧れの存在"のちっぽけさと空虚さ、集約してしまえる女性の人生のしょうもなさみたいなものが強調されている気がして、たとえば序盤までは読んでいるこちらも深沢の存在に夢を抱いてしまうようにすればそのしょうもなさに目が覚めていく過程をこちらも追いながら何かを感じることがで