林真理子のレビュー一覧

  • マリコを止めるな!

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    冬の風呂
    ~お医者さんで、お風呂での溺死はとても多いと聞いたことがある。重労働の夜勤明けの時に起こるそうだ。
    ~「もし救急車で運び出される時に、素っ裸だと恥ずかしいよね」「そんなこと、救急隊員は慣れているんじゃないの」
    ~お風呂は短くしなくては。しかし週刊誌は譲れない。お風呂の中で読むのは専ら男性週刊誌だ。読者の高齢化が進んでいるために、この頃気が滅入る記事がいっぱい。「誤嚥で死なない法」「冬の風呂の入り方」そういう記事を読みながらの入浴は、正直楽しくないのである。

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    2023年09月18日
  • 我らがパラダイス

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    介護のリアリティ、格差を実感するお話。コミカルで笑えるような、せつなくて泣けるような。他人事でないことはわかりました

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    2023年08月28日
  • 私はスカーレット 下

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    マーガレット・ミッチェルの名作『風と共に去りぬ』を、林真理子さんが一人称小説にアレンジした作品で完結篇。

    敗戦により財産や家族を失い一気にどん底へと落ちたスカーレット。
    その日食べるものにも困る様な生活でも彼女はめげない。

    物語の背景に南北戦争や人種差別など重いテーマが盛り込まれているが、スカーレットの自由奔放さがそれを上回り軽やかに読み進める事が出来た。

    幼い頃から恋焦がれて来たアシュレと、野心的な異端児、レット・バトラー。
    二人の男の間で揺れ動く恋心も読みどころ。

    最強にして無双、スカーレット・オハラここにあり。

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    2023年08月24日
  • 私はスカーレット 上

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    マーガレット・ミッチェルの名作『風と共に去りぬ』を、林真理子さんが一人称小説にアレンジした作品。

    物語の舞台は南北戦争時代のアメリカ。
    スカーレット・オハラを勝手に優雅で上品な女性だとイメージしていたが想像を覆された。

    戦争なんて関心なし。
    興味は華やかなドレスとパーティー&男性にモテる事。過去イチ突き抜けた最強キャラだ。

    超ド級の自己中で自惚れ屋。
    好きな男にフラれ、やけくそで結婚した相手は挙式二ヶ月後に病死、17歳で未亡人に。
    波乱万丈にも程がある。

    戦禍に巻き込まれても逆境をバネに逞しく生きる彼女から目が離せない。

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    2023年08月21日
  • 聖家族のランチ

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    いつも通りの感じかと思いきや、自分の好きな展開になって嬉しかったです。内容に反しておしゃれな感じで好みでした。

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    2023年08月17日
  • 四十雀(しじゅうから)、跳べ!

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    四十代向け女性誌のエッセイ集。

    今や時の人林さん。
    序章で理事長就任の決意を語ってるのがちと切ない。

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    2023年08月14日
  • 死ぬほど好き

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    どちらかというと女性向け官能小説?
    全てがそうではないけど、性についての話が主になっているのがいくつか。
    行きずりの男と一夜を過ごすとか、理解できないから何ともいえない。
    不倫とか、してほしくないなぁ。

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    2023年08月06日
  • 私のスポットライト

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    ネタバレ

    ひょんなことがきっかけで、学芸会の主人公に
    させられた主人公だったが、その学芸会の主人公を演じたことがきっかけで、児童劇団に入ることになり、映画デビューしてしまう物語だった。

    顔立ちも性格も成績なども普通の主人公がある日突然いきなり児童劇団に入っていることがクラス内にバレてしまい、一軍のリーダーである、いじめっ子が標的を主人公に向けたところが少し怖いなと思った。

    主人公はそれを少し恐れながらも、自分のやりたいこと、自分のしたいことを優先して練習を
    続け、色々な事件に巻き込まれながらも無事映画を完成させて映画デビューできて、とても良かったと思った。

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    2023年08月09日
  • ウエディング日記

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    東郷さん(「文芸書全然読まない」「自分が雑文になんと書かれようと気にしない」「妻が自分の収入をどう遣おうと、結婚前の友人と不干渉」)でなかったら、婚約しても湧き起こった嵐(週刊誌記者に結納式の日を割り出して自宅前で待ち伏せされるなど)に耐えられずキャンセルしないまでも秘密婚(取材拒否)を選んだだろう/宵っ張りのマリコが7時半には起きて朝食を作って夫を送り出すとは。その後切り替えて文筆活動と取材。帰りは遅いが、夕食はかならず食べ…その後のビデオ映画鑑賞でも好みは分かれるらしい/併録は婚約期間『ワビサビ日記』

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    2023年08月02日
  • 私はスカーレット 4

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    タラで誰も頼れず悪戦苦闘する日々。そして、とうとうアシュレが帰ってくるが、何と情けない男だろう。スカーレットがどうしてこんな男に惹かれるのか全く分からない。

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    2023年07月25日
  • 私はスカーレット 3

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    北軍が攻めてくる中メラニーの出産のためアトランタに残るスカーレット。命がけの出産と焼け落ちるアトランタをレッドの探してきた馬車で逃れる。南軍の兵士になるというレッドと別れやっとたどり着いたタラ。生きることに貪欲なスカーレットの姿が眩しい。

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    2023年07月24日
  • 私はスカーレット 2

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    ネタバレ

    アトランタでの未亡人としての暮らしに嫌気がさしつつもスカーレットは相変わらずアシュレイに想いを寄せ、メラニーと暮らす。メラニーの妊娠、アシュレイが捕虜などの問題を抱えて、たくましく生きている。陰で支えてくれるレッドが素敵だ。

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    2023年07月24日
  • ミルキー

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    大人のお姉さん方の恋愛に関する物語。

    形は正しく無いけれど、
    いくら大人になっても、
    嫉妬もするし、失望や絶望も味わう。
    それでも、パートナーがいることで
    自分を保っているんだね。

    でも幸せではなさそう笑

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    2023年07月24日
  • 過剰な二人

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    作家と編集者として盤石な立場にあるお二人。いまでもしっかりギラギラしてるなあという感じ。自分もかつては林真理子のエッセイをよく読んでいてこういう世界を当たり前のように思い夢をみたりもしてたなあ。すっかり落ち着いてしまった、先が見えてきてしまったように生きていることに、フワッとした哀しみを感じた。

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    2023年07月17日
  • Go To マリコ

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    週刊文春連載のエッセイをまとめた一冊。コロナ禍ということも手伝ってなのか、そもそも連載中雑誌のジャンルからなのか、時の経過なのか、理由はわからないけれど、題材が女性的なものに偏っておらず、万人ウケしそう。
    わたしは美女入門シリーズ(anan連載)の鋭さが好きかなあ。
    可もなく不可もなくという感じで星3つ。
    特別収録された阿川佐和子さんとの対談記事が面白かった。次は阿川さんの作品を読んでみたい。

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    2023年07月17日
  • グラビアの夜

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    タイトルから受けた印象よりも、かなり落ち着いた仕事小説という印象を受けました。

    グラビアの夜に携わる人達それぞれの視点からお話が進んでいくのですが、ただそれだけという感じであまり物語が進行して結末を迎えたという感じがしない。

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    2023年07月08日
  • コスメティック

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    20年以上前の作品なのに、現代とさほど変わらない内容と人物たち。
    枕営業、不倫、結婚したら仕事を辞めさせたい男、嫁を支配下に置きたい男の母親、仕事に邁進しているようで何のスキルも上がってない女。

    共感だとか同情は全くなく、なんなら主人公は嫌いなタイプ。
    だからこそ、しょーもない生き方をしている様子をみて面白がっていられるのかもしれない。
    これが友人だったら哀しくて、嫌いになる前に縁を切ってしまうと思う。

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    2023年12月05日
  • 不機嫌な果実

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    確か高校生の時にドキドキしながら読んだなぁ…と思いながら、改めて読んでみました。こんな狡猾な主人公だったっけ…とエンディングに吃驚、はた迷惑な話だなと思いました。

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    2023年06月12日
  • 知りたがりやの猫

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    ネタバレ

    "年賀状"が1番面白かった。
    1枚目は奥さまによろしく、
    2枚目はどうぞよろしく。

    どうぞよろしく、ってオレに何が出来るというのだ。〜という勘ぐりと突っ込みが面白い。
    落ちまでスッキリした。
    また、"ガーデンパーティー"でも、復讐の案を浮かべるも、それを実行に移したら両親がどんなに悲しむだろうと想像し、この健全な想像力が、妄想に打ち勝つ。そしてせめてもの呪いをかけに行く。人間らしくて、共感できて、好き。

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    2023年05月15日
  • 不機嫌な果実

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    林真理子さんらしい文章と内容ですよね。
    主人公がとにかく傲慢で狡猾で自分勝手。そして欲望のままに生きてる。刺激がない事に耐えられない、他人からの羨望とか承認がアイデンティティな人生は辛そうだし、これは結果的に高確率で破滅するよなとと思った。こういう人はずっと他人が自分を喜ばせる楽しませる道具でしかないんだろうな。自分に何かの魅力があるうちは良いかもだけど、遅かれ早かれ価値観の転換を迫られるのではないか。
    共感ポイントはほぼないけど、縁遠い世界の深溝を覗くのは面白い。

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    2023年05月14日