林真理子のレビュー一覧
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1982年、林真理子さんのエッセイ集。まさびバブリーな時代、ヒットした本らしい。
いかにも地口の語調で、来歴や日常の些事について赤裸々に書かれている。しばしばかなり可笑しい件があった。この語りはこんにち言うところの女子トークであろう、華やかであからさまな笑いに満ちた語りの時間が、輝くようである。
この本が当時売れたというなら、本書が時代の気分の普遍性を持っていたということだ。物事に対する一つ一つの感想が「みんな思っていたこと」だったというわけでは必ずしもなく、そうした感想を語るスタイルやそこに描かれる世界、自我に対峙する際のスタンス等の骨子となっているテクスト性が、時代に通底するものを持 -
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ネタバレ*ついに還暦!ドルガバの赤い革ジャンに身を包み、ド派手でゴージャスな還暦パーティーを開いた。年を取って変わったのは、何でもはっきり口に出して言える、嫌いな人ともにこやかに会話が交わせる、パーティーで料理を食べることができるようになったこと。どこまでもパワフル、日本でいちばん神ッてる痛快エッセイ第28弾*
ルンルンを買っておうちに帰っていた、あのマリコさんもついに還暦ですか・・・感慨深い。
相変わらず鋭い観察眼に嫌味のない毒舌と絶好調ですが、年齢を重ねて良い具合に開き直ったマリコさんも素敵。こんなにも同じネタで長く愛されるエッセイって他にあるのかな?
時事ネタをすぐに読むのはもちろん、少し年月 -
Posted by ブクログ
・おとなが恋して
周りに媚びず、真っ直ぐに自分だけを見てくれる人は本当に理想。
"彼は私を不幸にしてはいけないと思っている"
どんなに嬉しくて幸せでもそれは不幸の始まりなのだと。
危ない橋は渡ってはいけない。
・萩の月
"もしかしたら、もしかしたら。今のような感情があと五回生まれてくれたらきっとなる。"
最初は何とも思っていなかった人でもふとしたときに未来を想像するようになったら可能性は生まれる。
愛したいけど愛されたい。
男女の関係はいつだって複雑。
・蟹の宿
不倫旅行と謎の男と。
謎の男怖すぎた。
後ろめたい気持ちがあるならやめればいいのにと思う