林真理子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
初出 2017〜18年の日経新聞
現代版源氏物語なんだろうな。
上流階級の50代の男性二人の情事のはなし。
久坂隆之53歳。製薬会社の創業家御曹司で、弟に社長をやらせ、自分はシンガポールに15億円のマンションを買って、そこで駐在員の妻たち、外資の会社に勤める女性たちとの情事を愉しみ、CAもものにする。IT社長たちと遊んでいた若い美人とも遊ぶが、最後はガンを疑われ、死を意識する。
田口靖彦55歳。同様の御曹司だが三男で子会社の社長。妻を亡くしその莫大な遺産を受け継ぎ京都の芸妓を囲うが、才色兼備の中国人学者ファリンと恋に陥る。これには中国語ができ漢詩にも造詣の深い久坂の助けがあった。
久坂もファリンを誘うが断られ、田口も夫の難病を口実に連絡を断たれる。この辺りの展開は宇治十帖的かな。
でも、あっけなく田口が結婚相談所で再婚相手を見つけた結末には驚いた。
結構な男目線の濡れ場があるが、女性作家さんが書けるのが不思議。 -
Posted by ブクログ
読み始めてすぐに、
携帯電話が出てこないし、読んでいて不思議と懐かしい気分になるので
なんだか変だなぁ・・・と思っていたのですが
1990年に連載された新聞小説だったんですね。
私が懐かしさを感じた要因の一つは、
たぶん小説からあふれ出るバブル感。
何十万円もするようなイタリア製のスーツに身を包み、グリーン車で東京に逢引きに出かける主人公の朝子。
一流ホテルのスイートルームに泊まり
愛車の自動車電話(!)で愛人と密会の約束を交わすのだ。
まだネットもスマホもなかった時代に、
自動車電話なんて持たないふつうの不倫カップルたちは
一体どうやって連絡を取り合っていたんだろう・・・
しばし現実を離れ、ゴージャスでキラキラした世界に浸り
浮世の憂さをはらすにはぴったりの一冊でした。
(いや、上下あるから二冊か・・・) -
Posted by ブクログ
ネタバレみずうみの近くにある地方都市の和菓子の老舗”香泉堂”の朝子が旦那が浮気した腹いせ?にフランス料理のレストランをやりたいと言い出し、その店の設計する東京の建築士、大和田と恋に落ちる(不倫)著者のお得意の分野。
その地域のセレブな奥様たちで構成されてるみずうみの会、
その中の元CAの文恵、こっちも大和田の友だちの小説家と不倫するんだけど、そのことは薄汚いって言って、なんかこの朝子にはちっとも共感できないんだけど、あまりにいとも簡単になびきすぎで。
まっ、自分とかけ離れている世界を読むのは楽しいけど…
下巻はいよいよ、本格的に始まる予感。 -
Posted by ブクログ
ミスユニバースの日本代表を決めるキャンプが舞台。
作者が林真理子女史ということで、予選を勝ち抜いた12人のファイナリストたちのドロドロとした女性同士の戦いが描かれるのかと思ったら、意外とアッサリとした作品だった。
強烈キャラは、NYの本部から送り込まれたエルザ。
彼女はファイナリストたちに対し、次々と言い放つ。
「美しさっていうのは力とか可能性・・・」
「あなたたちの美しさの方がずっと価値があります。何故なら美しさは、多くの人たちを幸福にするから」
「ミスユニバースのコンテストは、美を競うものではない。魅力を競うものよ」
過酷な訓練を終え、日本代表に輝くのは誰なのか、読者の興味を惹きながら、最終日に。
司祭の如く振る舞い、キャンプを仕切ったエルザの、目論見のままだったのか、それとも慮外の結果だったのか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公は顔も成績も家柄も地味で普通な中学2年生の平田彩希(ひらたさき)。
いとこで同じ年の山崎美冬(やまざきみふゆ)はお母さん同士が姉妹だから遺伝子は似ているはずなのに、とても可愛い顔をしている。スタイルもいい。私立の女子中学校に通っていて、おしゃれな制服が似合っている。親戚のお姉さんの結婚式では、うっすら化粧もしていて眉も整えていて、おしゃれな服で来ていてみんなからちやほやされていた。
でも彩希は平凡は女の子だ。クラスでも目立たないよう、おとなしいグループに入って、それなりに平和に暮らしていた。
けれど、文化祭のクラス劇で、主人公に抜擢されてしまった。役どころは、イジメられた少女がクラスメイトに超能力で仕返しをするストーリー(キャリーのパクリのような?)。彩希は、はじめは断るつもりが、断りきれず、劇を頑張るようになる。そして舞台が成功し、彩希は演劇そのものに興味をもち、劇団に入りたいと思うようになる。
そして劇団に入って演劇のことを学びはじめたころ、いとこの美冬もスカウトされ芸能界にデビューし、CMが当たって、またたくまに人気となっていったのだ。
彩希も演技の勉強が身を結び、映画に出演することとなった。しかしその映画は完成間近で金銭面でトラブってしまう。
ほとんど撮り終わった映画をどうしても完成させたい彩希は、美冬に相談に行き・・・
雑誌に連載されたものなので、何度も同じことを説明していたり、途中からの展開に違和感を感じずにはいられないかな。
-
Posted by ブクログ
失われた16年間 野心のすすめ 梁石日やんそぎる 天童荒太 毒を健全な肉体に宿らせる大変な作業 謂わば肉体関係のない愛人のようなもの 直木賞を獲ろう 新宿のゴールデン街 自家中毒を起こし死んでしまうのだ 中上健次 どのようなカオスと虚無があったのか 絶滅の匂い 昏い眼 仇敵として意識し続けていました 精神的な飢え どことなく揶揄する響きのある言葉だ 熱狂する人間の称号 そして相手は、この人と仕事をすれば新しいステージに行けるのではないかと考え始める。他者への想像力がある人間は、人を惹きつける。それが強い絆となり,互いのエネルギーが相乗効果を起こして、大きな結果が生まれる。だからこそビジネスで、他者への想像力は、何より大事なのだ。これを育むには、恋愛が一番だ。恋愛ほど、人間力と想像力を鍛えてくれる場はない。自己顕示と自己嫌悪の間を揺れ動くから、風と熱が起きる。それがその人のエロスであり、オーラなのだ。 三保の松原 バリケード封鎖 ゲバ棒 そこには僕の劣等感のみっともない埋め合わせが作用していたと思う 保護欲や支配欲など、様々な欲望が入り混じったもので、要は女性を従えたいという気持ちの表れです。 『オイディプスの刃』 怠惰だからにほかなりません 気概のあるヤツ 兎から虎に変身 私の自信は直ぐに萎れてしまいました 横溝正史 『犬神家の一族』 映画と音楽と本を一緒に売る、「ブロック・バスター」の手法、今でいうメディアミックスによって、角川書店の業績は一気に上昇し、やがて大手出版社の仲間入りをした。 プロは兎に角無駄がありません アマチュアからプロになるとは、この無駄を殺ぎ落としていくことにほかなりません。 トラブルに対処 解決の最善策 この時ほど、人間の脳と体がフル回転することはないでしょう。あらゆる細胞が目覚めたようになり、意識は鋭くなって、一点に集中します。 甘ったれの涙と悔し涙の区別は、簡単です。前者は人前で流しますが、後者は一人で流します。 自己肯定感 「外見より中身が大事」という考え方は、見た目やスタイルをよくしようという努力を阻みます。私は、世に蔓延るこの考え方を、一度捨てたほうがいいと思います。そして、多くの人が生きるスタイルを持つようになれば、この日本はもっと心地よく暮らせる国になるのではないでしょうか。 テヘランに降り立ち 壮麗なモスク ペルシャ絨毯工房 五木寛之 糸井重里 沢田研二『TOKIO』 テクノルック 相応の工夫や努力が必要 中には努力もせずに、食い込もうとする人がいますが、これはもう見苦しいだけ。見極められ、評価されるには、やはり何か持っていなくてはなりません。 面白い、という印象には、沢山のものが含まれているんです。 女の武器 人生の戦略 伊豆の下田から 魏志倭人伝 釜山から博多まで航海 負け犬の遠吠え なりたい未来の自分をはっきりと想像する 私の惨めさは募る一方でした 運命とは、意志のことだとつくづく思います。強く信じれば、幸せな未来に向かってやるべきことが浮かび、自ずとそれをやるようになるからです。 今の自分をきちんと見据えることができれば、自ずと未来の姿も、はっきりと見えてくるのではないでしょうか。 新宿御苑 こうさい廣済堂出版 公文式 市ヶ谷の駅前に自社ビルを建てるまでに成長した たかなわ高輪に壮麗な本社が聳えている ただ本能の赴くままに ビギナーズラック 何かが閃いたら 自分が生きる場所への嗅覚 抜き差しならぬ想い 未知の才能の発掘 鮮やかな仕掛け 新進気鋭の とうほん東奔西走 黒い血 黄金の鉱脈 退屈も虚しさも感じない 好きではないことを仕事にしても、本当にいいものが生まれるはずがない。それは人生という限りある貴重な時間の、途轍もない空費である。 言葉の女子プロレスラー 白々しい描き方 種明かしの本 古豪の 今風に言えば、ストーカーである。 じょうやど常宿のホテル 如何に自己中心的な手紙が多いかということだ、それらはことごとく読むに値しない。 相手に刺激や発見を齎すこと。それのない手紙など、出す意味はない。 「じゃあ貴方は、お金に代わる精神的なものを私や子供達に与えていますか」 食パンを半片はんぺん 意に添う仕事 僕の存在意義はない 幻冬社の礎 結局自分の弱さに勝ちたいからだ。これが、どれほど大きな名誉や収入より、人生に充実感を齎してくれる。 野心的 自分が「もっと価値のある人間になりたい」と思うのは、とても健全なことだと思います。 日本人は、野心を剥き出しにすることを嫌います。「分相応」「身の程を知る」といった言葉も、そうした土壌から生まれたのでしょう。それは建前に過ぎません。建前を鵜呑みにしてしまっては、損をするのは自分です。人は常に上を目指していないと、充足感のある人生を送れないのではないでしょうか。「身の程」を知りすぎることは、この充足感を奪ってしまいます。少しでもいいから、「身の程」の上を目指してみる。このことが、私は何より大事だと思います。そうすることで、選択肢が増え、人生が豊かになってゆきます。結果的に、目標には手が届かないこともあるでしょう。でも、その手前のものは獲得できるのです。初めから身の程を知り、野心を持たなければ、それさえも手に入らなかったでしょう。「身の程」は知らないほうが、間違いなく得るものは大きいのです。 世知辛すぎる 欺瞞に満ちた大人 この俗世間で生き抜く この世界に復讐する 毛沢東 革命成功の3原則 爆発的なハングリー精神 藤田晋 角川春樹 余人が足元にも及ばない 圧倒的努力 とどのつまりは 高輪の泉岳寺 吉田松陰 忠臣蔵の赤穂浪士47名 密航を企てた 清々しい気持ち 形振りなど構っていられません セックスや排泄物 御茶ノ水にある山の上ホテルに滞在 取次会社 露頭に迷う 靄 退路が断たれた 悲愴感に満ちていた 素養 辛酸を舐める 個性は厳しさの中からはみ出そうとして生まれるもの 「私は何者でもない」 言うは易し、行うは難しである。 勝って兜の緒を締めよ 柳の下のドジョウは間違いなくいる。しかし、3匹目のドジョウはいない。 丁々発止と 殉愛 出来レース 少年A 明晰 人の情をアナログ的に信じている
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。