林真理子のレビュー一覧
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亡き夫から届いた手紙。
毎月1通開封するようにとの指示があり、その1通1通には、遺された妻・ホリーがきちんと立ち直れるようにと、心を尽くした言葉が用意されていた。
最後の月の手紙を開封してしまえば、否応なしに自分で道を進んでいかなければならない。
なぜなら、最愛の夫がいなくてもホリーにはまだ人生が残っているから。
残された手紙は、亡き夫と心を通じ合わせられる唯一のアイテム。
私だったら最後の月の手紙をなかなか開封できないかもしれないなと思いつつも、やはり人は生きていかなければならないから、逃げることはできないんだろうな。
遺された人は、時間には逆らえないから前に進むしかない。
辛 -
Posted by ブクログ
好きな男性の気持ちが、結婚前も結婚後も他の女性にあるという苦しい心情が痛いほど伝わってきたけれど、それでも諦めない品子の執念がいまひとつ理解できなかった。
「僕の幸せは君の幸せだろう。僕が幸せになることを君はとても喜んでくれるだろう」
信じられないほどに身勝手な泰治の考え・行動を理解することはできないし、そんな泰治を待つと決めて、最後には他の女との間にできた子どもを育てる決意さえする品子の執念はやはり理解できるものではない。
幼いころから何でも手に入れてきたお嬢さまの子どもっぽい欲(所有欲)のようにも思えるし、もはや「愛」ではないような気がする。
解説の酒井順子さんが言うように、品 -
Posted by ブクログ
不倫で手に入れたものを不倫で失う運命...
「○○なのは、お前が“初めて”だよ」と言われて喜ばない女性はいないと思う。
でもその“初めて”という言葉は、案外使い古された言葉のような気がする。
というのも、以前付き合っていた人が、次の彼女さんに
「○○なのは、お前が初めてだ」と言っているのを知ったときに、
「あれ、それって全く同じことを私も言われたけどな…」と、
思わず吹き出してしまった経験が何度かあって。
男性ってこんなにも同じことを違う相手に言うものなのだろうか?
もしかしたら、その人(男性)自身は、
前の彼女に同じことを言っていたことを忘れているのかもしれないけれど。
記憶なんて、自分 -
Posted by ブクログ
主婦・絵美子の言い分、ひいては生き方があまりにも浅はかで、ある意味で可哀相だと思った。
なにも“専業主婦”を否定するつもりはない。
本文中の「家庭というのは一時期、欲も自分の存在もいっさい捨てる時があります。
子どもを育てる時がそうでした。姑のからだの具合が悪くなったこともあります(後略)」
という部分を読んで、“専業主婦”の大変さは、想像の範囲ではあるけれど理解できる。
私が理解できないのは、自分で選択した生き方に途中で満足できなくなり、
ないものねだりばかりして、自分の選択に責任を持たない人。
たとえば、「人生は一度きりなのだから、後悔しないように自分のために生きたい」と
大義名分をふ
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