林真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
林真理子さんが結婚する前後の頃のエッセイ。
ううーん。きゃぴきゃぴしてて、夢いっぱいで。
頑張ったり恥かいたりしててたいそう面白い。
この本の中で、「金沢の女性は、フツウにお茶やお花をたしなんでいる」とあったので、金沢出身の方に会うたびに聞いてみたけど、20代は「えー!?全然!そんなことできません」とのこと。
ただ一人、40代の女性は「母がたまたまやっていたので、、一応。。でも全然です」とのこと。
おぉこれか!これが林さんが言っている「全然」と言いながらもお薄はカンペキみたいなレベルの回答か!!!
林さんは、自分のこと「40過ぎてからキレイと言われた」とか言ってない頃の方がステキよ。と言いたくなるのは私だけ?
このエッセイはかなり楽しかったです。 -
Posted by ブクログ
買ったはいいものの長いこと部屋の中に埋もれていた小説。
表紙の華やかさと対照的に、非常にフラットなトーンで書かれた小説。
決して一流とはいえない水着グラビアの現場で働く、
編集者、スタイリスト、カメラマン、マネージャー、グラビアアイドル。
それぞれがそれぞれの思惑を持って、仕事をこなす様子がモノローグの形をとって一章ごとに語られていく。
中でも異彩をはなつキャラクターがタイトル『グラビアの夜』を冠した短編の主人公である、新人編集者の高橋である。
彼だけが、この短編集の中で満足していない。
自分が今いる場所は自分に相応しくないと思い、野心を捨てられないまま投げやりな仕事をしている。
他の登場人物たちはみな、「一流ではないにしろ、自分らしい仕事のやり方があり、やりがいがある」と、自分の人生と折り合いをつけているのに、この高橋の青臭さは非常にカンに触る。
大体がして、「就職試験に挫折した時に人生で初めて嫉妬で胸を痛め、戸惑った」というキャラクター設定からして、そうなるよう仕向けられている。
高橋は自分がさまざまなものを得て当然だと思っている。
その若さと思い上がりは暴力的であり、凶悪だと思う。
さてその高橋くんの物語が最初に読者の胸を刺し、身の程を知るキャラクターたちに安堵した読者の眼前に、最後にまた突きつけられる。
ここの展開が、どう表現しようか、陳腐という以外の言葉が見つからない。
こういうことがしたかったなら高橋くんの描写にもっと時間をかけるべきだった。
物語の都合のためにこんなことになったんじゃあさすがの高橋くんでも可哀相だ。
最後に。
ここまで林真理子を何作か読んで、これはあくまでも個人的な意見なのだけれど、林真理子は女というものを憎んでいるんじゃないだろうか。
それくらい彼女による女の描写には容赦がない。
彼女の描く女の若さや美しさというものには常にはかなさと虚飾のイメージがつきまとい、むしろその先にある破滅をこそ思わせる。
ここまで徹底的に余韻を排除してしまうなら、もう「小説」である必要性がないんじゃないのか。
現実の女の肌の質感や醜さなんて、外に出ればいくらだって見れるんだから。
と、思ってしまいます。
合わないんだろうなあ。 -
Posted by ブクログ
イラストレーターのエミ子は今日も年下の女から相談を受ける。
古風でぶりっこなお嬢様の七美、美しい男しか愛せないかおり、
コピーライターで不倫中のこずえ、
エミ子の元旦那を巡って三角関係となる葉子と真弓、
超美人と平凡な女の子の組み合わせの親友いずみと美由紀、
金持ちでコンサバな結婚前の実和子、
病院長の後妻となり遊びまわる沙織、金持ちの在日韓国人二世の日花里。
彼女たちとの会話の中から浮かび上がるエミ子像。
やってしまった…ハードカバーで読んだことありました。
読みながらなんとなく覚えはあったけどかなり忘れてました。
やっぱりこの特殊なくらい恵まれた子たちの話は
良くも悪くも現実離れしていて割り切って読めます。 -
Posted by ブクログ
私は、宮部みゆきの登場人物の描写技術がとても好きだ。
ほんの数行で活字の中の登場人物を鮮やかに表現してしまう。
彼女の作品を読んでいると、あっという間に私の中で映像が広がっていく。
その一方で、私は、林真理子の女性の描写技術がとても好きだ。
美人も不美人も、「あぁ分かる。。そういう人いるよね」って見事な一文で表現する。
また、「あぁ。。。そういう魅力的な歳のとりかたもあるのか」と気づかされたりすることもある。
そういう(蝶々さんとは違った意味での)「女子力」が好きだったりする。
近年の、林真理子作品には、もう一つ醍醐味があって、「anego」における沢木絵里子とか秀逸だったと思っている。
今回も、前半は、「いいとこの奥様が料理研究家として成功して。。。」って、オハナシをムフフと笑いながら読んでいたら、途中でまあ大事件発生!
その後がすごいすごい。えええええーーーっ!!!??そんなことしちゃうの?そんなことになっちゃうの!?とビックリ。
で、ラストまで突っ走って、最後、どーーんっと大きくコケて終わり。
どちらかというと「晩餐」に重きを置いているような内容だったのに、題名に「ランチ」が入っているのはこういうことだったのか、とラストで納得。
ま、たまにはいいです。林真理子作品。
残念ながら、いくら読んでも私も「女子力」は上がりませんが。(上がるほど残っていない)
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