林真理子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
台湾で育ち横暴な夫から逃れて大阪で新聞記者になり、武者小路実篤の愛人となって女流作家の仲間入り。若い恋人を経て中山義秀の妻となるが破綻。昭和初期の文壇の艶聞を一身に集めた眞杉静枝がヒロイン。書けないことの苦悩と認められないことの苛立ち、いつかは長編をものにする有名になるといいながら借金だらけの放蕩生活。編集者が著者に「女流作家なら眞杉静枝を書け・・」との言葉に奮起され描ききった女流作家の生涯は、著者の筆力を堪能できる。実篤と静枝の隠れ家にカメラマンが押し寄せる場面は、その当時も今と変わらぬ取材状景を思わせて失笑。当時の文壇の様子が垣間見える小説でもある。著者の醜聞好き好奇心は時代を超えて縦横無
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。