林真理子のレビュー一覧
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林芙美子や宇野千代と同時代に生きた眞杉静江の生涯を彼女の付き人のようなコケシちゃんの視点から描く。
台湾で生まれ、美貌の母から受け継いだ美貌ゆえに先を不安がられ早くに嫁がされるもその結婚生活は不幸なものに。
YWCAの寄宿舎へ逃れ、ようやく読書の楽しみを語り合う友に恵まれ…記者の仕事も得て。
そのなかの1人、船場のご寮さん 松子(後の谷崎潤一郎夫人)の無邪気な発言をきっかけに憧れの志賀直哉や武者小路実篤と対面、武者小路実篤の愛人となり…
中村地平、中山義秀、はたまた若き日の太宰や宇野千代、才ある作家たちと交流しつつも結局ただ女であった哀しき女のお話。 -
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林真理子さんのエッセイは他の本と並行して読みます。箸休めのような。他の本がまじめなときは特によい。
サブタイトルにあるように中年について書いてることが多いので、「美女入門」のようなウキウキ感は少ないかも。でも、美容にお金をじゃんじゃん使うイメージがあったのですが、その歳相応の美しさを持ちたいという理想は案外自分と近かった。着物に対する見解はさすが大人、それから、花柳界のことは未知なのでとても興味深かった。舞妓さんとの対談で、置屋のおかあさんが、品がない人に品良くさせるために「物を大切にしなさい」と言う、とあって、これはやろうと思いました。 -
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ある程度学歴と、キャリアを持って「結婚したい」と思ってる女性なら共感できるポイントはそこそこあるかも。
東大卒の男性に関する部分は、凄くわかる。
「文筆業の女性から見た業界の男性像」あたりも妙に納得。
バツイチ男性のカテゴライズとかそれなりに面白い。
…ただ、言葉の言い回しとかはそれなりに率直過ぎて「私下品なこと言ってませんこれは学術的な率直な意見です」的に言われていても、作者のキャラクターだなと思おうとしても、そこまで言うなよ品が無い、と思う人はいるかも…
最後の「私はどうしてさまざまな感情を、自分1人の力で生み出すことができないんだろうか。」は良い言葉だと思った。 -
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以前、野心のすすめを読んだときにこの本がのことが出てたので、積読リストに入れてました。
マリコさんのデビュー作です。
先日元県知事の田中康夫著「なんとなくクリスタル」も読んでいたので余計にバブル特有の空気感がね、時代を感じます。
未来への期待感。欲むき出し。軽薄な感じ・・・どれも今はないものです。
さてこのエッセイ、今では珍しくないのでしょうけど、当時あそこまで赤裸々に本音を語った人はいなかったんでしょうねえ。
いつも言ってるけど私はマリコさんの、自分を上げたり下げたり、のバランス感覚がすばらしいと思っているの。
語り口調は今より攻撃的で刺々しい、けれど、やはりこの当時から視点がいいし、