林真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
林真理子さんらしく、心の裏側をリアルに描いたお話で、学歴信仰、エリート志向という親の志向とは逆に転げ落ちていく子どもたちのお話でした。誰の心にも眠っていそうな気持ちを言葉にすると、こんなにダークな黒い欲望になるんだな、と思わされました。そんな気持ちに向き合う機会にもなりましたが、救いのない話に閉塞感も感じ、、。
自分は子どもとどう向き合うのか?理想を言って夢を見ていられるのは子どもが小さいうち?
いやいや、やっぱり理想は持ち続けたい。ただそれは親の理想の人生を押し付けることではなく、子どもの生きる力を信じて、可能性も信じて、子どもの選ぶ人生を支えらる親でいたいと思いました。
リアリティは日々、 -
Posted by ブクログ
読む前に想像していた以上に、容赦ない内容だった。
自分と周りと比べて計り知れないブスさに落ち込む。
周りにどう見られているかを取れかかったスカートのプリーツ以上に気にする。
恋をする、ではなく恋に恋している。
友人の無遠慮な言葉に怒り執着し続ける。
……………。
ああああ歩く自意識過剰だった暗黒時代が一気に思い出されたではないか!!
そうだよ、これが郊外の現実。
結局スポーツもワルさもかっこよくこなす岩永みたいな奴が頂点に立つのがもう郊外シナリオで決まっているんだ。
もう10代の頃のことは引きずってないと思っていても、誰よりも気にしているダサい自分…。
この小説、クラスの1軍だった方達 -
Posted by ブクログ
本当の意味での大人の恋愛小説だった。
ほとんどの作品が結末が暖味に描かれていて、大人の恋愛って結末を設定したくてもできないんだなって思った。
若い頃の経験や思い出がその人の恋愛観に大きく影響していて、どこかで道を間違えたらそれに気づけないまま歳をとって気づいたときには取り返しがつかないこともあるんだね。
この小説を読んで私ってまだまだ若いし、経験も足りてないんだなって思わされた。
でも逆に若くて何でもできる今だからたくさんの経験をして自分の進む道を正しいものにしたい。後悔ないよう生きたい。今できる恋愛ってまだ私は別れるか結婚するかの結末のあるものだから。
不倫とか遊びとか私は絶対したくないって -
Posted by ブクログ
~「よしこれを集められるだけ集めてみよう」何日ぶりかに私に芽ばえた、非常に建設的な考えだった。「不採用通知のコレクションのために」と考えると、どんなに遠い会社へも明るい気分で行けた。日に日に封書はたまっていく。こうしてみると、大きさもまちまちで青、白とあってとてもきれい。通知の内容も、「貴意にそえず」という高びしゃなものがあるかと思えば、「せっかくおいでいただき、まことに申しわけないのですが…」という長文の、かなり泣かせるものもあった。
「お、今日で二十通になった。あと一歩だな」あの頃の私って、見る人が見たら、かなり不気味な明るさだったかしら。でも自虐もあそこまでいくと、けっこう楽しいもんすよ
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