林真理子のレビュー一覧

  • anego

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    ネタバレ

    女も怖いけど男も怖い。色々なことに無責任になってこんなに人の気持ちに目を背けて生きていけるもんなのねえ

    かっこいい年上の女性と愛は無いけど遊びたくて結局は若い彼女と結婚する後輩、派遣の女の子を叱りたくない上司、他の女に夢中になって妻が邪魔になって殴っちゃう夫。恋愛ドラマというよりホラーだわ。

    バブルもお見合いも商社も広告代理店もご縁が無かったのでファンタジーの気持ちで読んだ。

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    2020年11月28日
  • 葡萄が目にしみる

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    このどうしようもない自意識を持て余し。

    コンプレックスの塊、葡萄農家の娘・乃里子は、東京に憧れ、共学の進学校に行けばきらきらした青春が待っていると夢を見る。恋、友情、進路、家族。今も古びない高校生の思春期の焦りや戸惑いがここにある。

    この本を読んで、うわあああ、となる。身に覚えがありすぎる思春期のグラグラ。今から振り返れば本当に自意識過剰。しかしこんな自意識を持て余したからこそ今の自分があるし、本質的には今も変わっていない。

    ここではないどこかにいけば、きらびやかな自分になれる。そう思っていたけど。

    え、ここで終わり、という締めに、筆者の勢いを感じる。

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    2020年11月23日
  • 天鵞絨物語

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    ネタバレ

    基本的に登場人物の誰かに共感しながら読み進めるタイプなのですが、いい意味でここまで誰にも共感できなかった小説は初めてでした。品子の行動や人生は、よく捉えれば一途なんだろうけど、私には狂気的に見えて終盤になればなるほど恐ろしかったです。そして泰ちゃんに関してはもう、何様なんだと面と向かって否定してやりたい気持ちがずっとあって、そう思えてしまう自分はこの時代の人間ではなく根っから平成の人間なんだなと思わされました。
    人を愛するということはある意味で狂気的な側面を持っていないと保てないものなのかも知れません。

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    2020年11月04日
  • 野ばら

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    ネタバレ

    25歳でもう人生悟ってしまうのは早いのでは、と思いながら読んでいたが、悲しい思い出を美化させるまで待てない、若いまま悲しみを抱きながら生きたい、というのはとても共感できる。

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    2020年11月03日
  • 美女は飽きない

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    ダイエットとおしゃれに余念がない林さんのエッセイ。
    いろいろなダイエットにチャレンジする姿は面白く共感できた。
    ただ庶民のやきもちかもしれないが、ファッションのところでは「セリーヌのxxを買った」とか「ドルチェのスニーカーが」とか、高級なブランドのものをポンポン購入する描写が面白くなかった(笑)

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    2020年09月22日
  • 最高のオバハン 中島ハルコはまだ懲りてない!

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    知り合いが多くて、誰にでもずけずけと物を言うハルコ。無遠慮なようだが彼女のアドバイスは的確そのもの。

    おばはんだけあって身の丈というものが分かっている。自他を客観的に見ているから的確なアドバイスができるのだろう。

    裕福なおばはん、ハルコ。
    貧乏な学生の私には別世界みたいだけれど、非日常が小説の醍醐味だからおもしろかった。

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    2020年09月06日
  • 愉楽にて

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    いくらモテるからってね〜。嫌な感じだな。相手のことを都合よく利用してるだけだよね。こちらも利用しているならお互いさまなんだけど。

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    2020年08月27日
  • ルンルンを買っておうちに帰ろう

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    妬み、嫉み、自己への過大評価、単純な悪口などかなり大胆に思いを連ねた作品。本人自身も自分が嫌になるほどかなりあけっぴろげにしているのでその部分の強さはあるなと。
    林真理子の実態を掴みたい限り。

    43/100

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    2020年08月22日
  • anego

    購入済み

    ドラマでの記憶があり、そのつもりで読んでいたら後半はドロドロとしていて
    最後は怖かった。
    ドラマだと年下の男性との恋愛のイメージが大きかったが、原作は全く違っていた。
    主人公の奈央子の生き方は、自由なのに素敵というより『しんどい』というイメージでした。

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    2020年07月18日
  • 我らがパラダイス

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    途中までは、読んでいて辛かった。
    いずれ自分も親の介護をする事になり、この人たちのように辛い思いをするんだろうな、と。
    想像すると悲しくて。
    でも、後半はとんでもない流れになっていて、普段の自分の感覚なら「いや、あり得ないし」と思うところ、それが逆に良かった。
    ずっと辛いままなら途中で読むのをやめてしまったかも。
    いろいろ、考えてしまいます。

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    2020年07月15日
  • 白蓮れんれん

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    恥ずかしながら「花子とアン」も「柳原白蓮」も認識しておらず、読み終わってからコメントを確認して知りました。
    そのため最後までフィクションだと思い読み進めてしまっていたので、驚きが凄かったです。

    燁子という1人の女性が真っ直ぐに強く自分を貫く様子が描かれていますが、時代の波に飲まれず置かれた環境の中でどう幸せをみつけていくのか。
    周りからみたら充分幸せなはずなのに、どこか自分を不幸と思っているような貪欲さが垣間見えることに少し苛立ちを感じてしまう気持ちもありました。
    ただ人生で自分が幸せだと感じることって本当に人それぞれで、自分が生きている環境、取り巻く世界で大きく変わってくるものだと思います

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    2020年07月06日
  • ウェイティング・バー

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    女性が男性との関わりにおいて心に秘める本音や、自分の目的を達成するためにつく嘘、裏切りなどを書いた短編10作を集めた本。
    短編である為か、林真理子が得意とする上質などろどろは不足するが、身近にいる女性たちが陰で思ってそう、やってそうなことが描かれており、ある意味よりリアルでどろどろしているとも言える。
    身綺麗な女性ほど、本当に何してるか分からないものだな、女性とはやはり賢い、と改めて思わせてくれる短編集。

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    2020年06月28日
  • ルンルンを買っておうちに帰ろう

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    常盤貴子さんオススメとして読んだ。
    結構ブラックで驚いた。
    小池真理子さんとか、色んな人をディスっていて、大丈夫なのかと心配になるほど。

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    2020年06月24日
  • 秋の森の奇跡

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    主人公独特の偏見が入り混じっていて、少しいらいらはしたものの、話の展開自体は悪くなかった。大人の恋愛って感じで、僕は嫌いじゃなかった。

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    2020年06月17日
  • 葡萄が目にしみる

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    30年以上前の本だけど、思春期の悩みとか根本的なものはそんなに変わってないのかもしれないなぁ。そして表題がとてもおしゃれ。

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    2020年06月14日
  • 我らがパラダイス

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    超高級老人ホームに勤める中年の3人の女性たち。それぞれに自分の親の介護の問題に直面している。介護のリアルな現実、先行きの不安。自分の親や自分自身が老いた時のことを思うと身につまされる。主人公の女性たちは常識があり優しく強さもあるけど、それでも追い詰められる様子がなんともつらい。そこへきて超高級老人ホームに親を潜り込ませる作戦。ハラハラドキドキ、なかなか痛快。ただ最後にかけて物語の展開がやや暴走気味。色々と話を広げ過ぎて主題がなんなのかぼやけてしまった。考えさせられるところもあり、エンターテイメント性もあり、面白かったけど、ちょっと残念。

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    2020年06月13日
  • 白蓮れんれん

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    後に朝ドラで、話題になったが、イメージが違った。歌人の部分が描かれてなかった気がする。歌人としての「白蓮」が、自由、恋愛が許されない時代に、地位を捨て自分らしさを貫いたお話に読み入りました。

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    2020年06月09日
  • ルンルンを買っておうちに帰ろう

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    ネタバレ

    言わずと知れた林真理子さんの初期エッセイ。実家にあったため幼い頃からその背表紙は見てきたのだけれど、子供心になんとなく大人の読み物という気がしていてこれまで手に取ったことがなかった。
    が、新型コロナウイルスの影響による自粛期間中の読み物としてついに購入。

    私は最近の林真理子さんのエッセイから手に取った口なので、ここまであけすけな彼女のプライベートな話(特にベッドのなんか)を読むと、もはやフィクションのように思えてしまい、あまり楽しめなかったというのが正直なところ……。

    ごはんのお話や芸能の話から、現代の社会が抱える問題に飛躍して想いを馳せる彼女の文章のが私は好きかなあ。
    ということで星3つ

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    2020年05月17日
  • 六条御息所 源氏がたり 下

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    都に戻ってからの源氏は政治に力を入れ、権力を欲しいままにしてゆく。ここでも女は道具として扱われ、翻弄される。
    若い頃は魅力として捉えられていた、傲慢さや執拗さ、身勝手さが、年齢とともに浮き彫りになり、源氏のいやらしさと女性たちの苦悩があぶり出されていく。

    「六条御息所 源氏がたり」、読み応えたっぷりの大作でした。

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    2020年05月10日
  • 六条御息所 源氏がたり 上

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    すでにこの世のものでなくなった六条御息所から語られる源氏物語。
    家柄、教養、趣味の良さ、嗜み、そして美貌という、女としての全てを兼ね備えた、貴婦人中の貴婦人である六条御息所の悲しみ。
    その六条御息所から語られる源氏の君の女たち。
    一人の女性とて、異性から見た場合と同性から見た評価とで大きく異なるのは現代も同じこと。
    女の立場から見ると、男というのは愚かで都合のよい人生を送っている。
    上巻では源氏が明石から再び京都に帰るまでが描かれている。

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    2020年05月09日