林真理子のレビュー一覧
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着物に夢中になった著者が、買いまくり、あれこれ失敗をして、挙句に日舞とお茶も習って、着物の魅力にとりつかれたエッセイ。
着物は、洋服やブランド品やジュエリーと同じく女性を待ち受ける魔性の散財対象のようだ。
理性が飛んじゃって衝動買いしたり、展示会で言われるままに、何十万、何百万を使ってしまう。
着物屋さんにしてみれば毎度あり、であるが、普通の人は恐ろしくて近づけないワールドであろう。
買うのに何十万とする。
お店で気軽に買えない。販売員がしつこい。
お手入れが大変。
着まわし、着る機会が限定される。
濡らしたり、走ったり、車の運転ができない。
下着や小物など付属品が多い。
着るのに時間がかか -
Posted by ブクログ
マリコさんのファンなので読んでみました。
が、なーんかイマイチでした。
(っていうか、ファンと言っておきながら確認したら記録を付け始めてから20冊の本を読んでいたけど、☆5を付けたものは一冊も無かった。自分でもビックリ)
本書もね、部分的にはとても面白いんです。
レビューで他の人も書いているけど、現代版宇治十条的なお話といえば分かりやすいでしょうか。
家柄の良い超お金持ちのおじさん二人が主役のお話で、東京や京都や外国暮らし中での遊び方とか庶民には想像できない生活っぷりが興味深く、それに伴って思考回路もやっぱりちょっと普通ではないのだけど、あー、こういう人いるだろうなとすんなり受け入 -
Posted by ブクログ
副題が「慶喜と美賀子」にはなっているがヒロインは一人ではなく、最後の将軍・徳川慶喜の姿を「正妻(御台所)側」と「妾(側室)」から描いた一遍。
明治維新で慶喜の役割は他の躍動したひと達にくらべると、薄い印象。
殿様だからこそ果たした何かがあると、しっかり思わなかった。
しかし、司馬遼太郎さんが『最後の将軍 徳川慶喜』をお書きになっているので、それを読んではいないが司馬さんが書かれるほどなら、何かがあるのではと短絡的な気持ちで読みはじめる。
う~ん、
人物像なら司馬さんにかなわないな、と読んでもいない本と比較してしまう。
女性から見て封建時代の英雄なり人物なりを描くというのは難しい。 -
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初出 2017〜18年の日経新聞
現代版源氏物語なんだろうな。
上流階級の50代の男性二人の情事のはなし。
久坂隆之53歳。製薬会社の創業家御曹司で、弟に社長をやらせ、自分はシンガポールに15億円のマンションを買って、そこで駐在員の妻たち、外資の会社に勤める女性たちとの情事を愉しみ、CAもものにする。IT社長たちと遊んでいた若い美人とも遊ぶが、最後はガンを疑われ、死を意識する。
田口靖彦55歳。同様の御曹司だが三男で子会社の社長。妻を亡くしその莫大な遺産を受け継ぎ京都の芸妓を囲うが、才色兼備の中国人学者ファリンと恋に陥る。これには中国語ができ漢詩にも造詣の深い久坂の助けがあった。
久坂もフ -
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読み始めてすぐに、
携帯電話が出てこないし、読んでいて不思議と懐かしい気分になるので
なんだか変だなぁ・・・と思っていたのですが
1990年に連載された新聞小説だったんですね。
私が懐かしさを感じた要因の一つは、
たぶん小説からあふれ出るバブル感。
何十万円もするようなイタリア製のスーツに身を包み、グリーン車で東京に逢引きに出かける主人公の朝子。
一流ホテルのスイートルームに泊まり
愛車の自動車電話(!)で愛人と密会の約束を交わすのだ。
まだネットもスマホもなかった時代に、
自動車電話なんて持たないふつうの不倫カップルたちは
一体どうやって連絡を取り合っていたんだろう・・・
しばし現実を離れ、 -
Posted by ブクログ
ネタバレみずうみの近くにある地方都市の和菓子の老舗”香泉堂”の朝子が旦那が浮気した腹いせ?にフランス料理のレストランをやりたいと言い出し、その店の設計する東京の建築士、大和田と恋に落ちる(不倫)著者のお得意の分野。
その地域のセレブな奥様たちで構成されてるみずうみの会、
その中の元CAの文恵、こっちも大和田の友だちの小説家と不倫するんだけど、そのことは薄汚いって言って、なんかこの朝子にはちっとも共感できないんだけど、あまりにいとも簡単になびきすぎで。
まっ、自分とかけ離れている世界を読むのは楽しいけど…
下巻はいよいよ、本格的に始まる予感。 -
Posted by ブクログ
ミスユニバースの日本代表を決めるキャンプが舞台。
作者が林真理子女史ということで、予選を勝ち抜いた12人のファイナリストたちのドロドロとした女性同士の戦いが描かれるのかと思ったら、意外とアッサリとした作品だった。
強烈キャラは、NYの本部から送り込まれたエルザ。
彼女はファイナリストたちに対し、次々と言い放つ。
「美しさっていうのは力とか可能性・・・」
「あなたたちの美しさの方がずっと価値があります。何故なら美しさは、多くの人たちを幸福にするから」
「ミスユニバースのコンテストは、美を競うものではない。魅力を競うものよ」
過酷な訓練を終え、日本代表に輝くのは誰なのか、読者の興味を惹きながら、最