林真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
林真理子の小説にはどうして狡賢い特に女が出てくるのだろうか。
読んだ後は自分にその狡さに感染しているような気がする。
世の中を、他人を、冷めた目で見てしまう。
知らないほうが幸せでいられたのかもしれないという世界が見えるようになる。
対照的な二つの家庭。
福原家と宮城家。
大切なのは今なのに親の職業や自分や身内の出身校にこだわる女。
自分の夫や子どもに努力させることに努力するつまらない女。
無知だが素直でまっすぐで、不思議に周囲の人々を惹きつける女。
翔の冷めた考え、上昇志向のかけらもない、こういう人が増えれば日本はどうなるのだろうかと強い不安を覚えた。
下流の国になるのか??
今まで出 -
Posted by ブクログ
才能もルックスも恐らく中の上ぐらいの若き服飾デザイナー夏帆が、恋愛や仕事を通してワンランク上の世界の人々と出会って刺激を受け、上昇志向と野心に目覚めていく話。林真理子さんならではの人間観察力に満ちたリアルな登場人物たちと会話、夏帆の迷いや決意、良いところ嫌なところにも共感しつつとても面白く読めた。「勉強の応援をしてくれる」お金持ちの中年男性との付き合いなど、自分が中年になった今となってはラッキーな夢物語!とすんなり受け止められる(笑)。夏帆の若さゆえの強引さや身勝手さにお灸を据えるかのようなエンディング、これにどう対処して乗り越えるかで、夏帆のこの先の大人力が決まってくるのだろうな。
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Posted by ブクログ
面白くて数時間で読めた。
漫画を読む感覚でサラッと読めて、いい気分転換になった。
図々しくて裕福なはずなのに卑しさも感じられるくらいのハルコさんだが、その図々しさを武器に周りの人の悩みを解決していくというストーリーだった。
明るくて悩むより行動派のハルコさんは、読んでいて気持ちが良かった。
また強すぎる個性である図々しさも、主人公がハルコさんに突っ込みをいれながら話が進んでいくので読み手としてはストレス無く読めた。
娯楽要素が強いので他の人にオススメするほどの素晴らしい内容かと言われれば微妙だが、読んで後悔する内容では全く無かった。
面白かった。 -
Posted by ブクログ
面白い。
解説にある通り、化粧品業界の裏話が面白い。
物語りもリアルで面白い。
林真理子さんうまい。
ちなみに、倉田真由美さんの解説がこれまた面白い。(解説好きにはこたえられない)
だから私の感想は端っこで、リアルだったことを書く。
ヒロイン沙美さんの最所の恋人のお母さんの描写。
かなり意地悪っぽくリアルですねー。
初めて許婚の実家を訪れ、お母さんに会う場面。
『ドアが大きく向こうから開けられた。若づくりした女、というのが沙美の第一印象である。そう濃い化粧をしているわけでも、派手な洋服を着ているわけでもない。が、その初老の女には、どこか諦めていないような、体の奥がはしゃいでいるようなと -
Posted by ブクログ
林真理子さんをなんだかずっと存じ上げていた気になっていたが、あそーか、これで有名になった方なのねと納得した。
1982年に初版。
まだまだ、パソコン通信も一般化していない時代。
なのに先取りも先取り、
まさに今、メールで、インターネットのホームページで飛び交っている話し方、書き方で表現してあるエッセイですよ。
内容もしかり。
率直に露悪的といえるほど、恥も外聞もない有体を暴露する。
それも今、みんながなにげなくやっていること。老いも若きも。
ああ、これ読んで恥ずかしくなってきた。
だって、みんな乗っているのだもの。
天才的な先読み。あるいは流行を作ったその才能におどろく!
これが22 -
Posted by ブクログ
1982年、林真理子さんのエッセイ集。まさびバブリーな時代、ヒットした本らしい。
いかにも地口の語調で、来歴や日常の些事について赤裸々に書かれている。しばしばかなり可笑しい件があった。この語りはこんにち言うところの女子トークであろう、華やかであからさまな笑いに満ちた語りの時間が、輝くようである。
この本が当時売れたというなら、本書が時代の気分の普遍性を持っていたということだ。物事に対する一つ一つの感想が「みんな思っていたこと」だったというわけでは必ずしもなく、そうした感想を語るスタイルやそこに描かれる世界、自我に対峙する際のスタンス等の骨子となっているテクスト性が、時代に通底するものを持
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