林真理子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
最初は現実味ある文章で少し読みにくいなと思ってい
たけど、途中からとても面白かった。「女としての幸
せな人生」か「自分の欲に仕事に忠実な人生」が妊娠
という分岐点で悩み自問自答するシーンがとても印象
的だった。化粧広報PRの華やかな職が女や男のリア
ルすぎるぐらいのキャラクターによって左右されてい
くのが読んでいてハラハラした。仕事も恋愛も主人公
は切り替えのスピードが速く、自立した強い女性の理
想像だと思った。
バーでワインを飲まない竹崎も、花
束を渡す田代も素敵だった。多分今読んだこの感想
と、もう少し時間が経って何か仕事に就いた時に読む
のとでは絶対に違って見えると思ったので5年後ぐら
-
Posted by ブクログ
Audible
Audible で再読。
Audible で読んだものを登録していいのか悩んだけど、本は本だし、まぁ良いかと。
相変わらず、上流上流と謳ってるお母さんにイライラした。上流ってなんだよ?!
結局器用に生きるなんてことは難しくて、より良いと考える自分に向かって素直に努力することが、成功の近道なんだなと。まぁ、長女も長女なりに女を磨くって点で努力してたと思うから、評価は難しいけど。
でも誰とも比べることなく、ひたむきに努力してれば、誰かみとめてくれるのかなぁと。
幸せになるために、人を落とすのではなく上がる努力をすることってことか。
上がるってどこにーー???!! -
Posted by ブクログ
ネタバレ「介護は優しい人間が負けるのだ。親を思いやる心を持ち、常識や気配りがある方が負ける。」痛い言葉が、しばらく心に残ったまま。そして、気づく。誰も救い出してくれない。
最後は、ハッピーエンド? お仕着せの高級介護施設を出て、自前で高級な老人ハウスを作って住む。看護師と介護士を雇って。当然、入れるのは「金持ち」だけ? きっと邦子さんらは、きっと、呼ばれることはない。
GM福田さんの”アリとキリギリス”論が正論に思えてくるのが怖い。「年取るのもボケるのも、予想できたハズ。将来の見通しを立てて準備するのが当たり前」、と。ふと、考える。私たちは過渡期にいるのだろうか? 古き良き時代の日本はどうだったの -
Posted by ブクログ
林真理子の小説にはどうして狡賢い特に女が出てくるのだろうか。
読んだ後は自分にその狡さに感染しているような気がする。
世の中を、他人を、冷めた目で見てしまう。
知らないほうが幸せでいられたのかもしれないという世界が見えるようになる。
対照的な二つの家庭。
福原家と宮城家。
大切なのは今なのに親の職業や自分や身内の出身校にこだわる女。
自分の夫や子どもに努力させることに努力するつまらない女。
無知だが素直でまっすぐで、不思議に周囲の人々を惹きつける女。
翔の冷めた考え、上昇志向のかけらもない、こういう人が増えれば日本はどうなるのだろうかと強い不安を覚えた。
下流の国になるのか??
今まで出 -
Posted by ブクログ
才能もルックスも恐らく中の上ぐらいの若き服飾デザイナー夏帆が、恋愛や仕事を通してワンランク上の世界の人々と出会って刺激を受け、上昇志向と野心に目覚めていく話。林真理子さんならではの人間観察力に満ちたリアルな登場人物たちと会話、夏帆の迷いや決意、良いところ嫌なところにも共感しつつとても面白く読めた。「勉強の応援をしてくれる」お金持ちの中年男性との付き合いなど、自分が中年になった今となってはラッキーな夢物語!とすんなり受け止められる(笑)。夏帆の若さゆえの強引さや身勝手さにお灸を据えるかのようなエンディング、これにどう対処して乗り越えるかで、夏帆のこの先の大人力が決まってくるのだろうな。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。