【感想・ネタバレ】マリコ、カンレキ!のレビュー

あらすじ

ついに還暦を迎えた林さん。
美と食への貪欲さは相変わらず、有名人をたくさん呼んで派手な還暦パーティーを開くことに……。

朝ドラ「ごちそうさん」の時代考証がヘン、性根の悪い芸能人を暴露。佐村河内守、小保方晴子、ASKA、タイガー・ウッズなど、2014年に世間を騒がせた人たちや、セクハラ都議オヤジ問題、エラそうな新聞社社員の態度などバッサバッサと毒舌で斬っていく。ちょっと前の出来事を思い出し懐かしくなる爆笑エッセイ第28弾です。

中でも、百田尚樹氏への手紙は読みごたえあり。雑誌ジャーナリズム、つまり週刊文春への批判も連載ページで堂々と書く姿勢はあっぱれです。

また中園ミホさんとの対談「『花子とアン』誕生秘話」が番外編として収録されています。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

男の人はご存知ないだろうが、女だけの外出というのは、とても現金がいるものだ。~お金、足りるだろうかとひやひやするのは、学生の時以来だ。~そして今日。エステに行くためにすっぴんである。タクシーで行きたい。が、お金がない。私はひき出しの中の子どものお年玉に手をつけることにした。

最近、「お食事会、ハヤシさんの空いてる日を出して」と言う人が増えた。こうなると「断わる力」はなす術がない。日にちを言ってくれれば、「すみません、その日は忙しくて」と逃れられる。が、「来月中、何日か空いてる日を出してよ」は、よほど親しい人以外使っちゃいけない、「断わる力」を封じ込める離れ技。

一週間のうちで、木曜日がいちばん疲れる。金曜日だと、「今日一日頑張れば、あとは週末」という気持ちがあるせいで、比較的元気に起きることが出来る。しかし、木曜日となると朝が本当につらい。

~その時私は知ったのである。忙しさと時間のたつ早さは正比例することを。年がら年中忙しがっている人には、一年はあっという間に通り過ぎてしまう。年々そのスピードは早くなっていく。まことに怖しいことではないか。~人の二倍忙しい人は、二倍の早さで寿命は過ぎていく。ヒマだけど、ゆったりした人生、充実はしているけど、めまぐるしく過ぎていく人生。そろそろどっちにするか決めなくては。

0
2023年08月27日

Posted by ブクログ

いつもどおりハズレなしのエッセイ。
全く年齢を感じさせない旺盛な好奇心とバイタリティそして体力。こうでなくちゃ 欲しいものをみんな手に入れることはできないのよね といつも思う。
わたしの気力と体力では 到底ムリだ 笑。

0
2017年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

*ついに還暦!ドルガバの赤い革ジャンに身を包み、ド派手でゴージャスな還暦パーティーを開いた。年を取って変わったのは、何でもはっきり口に出して言える、嫌いな人ともにこやかに会話が交わせる、パーティーで料理を食べることができるようになったこと。どこまでもパワフル、日本でいちばん神ッてる痛快エッセイ第28弾*

ルンルンを買っておうちに帰っていた、あのマリコさんもついに還暦ですか・・・感慨深い。
相変わらず鋭い観察眼に嫌味のない毒舌と絶好調ですが、年齢を重ねて良い具合に開き直ったマリコさんも素敵。こんなにも同じネタで長く愛されるエッセイって他にあるのかな?
時事ネタをすぐに読むのはもちろん、少し年月が経ってから読むのも味わい深くてお勧め。

0
2021年08月14日

Posted by ブクログ

2021年47冊目。
ドラマ「最高のオバハン中島ハルコ」のモデルがいた!!!もう、まんまだわ。
カンレキを迎えたけどまだまだパワフルな日々。
ちょうど今、再放送の「花子とアン」を見ているので中園ミホとの対談がおもしろかった!

0
2021年05月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

行きつけの本屋さんにて。
年末にさくっと読める本をと思い購入。彼女のエッセイを購入するのはこれで2冊目。
エッセイを読むようになってから日が浅いためか、はたまたわたし自身、エッセイというものと相性があまりよくないのかわからないけれど、いまいち頭に入ってこなかった。小説ほど引き込まれなかったな、というのが初読の1番の感想。
とはいえ、文章の流れはおもしろく、オチのある話も多いため、移動の際には持ち歩いて、お気に入りのパートを見つけるなどしたい。
とりあえず、で星3つ。

0
2018年12月30日

「エッセイ・紀行」ランキング