林真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
超高級老人ホームに勤める中年の3人の女性たち。それぞれに自分の親の介護の問題に直面している。介護のリアルな現実、先行きの不安。自分の親や自分自身が老いた時のことを思うと身につまされる。主人公の女性たちは常識があり優しく強さもあるけど、それでも追い詰められる様子がなんともつらい。そこへきて超高級老人ホームに親を潜り込ませる作戦。ハラハラドキドキ、なかなか痛快。ただ最後にかけて物語の展開がやや暴走気味。色々と話を広げ過ぎて主題がなんなのかぼやけてしまった。考えさせられるところもあり、エンターテイメント性もあり、面白かったけど、ちょっと残念。
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Posted by ブクログ
ネタバレ言わずと知れた林真理子さんの初期エッセイ。実家にあったため幼い頃からその背表紙は見てきたのだけれど、子供心になんとなく大人の読み物という気がしていてこれまで手に取ったことがなかった。
が、新型コロナウイルスの影響による自粛期間中の読み物としてついに購入。
私は最近の林真理子さんのエッセイから手に取った口なので、ここまであけすけな彼女のプライベートな話(特にベッドのなんか)を読むと、もはやフィクションのように思えてしまい、あまり楽しめなかったというのが正直なところ……。
ごはんのお話や芸能の話から、現代の社会が抱える問題に飛躍して想いを馳せる彼女の文章のが私は好きかなあ。
ということで星3つ -
Posted by ブクログ
夫が買ってきました。
マリコさんのエッセイなんて意外、と思ったら文章の勉強に、とのことでした。納得。
本書は週刊文春の連載をまとめたもので、なんと33年連載の30冊目だそうです。
週刊誌の連載らしく、本誌に即した時事ネタからわたくし事につなげ、最後はちゃんとオチをつけているテクニックは流石です。
更に無邪気に言いたいことを言っているようで、週刊誌らしくちょっと庶民が知り得ない世界を覗き見させてくれるサービス精神、自身のキャラは守りながら2割の反感と8割の共感を呼ぶ発言(←私個人の印象だけど)など、目の付け所がいいという以前に33年連載の年季を感じました。
実は今までアンアンのエッセイの方し -
Posted by ブクログ
1つの家族を取り巻く、ある変化のお話です。
特に仲がいい家族ではないが、割と経済的にも恵まれていて、暮らしていくには何不自由ない家族ですが、あることをきっかけにとんでもない禁忌を犯します。
他の方の感想を見ると「気持ち悪い」「吐き気がする」と書いてありますが、私はこの物語の中核が何なのかを購入前に調べてから読んだので、特に「気持ち悪い」というような印象は受けませんでした。
ネタバレではありませんが、カニバリズムという単語だけだしておきますね。カニバリズム描写が苦手な人は読まないほうがいいと思います。
作品自体は、母親についてはじめは主体的に描かれているものの、後から娘・息子・夫について