梨のレビュー一覧
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定期購読を始めた小学館の文芸誌『GOAT』も、今回で第4号になるのだそう。今号のテーマは「食」。
まずは知っている作家さんから読み始める。それから知らない人だけれど、タイトルや冒頭の書き出しが気になった作品にも目を向けてみる。そんな小説やエッセイを読んでいくうちに、いろいろな食材や料理が次々と登場してお腹も空いてきた。
カラフルな色のページは、食材を使った紙を採用しているんだとか。付録にはゴート君のほか、おにぎり、卵焼き、お箸などの切り抜きの栞があるのも楽しい。
巻末には辻村深月さんの新刊『ファイア・ドーム』冒頭部分の抄録が掲載されていて、同作に対する興味が一気に高まった。紙か電子で読ん -
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ネタバレ普通の学校の生徒手帳だと思いきや、亡者のための学校の生徒手帳でおもしろかった。その事には結構最初の方で気が付いたのだが、では校則を利用して彼女は何がしたいのかと思い、それがわかった時とてもスッキリした。
生徒手帳だけを読んだ時は手帳を拾った(買った)自分を狙い撃ちされているようでドキドキした。文章が少し恋してくれてるのかな?という感じだったからだが、付属の紙で文章に含まれる感情はもっと黒くてドロドロした物なのだとわかってゾッとした。もしかしたら恋と誤認してほしかったのかな?
手帳の持ち主の彼女は、「俺」に死んでほしかったのかな?と思う。
8年生ということは死から8年だろうか?名前や顔などは変 -
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ネタバレ宇原美咲(うはらみさき)という女子生が落としたなんせんぶ学園の生徒手帳。
ここには一般的な生徒手帳と同様に学則が細かく明記されている。
しかし、明記されている学則の様子がどうもおかしい。
例えば校章には当たり前にあるはずの「高」という字がなかったり、「過度に目立つ状態を避けること」や「校区の内外を問わず、他社の通行を妨げないこと」など、極力目立つことを避けさせたりするような校則が多数記載されてある。
また、放課後に用のない場所や、人目につきにくい暗い場所への集合を”禁止”ではなく促していたり、髪の毛の長さ、色、私服、上着や下着に至るまで、身だしなみや服装を細かく指定したりしている。
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Posted by ブクログ
難しかった!
「今何の話してるんだっけ?」「今誰が語ってる話なんだっけ?」「『私』って誰なんだっけ?」と、かなり混乱しながら読みました。考察とか複雑な話が好きな方にはピッタリな作品だと思います。
状況がよく分からないまま読み進める箇所が多いため不安感もあいまって、しっかり怖かったです。
この話も『鬼門の村』に似てる部分があるなぁと思いました。前に読んだ『ある警察官の奇妙な告発にまつわる諸資料』の感想でも同じこと書きましたが、この3冊の怖さの共通点なのかも。
怪異が発生している時の描写は生々しかったです。そもそも文章を脳内で再現…っと危ない。本作の核心を書いてしまうところでした。
気になる方 -
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Posted by ブクログ
開催を知って、見に行きたいと思いつつ終わってしまった「恐怖心展」の、図録のような一冊。
展示そのものに対してはわりとSNSウケ・話題性重視といった認識だったのだけれど、存外かなりよかった。
恐怖を発症するきっかけは様々でありながら、「ひょんなことから」「なにげない画像から」「誰かの一言から」「ささやかな失敗から」、突然のうちに始まってしまうのが興味深かった。
そんなことで?という一件が、以降その人を捕え長く長く苛んでいくことになる。予期不安というか、恐怖症に伴う症状として、自分の体が思い通りにならないこともまた恐怖。
とりわけ、失敗に対する恐怖を抱く人が持ち歩いていたメモと、罪悪に対する恐怖