【感想・ネタバレ】行方不明展のレビュー

あらすじ

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麒麟・川島明&小説家・高瀬隼子推薦!

読み進めていくと行方不明者には何か共通点があることに気づいてしまう。
もしかしたら僕らが「おいていかれた」のかもしれない
──麒麟 川島明

行方不明、と書いてみる。
どうかそれがあなたにとって望みどおりの形で整っていますように
──高瀬隼子


この本は「行方不明になりたい」と切実に願った人の前にのみ現れる、「異世界への扉」──

ホラー作家・梨×株式会社闇×大森時生主催の不穏な展覧会「行方不明展」が書籍化!

“行方不明”をテーマに作られた、さまざまな架空の“痕跡”、全52件を完全収録。


※この書籍に収録されている展示品は全てフィクションです。

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Posted by ブクログ

東京日本橋で2024年夏に開催された展示の書籍化。フィクションである事は勿論承知なのだが作品の不穏さはあまりにもリアルで行方不明になったという事実が本当にあったのではないかと思わせる。汚い枕は匂いを嗅ぐと激臭がして本物にしか見えない。所在と不在を強く感じる新しい図録。

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2025年01月27日

Posted by ブクログ

ボンヤリどこか違う世界に行きたいな〜と現実逃避してたらいつの間にか会期が終わっていたため読んだ。もっとガチ刑事事件みたいな行方不明を扱うもんだと思って見てたら思いの外ファンタジーな展示してた。まあリアリティ引き上げると倫理的な問題とかも出てくるから、アレなのかな……。

個人的にはわかりやすいお化けとか妖怪とか都市伝説的キャラクターが出てくるよりこういう「身近に潜む(潜んでいたかもしれない)怪奇」に惹かれるタイプなので、これまでの大森/梨プロデュースの中ではかなり好きな部類だった。恐怖心展こそ行きます……。

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2025年07月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とてもおもしろい展示があると噂には聞いていたものの、地方住みのため東京まで出向くことができず諦めていたところ、書籍という形で触れる事ができた。

途中で出てきたフラフープが、TXQ FICTIONの「飯沼一家に謝罪します」で登場した物に見えてドキリとした。
どちらにも大森さんが関わっているので、全くの無関係ではないのかもしれない。

誰かが「いる」とはどういう事なのだろうかなどと考えてしまった。
幼い子供は度々自分の中だけに存在するイマジナリーフレンドを作り出すらしい。その子供にとっては架空の友達は実際に目の前に存在しているのだろう。
この行方不明展で探されている彼らも誰かにとっては実際に存在しているはずなのに、それを人と共有すると「いない」ことになってしまう。
家族が、友人が、恋人が、もしかしたら自分さえも、何を持って存在していると言い切れるのか不安になる1冊だった。

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2025年03月02日

Posted by ブクログ

じっとりと不気味な映像と写真、手紙。行方不明にまつわる展示を一冊にまとめてあり、動画はQRコードで見ることができる。全部が全部映像は収録されているわけではないみたい、実際に観たかったな…。
これって現実?あれ、なんなんだっけ?と混乱するような現実味のある展示品。モキュメンタリーを実際に体験できる展示会だなと思いました。全国回ってくれ!

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2024年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

展覧会に行くことができなかったのですが、書籍化されたと知って、やっと読むことができました。
なんとも言えない不穏な空気感にドキドキしながら読み進め、動画のQRコードは怖くて読み込めず、、
1人だと怖いから、誰かと一緒の時に見ようと思います笑
“行方不明”を、“なりたいもの”という文脈で認識したことがなかったので、最後の高瀬さんの仰るように“行方不明をインストール”してしまったような気がします。

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2024年12月28日

Posted by ブクログ

【内容紹介】
読み進めていくと行方不明者には何か共通点があることに気づいてしまう。もしかしたら僕らが「おいていかれた」のかもしれない
──麒麟 川島明

行方不明、と書いてみる。どうかそれがあなたにとって望みどおりの形で整っていますように
──高瀬隼子


この本は「行方不明になりたい」と切実に願った人の前にのみ現れる、「異世界への扉」──ホラー作家・梨×株式会社闇×大森時生主催の不穏な展覧会「行方不明展」が書籍化!“行方不明”をテーマに作られた、さまざまな架空の“痕跡”、全52件を完全収録。

※この書籍に収録されている展示品は全てフィクションです。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

一言で言うと「不気味」な本です。単なる怖い話とは違う、自分のすぐそばでも起こりそうな生々しさがそう感じさせるのかなと思いました。身に覚えのないメモ、他の人から聞いた記憶にない人物や出来事の話、そういうものって、実は自分の記憶からだけ欠落して行方不明になってしまったのかな。

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2025年07月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

求めていたのは何らかの「怖さ」「不気味さ」。
後者は満たされたのだけれど、前者はさほど。
実際に展示されたものをぜひ見てみたかった。

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2025年07月03日

Posted by ブクログ

体調が悪いため展示会には行けなかったのでせめて少しでも「行方不明展」を味わいたくて購入。写真や文でもいろいろ想像が湧いてくるので実際の展示会はきっともっと「異」な空気が漂っていて素晴らしいものだっただろう。

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2025年02月24日

Posted by ブクログ

「行方不明展」で出展されたものの写真集。

すべてフィクション。作られたものだけど、とてもよくできている。
古ぼけていたり、風雨にさらされていたっぽい張り紙。
しかも、よくわからないことを書いてある、まともなたずね人ではないものたち。

あふれかえる携帯電話。
積み上げられた土。

よくわからない撮影された動画。

言葉は多くなく、それらをみて、イマジネーションでぞわぞわ怖くしていく感じ。

やっぱ現地の展覧会にいけばもっと怖かったんだろうな

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2025年02月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

行きたかったがタイミングが合わず行けなかったので今回書籍化され、どのようなものが展示されていたのかを知れて嬉しかったのと同時に、読むではなく体験したかったという後悔も。
一つ一つの行方不明の証拠が、想像力をかきたてるような、不気味さが梨さんらしさが出ていて良かった。
印象的なのは、行方不明ポスターでランドセルを背負っていた頃の記憶はあります。(多分こんなニュアンス)
のような、一体どんな関わりの誰を探しているの?と問いたくなるポスター。
またどこかで展示をやってくれないかな。

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2025年01月17日

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