梨のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
1巻よりさらに怖い
この手の漫画ってだいたい1巻が一番怖いイメージですが、幸か不幸か2巻のほうが段違いに怖いです。
特に、成立、末路、処理が地味にトラウマになるほど怖かった・・・。
成立にいたっては夢に見た上に、私も例の4文字が日常生活で使えなくなりました(笑)
めっちゃ怖いけど、1巻を読み返してから読むと恐怖が倍増するので、怖い思いをしたい方はぜひ・・・(笑) -
ネタバレ 購入済み
≠くだけだったはずなのに。
体験談という性質上、一つひとつの物語が妙にリアリティがあって怖い。
はっきりとしたオチがない話もあり、それが何とも言いようのない後味の悪さを残してくる。
ちなみに、単なる体験談寄せ集めのコミカライズだと思って読み進めると痛い目をみるので注意。
夜に独りで読んでいると半開きの襖や開きっぱなしのドア、上下左右からの物音が気になること気になること・・・。
恐怖は伝播するものだと思い知らされた。 -
Posted by ブクログ
私がホラー小説を好きな理由は、
①安全な場所から非日常を味わえること
②さまざまなジャンルに枝分かれしていること
③たった数十ページでも、しっかり恐怖を味わえること
はい。
この3つを一度に楽しみたいなら、
このアンソロジーをおすすめします。
『ホラーの扉 八つの恐怖の物語』アンソロジー
世の中にはたくさんのホラーアンソロジーがありますが、
本書が面白いのは、
それぞれの作品がジャンルごとに分けられていること。
ホラーと一口に言っても、
その幅は本当に広い。
私は自他ともに認める(笑)ホラー好きだけれど、
ヒトコワ系やスプラッター系よりも、
オカルトホラーやSFホラーのほうが好みだったりする。
そんなふうに、
「自分はどんな怖さが好きなのか」を
あらためて発見できるのが、このアンソロジーの良いところです。
✧
どれもまったく違う怖さで面白かったのですが、
特に好みだったのはこちら。
◆『終わった町』芦花公園
〈オカルトホラー〉
少しずつ街そのものが不気味なものへと変容していく、
逃げ場のない不条理。
日常がじわじわ侵食されていく感じが、
とても嫌で、とても好きだった。
◆『告発者』雨穴
〈サスペンスホラー〉
ある重大な秘密を抱えた主人公が、
タイムリミットの迫る中で
じわじわと追い詰められていく物語。
怪異そのものよりも、
「この先どうなるの?」という焦燥感が怖い。
◆『さよならブンブン』平山夢明
〈モンスターホラー〉
これは果たしてホラーなのか……?
と思わんでもないのだけれど、
猫好きとしては、
どうしてもブンブンを応援したくなる。笑
✧
そして嬉しいのが、
それぞれの短編の最後に
作品を読み解くための解説がついているところ。
「なぜ、この物語を怖いと感じるのか」
そこまで言語化してくれるので、
読み終えたあとにもう一度作品を振り返るのも面白い。
自分好みのホラーを探したい人はもちろん、
「ホラーを読んでみたいけれど、何から選べばいいかわからない」
という初心者にもぴったりの一冊だと思います。 -
Posted by ブクログ
『GOAT』第4号(特集「食」)です。テーマが「食」だけに、部分的ににんじんやお茶を使用した特殊用紙を採用しているとのこと。巻末に紙の使用資材リストが掲載され、紙の使い分けへのこだわりが感じられます。
4号にもなって今更ですが、GOATには広告がありませんね。というか、紙や内容の企画・発想・実行等、様々なこだわりの熱量発信こそが広告になっている気もします。
若干、薄紅色の背景紙に濃いオレンジ色の文字の紙面があり、少々読みにくかったけど…(歳?)
毎回初読み作家さんの小説との出合いが刺激になりますが、今回は企画もの(エッセイ、対談)に惹かれる部分が多かった気がします。これまでのテーマ「愛」「悪」「美」と比べ、即物的で誰もが毎日経験している日常的なテーマだからでしょうか?
「わたしの偏食」(エッセイ11編)、角田光代さんの「たこ焼き修行中」など、リアルな実情が垣間見られて楽しかったです。食の嗜好や食への執着のみならず、食材や調味料にまで話が及び、個人差が大きい分多視点で、その切り口を楽しみました。
毎号チマチマ読んで、やっと4号に辿り着き(追いつき)ましたが、『GOAT meets』も2号まで出てるんですよね。もう、追いつきません…。 -
Posted by ブクログ
梨さんが編んだ新旧日本人作家によるホラーアンソロジーです。
恥ずかしながら初めて読む作家が多く(川端康成とか谷崎潤一郎とか笑)、「この人こんな文章、作品書くんだ」という文芸ド初心者の気持ちで読ませてもらいました。
岡本綺堂の不思議な怪談「一本足の女」、幻想的でフェティシズムに溢れた川端康成「片腕」、迫真の神経症描写が見事な谷崎潤一郎「恐怖」といった文豪の古い作品も当然良かったのですが、現代を舞台にした鈴木光司「穴ぐら」はヒトコワと水、海の恐怖が交錯するクライマックスは圧巻だし、ネット発のIkr_4185「SCP-040-JP(ねこですよろしくおねがいします)」はモニター表示だから表現方法はバラエティ豊かでかつしっかり新しい恐怖を描いているな、と感心したりと、日本のホラー史を作品で確認しているようでとても良かったです。
泉鏡花「一寸怪」芥川龍之介「近頃の幽霊」廣田龍平「非人間的な文字列」といったその時々の怪談の考察エッセイ?も面白かったです。
ホラー好き上級の方だと物足りないかもですが初心者はもちろんの事、日本ホラーの道程を遡ってみたい方には適切なんじゃないかなと思いました。