梨のレビュー一覧
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
飛んだ物騒なタイトルの今作。
とある男子高校生の自殺にまつわる怪異についての話。
その死に姿は、周囲には薬や破れたお札らしきものが散乱し、自らの髪を嚥下していたという…
何故そこまで恐ろしい姿で死ぬことを選んだのか…?
前半部分と後半部分で読み心地が全然異なる作品でした。
前半部分は、梨さんの得意なモキュメンタルホラー形式で、自殺や学校に纏わる噂話やインタビュー形式です。
言わずもがな、不可解な点が多くて不気味です。
しかし後半部分は、自殺した男子生徒の女友達パートが展開されます。
彼がどのように自殺に至ったのか。
存在しない怪異に怯え、どんどん壊れていく彼。
そんな壊れていく姿を、一歩引い -
-
-
-
Posted by ブクログ
梨さんのこういうタイプの(モキュメンタリーっぽい)作品が好きなのでこの本がでて嬉しいです(・ ^ᵕ^・)
比較的高くて読みやすいのでぜひ、(どんでん返しやモキュメンタリーが好きな人には特に!)読んで欲しいです。
表紙の生徒証明書とテープの材質がちがったり、紙が挟まっていたりしてデザイン面でもこだわられているので、自分的には1000円でも納得の値段です!
最初から予測できない展開になり、とても面白かったです。
最初に ん? となったことがどんどんわかっていって、読み進める度に世界に引き込まれました。
⚠️この先ネタバレ含みます
最初の違和感の正体がわかって おおー となり、さらに油 -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ梨先生の小説はわかりにくい。視点となる人物や情景、時系列がバラバラに変わるからだ。しかし、終盤に差し掛かると、絡まっていた糸が解けるように、物語が収束していく(全ての謎が解けるわけではない)。この本は読み終わるとホラー小説を読んでいるはずなのに、なぜか妙に胸に爽やかな風が吹き抜ける。
この小説は題材がホラーな青春小説だ。最後なんてとてもカッコいい。こんな青春らしい青春を送ってみたかった気もする(いや、怪異には逢いたくないし、死にたくもないけど)。
ああ、青春小説に仕立て上げたんですね彼女が。精一杯騒いで暴れて一花咲かせて、彼と彼女が主人公になることで、怪異を脇役に追いやることができた。そう考え -