梨のレビュー一覧

  • かわいそ笑

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    インターネット怪談。構成がよく出来てるなるほど、とホラーのゾワゾワそっちのけで関心してた。インターネット黎明期を知ってたらより楽しめそうなのが惜しい。呪いのサイクルに知らないうちに巻き込まれてる人を発見し自分自身もまた巻き込まれた気分になる。かわいそ笑

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    2025年05月09日
  • ここにひとつの□がある

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    はじめましての作家さんの連作短編集
    独特の世界観があって初めての体験でした
    途中から私の理解が及ばなくなり、誰か解説してってなります
    何かある作品です
    知らんけど

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    2025年05月09日
  • お前の死因にとびきりの恐怖を

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    ネタバレ

    過去の梨作品とはちょっと毛色が違って、新鮮な気持ちで読めた。とはいえ根底を流れる不気味さや人間の気色悪さは変わらず……。

    今更こんなこと言うなという話だが、やっぱりネットホラー発の作家の作品って紙の本よりスマホでスクロールしながら読んだ方がなんかワクワクする気がする。

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    2025年05月09日
  • かわいそ笑

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    ネット世界に伝わる怪談に関するあれやこれやのお話(?)。

    作中作のような構造で複雑ではあるが、すべてのエピソードによりラストが意味あるものへと変わり、自分なりに考えさせられましたなぁ。ネット怪談の歴史や怪談の発生についてのお話なども興味深く。

    はじめに注意書きがある通り、地の文とインタビューと転載となど、わかりにくさはあるが、しかし確実にそれはそこに存在し、遂行される(?)。
    もう一度読み返してみるとまた違ったようにみえるかも。

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    2025年05月06日
  • 禍話n

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    3.5点
    「アイスの森」で禍話を知り、そこからYouTubeで仕事のお供として大変お世話になっております。

    他の怪談と違うのは、自分の身に置き換えて想像してしまう妙にリアリティのある内容、語り口調にずるずる引き摺り込まれるところ。

    この本でもそれはいかんなく発揮され、梨さんの見事な手腕によって、更なる恐怖がプラスされていて、まじで怖い。

    次に見るYouTubeは、もしかしたら幻の回に当たるかもしれない。。。

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    2025年04月22日
  • ここにひとつの□がある

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    不気味さと好奇心が混ざり合った独特の余韻が残った。
    「箱」という謎めいた存在が引き起こす恐怖は、直接的な怖さよりもじわじわと心に染み込むような感覚。
    著者特有の物語のメタ的な仕掛けが効いていて、読んでいる自分まで「箱」に巻き込まれたような錯覚に陥るのが印象的。
    結末がはっきりしない分、想像が膨らみ、しばらく頭から離れない作品だったが、その分、読者を選ぶんじゃないかなという気がした。

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    2025年04月15日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    心霊系が好みかなと漠然と思っていたものがこの本では細分化されていて、ホラージャンルの多種多様さに驚きました。
    恐怖の対象によって5W1Hで分類するのはわかりやすいし、面白かったです。
    短編が書かれた8ジャンルの恐怖の種類や、そのジャンルに付属する要素の解説は確かにそこが好きなポイントかもしれないなと納得しながら読む事ができ、短編自体の解説もあり答え合わせをすることもできました。
    ホラーについて深掘りしつつ漠然と思っていた好み以外の好みも知る事ができました。

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    2025年04月10日
  • ここにひとつの□がある

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    ネタバレ

    無関係だと思っていた第七章までの話が第八章で回収されて少し感動した。
    箱に関してのいろいろな怖い話があって、同じような内容が無くとても楽しめた。
    答え合わせが明示されていなく、自分でいろいろと考察のしがいがある本だった。

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    2025年04月04日
  • お前の死因にとびきりの恐怖を

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    中盤までのホラードキュメンタリーの空気感が一変する後半。怪談×青春。想像をしていた爽やかさはほぼ無く、どんよりと重たい。自死との向き合い方を何だかとても深く考えた。そして考えれば考えるほど、苦しくなる。怖くなる。思春期特有の不安定さと怪異による恐怖の合致。さもありなん。

    とは言え、梨氏はどうにも小難しい用語を並べたがるなぁ。という印象は否めない。ある程度怪異に正解を持たせたいという本人の意思は分かるんだが、これできちんとその意図が伝わるのかは甚だ疑問だ。

    ただ、同じ文章を反復することによって、逼迫した状況や心情を上手く表現しておられるので、夢中で読み進めてしまった。一気読み。ホラーと呼ぶこ

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    2025年04月02日
  • お前の死因にとびきりの恐怖を

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    梨さんの中では結構面白かったかも。
    ホラーというよりは怪異に囚われた歪な青春小説という感じ。個人的には怪異の詳細とかは詳しく知りたいタイプなのでその辺りが薄いのがちょっと残念。

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    2025年03月22日
  • 禍話n

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    筆者の梨さんの書いた禍話リライトは読んでいたが、配信の方は全然知らなかったので、どの話も知らなくて楽しく怖がれた。
    幕間で紹介されていた「元の話」が気になり、禍話の切り抜きを漁り始めました。
    自分のように、ショートホラーが好きな人が禍話にハマるきっかけになるような本だと思う。

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    2025年03月20日
  • お前の死因にとびきりの恐怖を

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    ネタバレ


    主にネットで有名な共同創作サイト「SCP」とそれをテーマにした小説的な作品を指す「tale」というものがあり、本作品はこれらを固有名詞の使用を極力避け、一般的なホラー小説の一つとして世に出すという試みだと思う。


    scpと小説内では「システムとしての怪異」として説明され、つまり学校がある土地の異常性がこれにあたる。
    土地の異常性とは、怪異が起こりうる場所のように思われ、噂が生み出され、尾鰭をつけながら発展していく土壌。そして精神的に弱っている人がこの場所に近づくとこれらの噂を信じて次第に現実として受け入れるようになっていく。

    創作物としての「scp」が基本的に報告書っぽい客観的な記述、あ

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    2025年03月20日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーの本に興味があり読みました。
    色々なジャンルがあることが分かりました。

    やっぱり人が1番怖いです。

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    2025年03月12日
  • 禍話n

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    怪談ユニットFEAR飯による怪談語りツイキャス「禍話」。膨大なアーカイブを擁する禍話には、存在しない、n回があるという。そんな噂を耳にしたホラー作家、梨が集めたn回の情報を元にしてリライトしたのが本作「禍話n」である─

    わたしは禍話のヘビーリスナーであるため、"気持ち悪く改変された"リライト、ではあるが、元の話を何十回も聞いてる身としては物足りなさがある。加えて、作家とあまり相性がよくない(がホラーファンなので映像作品などはだいたい目を通している)ため、作家の持ち味である「幕間」「オチ」部分を楽しむことも出来ず。

    しかし、禍話をまったく知らないホラーファンが読むなら、元

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    2025年03月02日
  • かわいそ笑

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    ネタバレ

    昔のインターネットに触れていたかどうかで恐怖の度合いが変わりそうな気がした。
    ネット特有の用語とか空気感とか、あんまり知らない人からしたら全体的にハテナになりそう。
    私はインターネット黎明期よりも後に生まれて噂で昔のインターネットを知っているくらいなので、昔のインターネットにあった怖い話、という感覚で読めた。
    あんまり実感として怖くはなかったかも。

    「お前の死因にとびきりの恐怖を」を先に読んでいたのだけれども、この2作品にはどこか似通った空気を感じた。
    「お前の〜」はポジティブで「かわいそ笑」はネガティブ要素が強いけど、どちらも似たような景色の道を歩いている気がする。

    初めのQRコードを読

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    2025年02月28日
  • 行方不明展

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    体調が悪いため展示会には行けなかったのでせめて少しでも「行方不明展」を味わいたくて購入。写真や文でもいろいろ想像が湧いてくるので実際の展示会はきっともっと「異」な空気が漂っていて素晴らしいものだっただろう。

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    2025年02月24日
  • お前の死因にとびきりの恐怖を

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    文芸部の片隅で見つかったUSBメモリ。
    それは、ひとりの男子学生の死に関する情報を集めたものだった。
    その男子学生の死因は「自殺」。
    ただ、発見現場には数々の不可解なものが残されていた。それらの痕跡は、まるで恐怖に苦しんだ結果、超自然的な儀式に手を染めたかのようで……。


    文芸部で発見されたUSB、新聞部の校内記事、合唱部の変遷に関するインタビュー。様々な情報から見つけ出す「真実」の物語。
    まるで恋愛小説のような美しく透明感のある本ですが、梨さんらしい考察要素もあるモキュメンタリ―ホラーで、QRコードで実際に作中のUSBメモリに入っていた情報を見る事が出来たり、何に載っていた情報かによってビ

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    2025年02月23日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    内容として別にそんなに怖くはなかったけど、自分の好きなジャンルがよく分かっていなかったから、分析としてとても良かった。

    オカルトホラー サスペンスホラー シチュエーションホラー SFホラー

    は割とすきかな。怪談とかみたいに結局何者か分からない恐怖はあんまり好きではないかな。

    SFみたいに現実の延長、リアリティのある未来の話系はかなり好き。

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    2025年02月20日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    読みやすかった。普段からSFは好みじゃなくて読まないけど、やっぱり合わなかった。
    ホラーの分類の考えは面白い。
    サイコホラーが1番好きだけど、これには収録されてなくて残念。

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    2025年02月18日
  • 行方不明展

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    「行方不明展」で出展されたものの写真集。

    すべてフィクション。作られたものだけど、とてもよくできている。
    古ぼけていたり、風雨にさらされていたっぽい張り紙。
    しかも、よくわからないことを書いてある、まともなたずね人ではないものたち。

    あふれかえる携帯電話。
    積み上げられた土。

    よくわからない撮影された動画。

    言葉は多くなく、それらをみて、イマジネーションでぞわぞわ怖くしていく感じ。

    やっぱ現地の展覧会にいけばもっと怖かったんだろうな

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    2025年02月17日