梨のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
14歳のみんなに読んでもらおう!ということを前提に考えると、かなり真剣にホラーを楽しんでほしいという意思を感じて大変好ましい。学校生活が怖くなるような話ばかりで作者の皆さんの本気を感じる。梨作品とか、読んだら怖くて夜眠れなくなるんじゃないかな。少なくとも私は眠れなくなるような子供だった記憶がある。芦花公園作品に関してはこれ14歳が読んで大丈夫?トラウマにならない?という老婆心がわいた。怖すぎるんじゃないですかこの話。
ホラーに挑戦する機会をもってほしいという企画自体がすごくいいし、著者の面々がガチガチの豪華陣でいっそ笑っちゃうくらいだ。14歳のみんな、読んで震えあがろうね...... -
Posted by ブクログ
ネタバレ・2月6日に読み始め、10日に読み終えました。
・おもしろかった~。梨さんの本(流通に乗ってる本)はその怪文書を読みましたか以外たぶん全部読んでるんだけど、どれもガラッと変わった構成とか手法で書かれてて、シンプルにものがたりがうまい……と読むたび思っている。
・『かわいそ(笑)』と『6』読んだときは梨さんの話ってキモくて嫌(なのが良い)だな~って思ったけど、今作は全然そんなことなかったな。個人的には全然怖くもなかったかも。ふつうに少女の自由律句集から成る物語みたいな感じで読んじゃった。
・まあ、冒頭の凡例のおかげで、単なる物語として消費できないようになってるんですけどね。ほんとにうまい。
・句(…?)の内容的にはなんというか、たぶん5年前くらいは好んで読んでた系統なんだけど、ここ最近自傷とか精神疾患をコンテンツとして見ることがあまりできなくなってるので、直接的なものはあんまり…!って感じだった。だから黒い方のが好みだったかな。やっぱり不気味というか、い、嫌~…って感じのがこの人の本読んでるなって感じする。
・ただこういう思春期の病的なあれそれ…みたいなテーマって一種の美しさとか、切なさとかの「エモ」的な感情も内包してると思ってるんだけど、そういう切なくてうつくしい、風に見られる彼女たちの物語と同時にゾッとする薄気味悪さが並べられてるのはかなり良い。物語の見たくないところの存在を示されてるようで、対比が効いてる……
・組版もすごくよかったな。梨さんの本って、紙媒体になってこそ最大限のおもしろさを発揮するように作られてるから、本出るたびに欲しいなと思う。
・また梨さんの新作読みたいな♪ -
Posted by ブクログ
2023年春に渋谷で開催された、考察型展覧会「その怪文書を読みましたか」。
展示された怪文書100点以上を収録し、書籍化。
お化け屋敷のプロデュースなどを行うホラーカンパニーの株式会社闇と、怪談作家の梨さんが仕掛けた考察型の展示会「その怪文書を読みましたか」の書籍版です。
この展示会行きたかったけど行けなかった……!!
街中などに貼られる「怪文書」。多くは意味不明な主張をしたり、誹謗中傷や被害妄想など、根拠が不明なものが多いと思われていますが、本当にそうなのか?
その裏に隠されているものが何かあるのではないのか? そんな考察が出来る1冊です。
書籍版だとネタバレに近いQRコードなどが載ってしまっているのですが、実際展示会へ行った方のレポなんかを読むと、現地へ行った場合だともっと考察の余地がある雰囲気だったようです。
書籍版出て嬉しかったですが、やっぱり現地行きたかったなあという気持ちが増しました。
怪文書に関係するホームページなどが実際に閲覧できるようになっていたり、精神的に追い詰められた雰囲気を感じるフォントや筆跡など、当然ではあるのですが怪文書に対する解像度が高くて、現実と非現実の境が曖昧になる感じがとても楽しい。
ちなみに、株式会社闇さんのホームページも凝っててとても面白いのでお勧めです※音量、及びホラー苦手な方は注意 -
Posted by ブクログ
ネタバレ1話目からビジュアルイメージの描写が素晴らしく、大変気持ちが悪い。そこから次は違う話か?と思いきや同僚の失踪というミステリー的な話が入る。よく分からないまま読み進め、一気読みするつもりは無かったがもやもやと嫌な感じがずっとあって、むしろ戻れない、止められない、と思いながら読み進めた。なんなの、、?ってのが結構あるのでもう一度元気になったら読みたいと思う。いやだなあ、、
あと、以前梨さんが手がけてる映像作品を見たので映像が頭に思い浮かんだ。そういうの好きだよねー、って。そして個人的な話、村田沙耶香と今村夏子好きな人は好き。似たような要素が多いので。(地球星人、星の子など) -
Posted by ブクログ
ネタバレ・6月28日から読み終え、7月2日に読み終えました。
・や~なの。
・前作の『かわいそ笑』同様、書籍という媒体を活用しててすごい。すごい嫌。怖いというより"嫌"が勝つなー梨の話って…… キモくて嫌。キモ嫌です。
・どれもこれも嫌であんまり書くことないかも(なんなんだ)。怖さで言ったら4話が一番怖かったかな~。動画の文字起こしって普通の文章より想像がしやすいから…… 緩急で言うならやっぱり3話だな。今回画像だったりテキストでの怖がらせ?がないなと思ってたけどしっかり仕込んでてよかった(嫌)。1P前でもう透けてたのもだいぶ嫌でよかったな。
・テキストのギミックは組版で大きく使われてるよね。上が不自然に空いたレイアウトってたぶんサブタイトルに「six」がないこととかかってるよなあ。
・あと珍しく、答え合わせがあったな~と思った。梨さんはじめ、最近の怪談(?)の流行りって「なんだかわかんない」って要素が大きいと思ってたから新鮮だった。まあ全部を明かすような感じじゃなくて、話の流れに合った上品な明かし方だと感じたな。
・それもあって、(散々嫌だのキモいだの言っておいてこれ言うのもおかしいかなと思うんだけど)なんだかきれいにまとまってるな~って思った。種苗のガイドラインが顕著なんだけど、言葉の選び方が丁寧というか、言葉遣いがやさしい。相手に対して丁寧に教示するときの綺麗さ……
・いやー、でもよかったな、おもしろかった。画像やギミックに怯えるため、ネット上で長文の怪談読むの向いてないから、こうやって書籍で出してくれるのはシンプルに助かる。また新作出たら読みたいのう。