梨のレビュー一覧

  • お前の死因にとびきりの恐怖を

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    ネタバレ


    主にネットで有名な共同創作サイト「SCP」とそれをテーマにした小説的な作品を指す「tale」というものがあり、本作品はこれらを固有名詞の使用を極力避け、一般的なホラー小説の一つとして世に出すという試みだと思う。


    scpと小説内では「システムとしての怪異」として説明され、つまり学校がある土地の異常性がこれにあたる。
    土地の異常性とは、怪異が起こりうる場所のように思われ、噂が生み出され、尾鰭をつけながら発展していく土壌。そして精神的に弱っている人がこの場所に近づくとこれらの噂を信じて次第に現実として受け入れるようになっていく。

    創作物としての「scp」が基本的に報告書っぽい客観的な記述、あ

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    2025年03月20日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーの本に興味があり読みました。
    色々なジャンルがあることが分かりました。

    やっぱり人が1番怖いです。

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    2025年03月12日
  • 禍話n

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    怪談ユニットFEAR飯による怪談語りツイキャス「禍話」。膨大なアーカイブを擁する禍話には、存在しない、n回があるという。そんな噂を耳にしたホラー作家、梨が集めたn回の情報を元にしてリライトしたのが本作「禍話n」である─

    わたしは禍話のヘビーリスナーであるため、"気持ち悪く改変された"リライト、ではあるが、元の話を何十回も聞いてる身としては物足りなさがある。加えて、作家とあまり相性がよくない(がホラーファンなので映像作品などはだいたい目を通している)ため、作家の持ち味である「幕間」「オチ」部分を楽しむことも出来ず。

    しかし、禍話をまったく知らないホラーファンが読むなら、元

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    2025年03月02日
  • かわいそ笑

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    昔のインターネットに触れていたかどうかで恐怖の度合いが変わりそうな気がした。
    ネット特有の用語とか空気感とか、あんまり知らない人からしたら全体的にハテナになりそう。
    私はインターネット黎明期よりも後に生まれて噂で昔のインターネットを知っているくらいなので、昔のインターネットにあった怖い話、という感覚で読めた。
    あんまり実感として怖くはなかったかも。

    「お前の死因にとびきりの恐怖を」を先に読んでいたのだけれども、この2作品にはどこか似通った空気を感じた。
    「お前の〜」はポジティブで「かわいそ笑」はネガティブ要素が強いけど、どちらも似たような景色の道を歩いている気がする。

    初めのQRコードを読

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    2025年02月28日
  • 行方不明展

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    体調が悪いため展示会には行けなかったのでせめて少しでも「行方不明展」を味わいたくて購入。写真や文でもいろいろ想像が湧いてくるので実際の展示会はきっともっと「異」な空気が漂っていて素晴らしいものだっただろう。

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    2025年02月24日
  • お前の死因にとびきりの恐怖を

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    文芸部の片隅で見つかったUSBメモリ。
    それは、ひとりの男子学生の死に関する情報を集めたものだった。
    その男子学生の死因は「自殺」。
    ただ、発見現場には数々の不可解なものが残されていた。それらの痕跡は、まるで恐怖に苦しんだ結果、超自然的な儀式に手を染めたかのようで……。


    文芸部で発見されたUSB、新聞部の校内記事、合唱部の変遷に関するインタビュー。様々な情報から見つけ出す「真実」の物語。
    まるで恋愛小説のような美しく透明感のある本ですが、梨さんらしい考察要素もあるモキュメンタリ―ホラーで、QRコードで実際に作中のUSBメモリに入っていた情報を見る事が出来たり、何に載っていた情報かによってビ

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    2025年02月23日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    内容として別にそんなに怖くはなかったけど、自分の好きなジャンルがよく分かっていなかったから、分析としてとても良かった。

    オカルトホラー サスペンスホラー シチュエーションホラー SFホラー

    は割とすきかな。怪談とかみたいに結局何者か分からない恐怖はあんまり好きではないかな。

    SFみたいに現実の延長、リアリティのある未来の話系はかなり好き。

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    2025年02月20日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    読みやすかった。普段からSFは好みじゃなくて読まないけど、やっぱり合わなかった。
    ホラーの分類の考えは面白い。
    サイコホラーが1番好きだけど、これには収録されてなくて残念。

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    2025年02月18日
  • 行方不明展

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    「行方不明展」で出展されたものの写真集。

    すべてフィクション。作られたものだけど、とてもよくできている。
    古ぼけていたり、風雨にさらされていたっぽい張り紙。
    しかも、よくわからないことを書いてある、まともなたずね人ではないものたち。

    あふれかえる携帯電話。
    積み上げられた土。

    よくわからない撮影された動画。

    言葉は多くなく、それらをみて、イマジネーションでぞわぞわ怖くしていく感じ。

    やっぱ現地の展覧会にいけばもっと怖かったんだろうな

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    2025年02月17日
  • かわいそ笑

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    匿名掲示板や個人サイト文化の描写が丁寧だっただけに夢小説についてももう少し深堀りしてくれて良かったんじゃないでしょうか。となり、そこでやや引いた視点になってしまった。私はXX年前から夢小説真剣部なので。でも痛いあとがきの書き方は完璧。なんならもっとウチらの古傷抉ってよかったよそこで。たぶんそういうのがいちばん呪いとしても効くと思うし絶対。オタクには。局所的に。

    梨作品はwebメディアとの相性が良いし、これもネット文化を絡めた話だったので、わざわざ本で読む意味あるか?と思ったけど最後にダメ押しでトドメ刺してくる感じはさすがやな〜と思いました。

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    2025年02月15日
  • ここにひとつの□がある

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    角川ホラー文庫さんの新刊案内で興味を引かれたので、手に取ってみることに。

    「8編+αの"□"にまつわる新感覚ホラー。」

    第一章『邪魔』、第二章『放課』は比較的オーソドックスなホラー。第三章『カシル様専用』も、ネットフリマを巡るホラーというのは今時なネタで面白けど、内容自体は普通かなーと思っていたら、ラストの締めで「?」と少々理解が及ばない感じに。

    そして第四章『練習問題』。不穏な内容に変わっていく小中学生向け(?)のテスト問題が示されるだけの内容なのだが、次の頁を捲る際のドキドキ感が堪らない。

    第五章『京都府北部で発見されたタイムカプセル』は・・・ごめんなさい、私に

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    2025年02月02日
  • ここにひとつの□がある

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    ・2025年1月6日~1月9日で読みました。
    ・久々の活字だった!久々の活字にしてはピーキーだったな。

    ・まっすぐなホラーから技巧的な(オモコロ特集のときみたいな。)ホラーまであって、梨さんの多彩さを感じました。すごい!


    ・4章練習問題の序盤の問題で「これ人がひとり入れそうな感じでいやだな~」と思っていたら、終盤になるにつれてしっかりそうだったので、あ~~となった。でも4章が一番好みかも。6章穴埋め作業も好き。1章のまっすぐな感じもツカミとして良かった……。

    ・急に官能小説始まったときはびっくりしたけど(官能小説ではないよ~)。


    ・表紙、このタイトルの近くに「梨」って書いてあるとお

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    2025年01月27日
  • ここにひとつの□がある

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    梨さんの短編集だったら『6』のほうが好きでした。ホラーというよりは詩的な文章を読んでいる感覚になる話が多かったです。
    小6女の子×小1男の子の話は映像で見てみたいな。
    大オチのあれは、何……?シュールすぎて笑ってしまった。

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    2025年01月26日
  • 行方不明展

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    行きたかったがタイミングが合わず行けなかったので今回書籍化され、どのようなものが展示されていたのかを知れて嬉しかったのと同時に、読むではなく体験したかったという後悔も。
    一つ一つの行方不明の証拠が、想像力をかきたてるような、不気味さが梨さんらしさが出ていて良かった。
    印象的なのは、行方不明ポスターでランドセルを背負っていた頃の記憶はあります。(多分こんなニュアンス)
    のような、一体どんな関わりの誰を探しているの?と問いたくなるポスター。
    またどこかで展示をやってくれないかな。

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    2025年01月17日
  • ここにひとつの□がある

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    「第二章 放課」が純粋なホラーとして最も楽しめた。練習問題やクロスワードは、ストーリーがなく上手く入り込めなかったが、異様さ不気味さは感じられた。

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    2024年12月28日
  • お前の死因にとびきりの恐怖を

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    少し前に娘が読みたいと言うので買った本。
    カバーイラストに惹かれた模様。
    娘の本棚から拝借。

    ■■高校文芸部の部室で見つかった持ち主不明の一本のUSBメモリ。
    そこにはかつてこの高校に在籍していた少年の死を巡る調査や考察をまとめたドキュメントが保存されていた。

    ともすると悪意すら感じる、死を目前にした少年の異常行動や心神喪失っぷりが書き記されたこの記録は誰が何の目的で残したのか。

    怪異に怯えて自殺を遂げた少年。
    少年と極めて近しい心情を抱きながら時を分かち合った少女。
    この高校に巣食う言い伝え、場としての怪異。

    前半は調査レポート、インタビュー、作中作めいた差し込み、手書き文字や見取り

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    2024年12月28日
  • かわいそ笑

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    話自体はとても面白く、内容の一つ一つがゾッとするような不気味な雰囲気が漂っていて引き込まれるようだった。

    ただ考察が重要になるタイプの小説特有の難しさがあり、読み終わったあとにモヤモヤが残ってあまり気持ちの良い終わりじゃなかった。
    自分の頭で考えてみたり、他の方の考察を調べて見たりしたがすとんと落ち着くようなものがなく、言いようのない宙ぶらりんとした気持ちだけが未だに残っています。

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    2024年12月23日
  • かわいそ笑

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    1.登場人物
    梨……筆者

    2.物語の始まり
    ネット上で同人活動をしていた人が、同じくネット上で仲よかった人たちと同人誌を作ろうという話に。そこで出会った人の一人と遭遇した怪異。

    3.世界観や価値観
    梨(筆者)が集めた話をもとに構成されている。作中作の形をとるモキュメンタリーホラー。

    4.物語のキーワードとテーマ
    作中作の形をとることで、読者が本に没入しやすいようになっている。考察することで、より恐怖が体験できる形となっている。

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    2024年12月08日
  • その怪文書を読みましたか

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    これ、考察することを楽しむ作品なので、シンプルにただの怪文書集だと思って低評価つけてる方は読み方を間違えてます。
    作り物が多い、というのも実はそこがヒントで、あまりネタバレはしませんが、本物の怪文書と作り物の怪文書の違いを意識してみるとこの展示会(書籍)の目的が見えてきます、、

    と、カラクリは面白いものの、ほとんどの読者に低評価つけられちゃうほどの分かりづらさ、そして分かったとしてもそこまでゾクゾクしないので3です。

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    2024年11月30日
  • お前の死因にとびきりの恐怖を

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    ネタバレ

    QRコードが新鮮で世界観に入り込みやすい作品だった。斬新なミステリーで死を選びやり遂げた事を肯定していたのが印象的な作品。

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    2024年11月14日